『風の舞』 『月に星』試写会 『歌追い人』 『復活』 『イン・ディス・ワールド』 『river』 「東南アジア映画祭2003」 『ほえる犬は噛まない』 『アマロ神父の罪』 『マグダレンの祈り』 『カタルシス』 『ボブ・クレイン〜快楽を知ったTVスター〜』 『ここに幸あり』 『クジラの島の少女』 『インファナル・アフェア』(無間道) 「第4回東京フィルメックス」 「邵氏兄弟電影珠玉選 —ショウ・ブラザース特集—」 「中平康レトロスペクティブ」 『HERO』 「第16回東京国際映画祭」 『ドッペルゲンガー』 『サハラに舞う羽根』 「レニ・リーフェンシュタール ART & LIFE」 『ホテル・ハイビスカス』 『少年歌』 『ブラックマスク2』 『ネレ&キャプテン—壁をこえて』 『トランサー』 『ウェルカム・トゥ・コリンウッド』 『トルコ映画の現在』 吉岡しげ美ミニ・コンサート&『ダロウェイ夫人』 『ロスト・バイ・デッド LOST BY DEAD』 『六月の蛇』 「Love Chaplin! チャップリン映画祭」 「タイ映画祭」 「アジアフォーカス福岡映画祭」 『氷海の伝説』 『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』 「シネマコリア2003 in TOKYO」 『チャンピオン』 『白百合クラブ 東京へ行く』 「青.狂.夏.映画.」 『北京ヴァイオリン』 『おばあちゃんの家』 『二重スパイ』 『夏休みのレモネード』 『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』 『Summer Nude』 『戦場に咲く花』 「ぴあフィルムフェスティバル」 『パイラン』 「ブルース・リー没後三十周忌オールナイトイベント」 『運転手の恋』 『黒水仙』 『風の絨毯』 『春の惑い』 『ブルー・エンカウンター』 『ばかのハコ船』 『住井すゑ 百歳の人間宣言』 「NOT TOO SHORT/タイ若手作家短編集」 「ドイツ映画祭 HORIZONTE 2003」 『MOON CHILD』 『家宝』 『チベットの女 イシの生涯』 「スター伝説★劉徳華(アンディ・ラウ)大特集IV」 『ベッカムに恋して』 『ガン&トークス』 「イラン文化週間—悠久なるペルシャ—」 「《追悼レスリー・チャン》〜あなたを忘れない〜 フォーエバー レスリー」 『夢 追いかけて』 『ハッピー・フューネラル』 『ミッシング・ガン』 「まるごと塚本晋也」 『母と娘』 『そして彼女は片目を塞ぐ』 「東陽一特集」 『わたしのグランパ』 『パイナップル・ツアーズ』 『能楽師』 『《あの子を探して》ができるまで』 『キープ・クール』 『ラスムスくんの幸せをさがして』 『武勇伝』 「第5回 イスラエル映画祭」 『草ぶきの学校』 『二人のトスカーナ』 「調布映画祭2003」 『銀幕のメモワール』 『1票のラブレター』 『火山高』 『ラスト・プレゼント』 『オーファンズ』 「パルテノン多摩シネコレクション・監督特集 〜マフマルバフが描くイスラム〜」 『アウトライブ』 『西洋鏡』 『Rei-ya』 『トスカ』 『グレースと公爵』 「『イ・ジェスの乱』『若い男』★無料★上映会」
●『風の舞』闇を拓く光の詩ドキュメンタリー映画・カラー・スタンダード 59分
プロデューサー:宮崎信恵・山崎定人
製作:映画「風の舞」製作委員会・東京シネ・ビデオ株式会社
監督:宮崎信恵1996年、強制隔離のもとにハンセン病の患者を社会から隔離していた「らい予防法」 が廃止になりました。病気が癒えてもなお社会に出ていくことを許されず、実名を伏せ、 肉親との絆さえ断ち切らされて長期にわたって苛酷な人生を負わざるを得なかった 元患者さんたちの苦しみ、悲しみ、怒り………。
この映画では、13歳でハンセン病を発病し、国立療養所大島青松園に隔離された 詩人の塔和子さんの詩の上に、真摯に今を生きている多くの元患者さんたちの姿を重ね、 ハンセン病強制隔離のなかで生きてきた人々の慟哭の思いを伝え、 その『歴史と今』を見つめていきたいと考えています。 (「企画意図」より)
ユーロスペース HP >> http://www.eurospace.co.jp/
※シネマジャーナル60号に監督インタビューが掲載されます。
●『月に星』試写会縁あって撮影現場を見せていただいた『月に星』(田淵史子監督) (シネマジャーナル59号 p.33 で紹介) が完成し、試写会のご案内をいただきましたので、 シネジャ読者の皆様にもお知らせします。
田淵史子第2回監督作品「月に星」
関係者試写会のお知らせ
- 上映日/2003年12月20日 土曜日
- 会場/下北沢トリウッド劇場 http://homepage1.nifty.com/tollywood/
- 上映時間/135分
- 協力金/¥1,000-
- 上映スケジュール
- 1回目/09:55〜12:10
- 2回目/12:20〜14:35
- 3回目/14:45〜17:00
- 4回目/17:10〜19:25
- 5回目/17:35〜21:50
映画館のお席は46席となっております。夜に向かって大変混雑が予測されます。 いらっしゃる前にいり状況をお電話で確認していただけると幸いです。 尚、確実にお席をおとりすることもできますので、 その際には12月15日までにこちらにご連絡くださいませ。
(12月7日まで田淵が留守のため、お急ぎの方は制作の宗形力也 (1242@tk.usen.ne.jp)迄ご連絡ください。 12月7日以降は田淵にご連絡くださいますようお願いいたします。)
珊瑚代表 田淵史子 sango29@mx9.tiki.ne.jp
- Cast
- 加藤友圭子 杉山明子
井上幸太郎 真貝大樹 西沢栄治 白井圭太 SVEN TAPP 田淵史子 江間みずき 下山明貴子 名塚裕美 宮澤茉由 落合史人 芝田遼 吉田兼彬 入江照久 松岡みどり 粟津貴嗣 大野敏之 上原藍子 加藤智紀 加藤亮介 兼山智之 川村舞子 菅野夏美 木下裕子 切塚康太 栗原翔子 小島一徹 小林玲樹 佐藤虎城 鹿倉孝子 篠原綾希子 新堀創世 末永大志 高橋一希 戸田雄一 西山隆行 樋尾麻衣子 福眞吟子 星屋加恵子 増田裕生 港陽平 宗形力也 弓削田理絵 柳本友紀 山崎和男 山本美絵 横山俊子
- Staff
- 脚本・監督/田淵史子
- 撮影/上原源太
- 監督助手/諸江亮 日下部信義 萩原孝昭
- 照明/諸江亮
- 録音/内田雅章 鯉淵雄一
- ヘアメイク協力/土屋裕美
- 制作/宗形力也
- 企画/田淵史子 宗形力也
- 車両・運転/宗形力也
- 珊瑚ロゴマーク/富岡克朗
- スチール/加藤亮介
- 協力
- 下高井戸シネマ
- シネマ・アベニュー
- 荒河治
- 長崎敏朗
- 福眞峰穂 福眞吟子 加藤東 渡邊昌子 宗形令子 田淵漣子 田淵和相
- スペシャルサンクス
- 佐藤武文 徐承完 水野裕子 木下裕子 DAVE SANDERSON
- 内田文 大野なな江 清井愛子 古宮夏希 西冨真理子 山上庄子 山口伸子
- 物語
映画館に努めてはや7年になる杉山は、新しくアルバイトに入った加藤の育成担当だ。 映画館の仕事はもちろんのこと、掃除の仕方、お客さまへの対応、 ありとあらゆることを仕込まなくてはならない。新人の加藤は、面接では見抜けなかったが、 考える能力があることは認めるにしろ、あまりに不器用で、なにをやらせても人の倍はかかある。 やきもきしながらも研修は続く。
はじめは厄介に思えた新人の加藤だが、教えたことは素直にやり、仕事も卒なくこなし、 とにかく伸びる加藤に、杉山はうらやましさや憧れを抱くようになる。 それは加藤がどんなことでも一生懸命に食らい付いてくる性格の人間だからなのだろう。 杉山は思う。私も自分の言いたいことを人にはっきり言える人間だったらいいのに。
毎日、毎日、違うお客さまが映画館に足を運んで、感動を連れて映画館をあとにする。 眼には見えない、手では触れることの出来ない感動というものを、 お客さまの笑顔や涙を通じて実感していく加藤は日々少しずつではあるが変化していく。 杉山と加藤は毎日の映画館での仕事を通じて信頼関係を築き、自分の生き方に答えを見いだしていく。
- 作品紹介
映画「月に星」は、2000年の9月に、銀座テアトルシネマに於いて 「星に願いを〜映画館でお芝居を演(や)ってみる〜」 というタイトルで上映したものを映画の脚本に書き換えて撮影した作品です。
新作映画の撮影を終えて
京王線下高井戸駅で下車し、ゆっくり歩いて3分程のところに「下高井戸シネマ」 があります。もともとは、京王電鉄所有の映画館だったそうですが、現在は、映画館の支配人、 従業員の皆さんはもちろんのこと、下高井戸商店街はじめ、根強いファンによって支えられている、 地域密着型というとても理想的な映画館の一つです。 (現状になるまでの努力は大変なものだったとお見受けいたしました) 都内で上映される映画のほとんどがこの映画館でかかるといっても言い過ぎではないくらい、 邦画をはじめあらゆる国の映画に触れることができるのもこの映画館の特徴です。
ある日、ここの支配人にお手紙を書きました。 「下高井戸シネマで撮影をさせていただけませんでしょうか。」 しばらくして劇場にお邪魔してお返事を伺った時、支配人のお返事はこうでした。 「いいよ、断る理由ないから。好きに使ってくれたらいい。」 …とてもとても浮き世離れしたお返事というか…。 どこへいっても撮影許可がなかなか降りないとか、 時間や金の制約に縛られる世の中では考えられないようなお返事でした。 映画に関わることが好きでたまらないという感じでした。
今回の舞台は、ここ下高井戸シネマです。使用許可をいただいてから約一月、 ほぼ毎日映画館を取材させていただき、台本をイメージから現実に近い形に書き換える作業をしました。 下高井戸シネマのイメージを壊すようなことは絶対にしたくなかったからです。 改めて痛感したことは、一つのことに向き合う時間が長ければ長いほど、 撮影の時に大きな成果があったことです。何でも簡単に済ませることは出来なくはありません。 でも、そういうものは忘れ去られるのも同じくらい早いと思います。
12月20日土曜日、下北沢トリウッド劇場に於いての関係者試写会。 興味のある方は、是非、遊びにいらしてください。
会場:下北沢トリウッド劇場 HP >> http://homepage1.nifty.com/tollywood/
下高井戸シネマ HP >> http://www.ne.jp/asahi/kmr/ski/shimotakaido_cinema.html
●『歌追い人』2000年サンダンス映画祭 特別審査員賞
2000年ドーヴィル映画祭 観客賞
2000年ロサンゼルス映画祭 最優秀プロデューサー賞
2001年インディペンデント・スピリット・アワーズ 新人賞・最優秀助演女優賞
監督:マギー・グリーンウォルド
出演:ジャネット・マクティア、エイダン・クイン、パット・キャロル、 エミィ・ロッサム、タージ・マハール、アイリス・ディメント、ヘイゼル・ディケンズ
2000年/アメリカ映画/109分/原題:Songcatcher/配給:松竹
伝承の音楽を研究しているリリーは教授に昇格できなかった失意の中、アパラチア地方に住む妹を訪ねる。 そこで出会った山の民達の先祖はアイルランド、スコットランドからの移民。 彼らの生活の中には、200年もの間口伝えに残ってきた「バラッド(ラブソング)」があった。
全編が歌、歌、歌です。オペラ出身という少女エミィ・ロッサムの歌を懐かしい思いで聴きました。 「バラッド」はアメリカの音楽のルーツと言われるもの。カントリー、 フォークソングを聞いてきた耳には馴染みがあります。 そうそうたるメンバーで作られたサントラ盤も人気。 (サントラ盤を劇場に持参すると、当日一般料金より200円割引!!)
11月8日(土)より、シブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー
(劇場にて、初日先着100名へのプレゼント、スタンプラリー、 金曜日のライブなどの催しも色々!!)
大阪シネヌーヴォ 11/29〜、福岡KBCシネマ新春公開 他全国順次公開
公式 HP >> http://www.utaoi.jp/
※ シネマジャーナル59号 に関連記事が掲載されています。
●『復活』ロシアの文豪トルストイの原作を、イタリア、フランス、ドイツの合作で映像化したもの。 貴族の青年ドミトリーと孤児のカチューシャのラブストーリーを軸に、階級社会、 政治運動のエピソードも入って中身はぎっしり。3時間余り、眠気も催すことなく見入りました。 女性はたくましいなぁ・・・つくづく思った映画。
監督・脚本:パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演:ステファニア・ロッカ/ティモシー・ピーチ/マリー・ボイマーほか
原作:レフ・トルストイ著「復活」
2002年 モスクワ国際映画祭グランプリ受賞
サンクトペテルブルグ建都300年記念 ロシア芸術祭映画部門参加作品
東京都知事推奨
2002年/イタリア=フランス=ドイツ合作/187分/35mm/カラー/ドルビー/ヴィスタサイズ
11月8日〜 有楽町スバル座・新宿武蔵野館にて公開
劇場窓口にて『復活』の特別観賞券をお買い求めの皆様に、オリジナルポストカードをプレゼント!
『初恋にまつわるエピソード』大募集 詳細は↓HPにて
配給:アルシネ テラン
http://www.alcine-terran.com/main/home.html
●『イン・ディス・ワールド』 In This World2002年/イギリス/89分 2003年ベルリン映画祭グランプリ受賞
監督:マイケル・ウインターボトム(『ウェルカム・トゥ・サラエボ』)
出演:ジャマール・ウディン・トラビ、エナヤトゥーラ・ジュマディン
配給:東芝エンタテイメント 宣伝協力:ムヴィオラ
公開:11月15日(土)より シャンテシネ、関内MGA
公式サイト→ http://www.inthisworld.jp/inthisworld/index.html
パキスタンの難民キャンプで生まれ育ったアフガン人の少年ジャマールと従兄弟のエナヤット。 ふたりはより良い未来を夢みて、得たいの知れない運び屋に金を投じロンドンに向けて旅立った。 それは不法入国を繰り返す旅。パキスタンからイラン、トルコ、イタリア、 フランスを経てイギリスへ。 途中、同じように国を捨てて移民を試みようとする多くの人たちと出会う・・・
デジタル・ビデオで二人の旅を追いかけたドキュメンタリータッチのロードームービーだが、 この旅はあまりに過酷だ。監督がこの映画を撮ろうと思い立った原点は、 2000年6月16日に起きた、 不法入国を試みた中国人58人がトラックのコンテナから遺体で発見されるという事件。 ちょうど監督が英国の人々の難民に対する反感や偏見を感じていたころのことだ。 監督の願いはこの映画を観た人たちが、今、 この世界で何が起こっているかに関心を持ってほしいことだという。
私がこの映画を観て、真っ先に思い出したのが、 パレスチナを代表する作家ガッサン・カナファーニ原作の『太陽の男たち』 (タウフィー・サーレフ監督)だ。 イラクからクウェートへ給水タンク車に潜んで密入国しようとしたパレスチナ難民の男3人が熱死するという衝撃的な結末。 原作が書かれたのはもう30年程前のことだが、 その後も祖国にいられない悲しさを持つ人たちは増える一方だ。
『イン・ディス・ワールド』の二人がイランに入国したときに、 民族服であるシャルワール・カミーズを田舎者扱いされるからと着替えさせられ、 最後に帽子も取られた場面で、彼らが大事にしているアイデンティティまでもが 奪い取られたような思いがした。 彼らを食い物にする運び屋が多い中、旅の途中、 貧しいクルドの人たちが彼ら二人を歓待している姿が心に残った。 お金に恵まれなくてもいい、心豊かに皆が安らかに暮らせる世界が来るのはいつの日だろう。
●『river』企画・原案・監督・脚本 :鈴井貴之
出演:大泉洋/安田顕/佐藤重幸/音尾琢真/森崎博之/中村麻美ほか
95%北海道のスタッフ、俳優が作り上げた作品。 「水曜どうでしょう」という北海道ローカル番組で大人気となった鈴井貴之が監督、大泉洋が主演。 監督2作目の作品。 大泉は『千と千尋』では番台蛙男、『茄子アンダルシア』では主人公ペペの声優もしている。 公開記念の11月5日有明トークイベントは発売後数分で売り切れ〜。 そんなに人気だったとは!映画は(逆説的)男の友情物語。
2003年/カラー/ビスタ/ステレオ/109分
第8回釜山国際映画祭ニュー・カレント部門正式出品作品
第16回東京国際映画祭リージョナル・フィルム部門正式出品作品
11月29日(土)より シネ・リーブル池袋にてロードショー
宣伝:スキップ
配給:クリエイティブオフィス キュー
http://www.office-cue.com/river/index.html
●東南アジア映画祭2003
【会期】2003年12月5日(金)〜14日(日)
【会場】赤坂・ 国際交流基金フォーラム
【主催】独立行政法人 国際交流基金 アジアセンター
【共催】福岡市総合図書館
【Part 2 ベトナム特集/共催】ベトナム社会主義人民共和国文化情報省、 アジアフォーカス・福岡映画祭実行委員会、財団法人大阪国際交流センター 【企画協力】ぴあ株式会社 【協力】NHK、岩波ホール、(財)国際文化交流推進協会(ACE Japan)、(有)ツイン、 富士フィルムグラフィックシステムズ(株)、『血の絆』製作委員会 ★★印は日本初上映
★印は東京初上映PART 1:東南アジア映画パノラマ
- 『サード・ワールド・ヒーロー』Third World Hero ★★(2000年/93分/フィリピン)
- 『ホセ・リサール』Jose Rizal (1998年/178分/カラー/フィリピン)
- 『エリアナ、エリアナ』Eliana, Eliana ★★(2002年/83分/カラー/インドネシア)
- 『オーO−Negative〜恋はデザインできない』O- Negative (1998年/108分/カラー/タイ)
- 『闘牛師』Jogho(1997年/94分/カラー/マレーシア)
- 『フォーエバー・フィーバー』Forever Fever (1998年/95分/カラー/シンガポール)
- 『平和の行進』An Army of Peace ★(1997年/52分/カラー/ビデオ作品/カンボジア)
- 『レッド・ロータス』The Red Lotus ★ (1988年/83分/モノクロ/ラオス)
- 『サザン・ウィンズ』Southern Winds(1992年/112分/カラー/インドネシア=フィリピン=タイ=日本合作)
PART 2:日越外交関係樹立30周年記念 ベトナム映画特集
- 『ハノイの12日間』Hanoi 12 Days and Nights ★(2003年/127分/カラー)
- 『天の網』Heaven's Net ★(2002年・100分/カラー)
- 『ゴミの山の大将』King of Rubbish-Dump ★(2002年/100分/カラー)
- 『メタオ』There was Once a Time When…(2002年/108分/カラー)
- 『グァバの季節』Guava House ★(2000年/103分/カラー)
- 『アパートメント』Collective Flat ★(1999年/90分/カラー)
- 『砂のような人生』Sandy Lives (1999年/90分/カラー)
PART 3:日本=ミャンマー合作『トゥエイ−血の絆』特別プレミア上映
各映画の詳細、上映スケジュール、チケット販売などについては国際交流基金フォーラムのイベントスケジュールのページをご覧ください:
- 『トゥエイTHWAY−血の絆』
- (2003年/196分/カラー)
監督:千野皓司 出演:麻生あかり、ミン・モウ・クン、永島敏行
第二次世界大戦末期、ビルマの戦場に赴いた父が現地女性との間にもうけた異母弟を探しに、 一人の日本人女性がミャンマーを訪れる。構想・製作13年を経て完成した待望の合作。
12月14日(日)
18:00 監督・出演者によるトークショー(司会:佐藤忠男(映画評論家))
18:45 特別プレミア上映
http://www.jfforum.jpf.go.jp/event_sch/details/event_sch_detail.html#se_asia_film
●『ほえる犬は噛まない』(原題 フランダースの犬 )脚本 ポン・ジュノ/ソン・テウン/ソン・ジホ
監督 ポン・ジュノ
撮影 チョ・ヨンギュ
出演 イ・ソンジェ/ペ・ドゥナ/ピョン・ヒボン/キム・ホジョン/コ・スヒ/キム・レハ/キム・ジング/ム・サン/ソン・ジョンソン
2000年/韓国/ 110分
ユンジュは大学の教授になることを夢見ているが、 現実は年上の妻に叱咤されつつ家で無聊をかこつ日々。 団地に響き渡る犬の鳴き声が気になって仕方がない。 ヒョンナムは団地の管理組合で働きつつ、TVに出るようなヒーローに憧れている。 どこにでもいそうなこの二人を軸に、妙な人々と犬達が登場して、 シリアスかと思えば奇想天外な場面も展開・・・。
ポン・ジュノ監督は、日常の場面を切り取ってドラマに仕立てるのが上手い。 新作『殺人の追憶』も韓国でヒットし、大鐘賞で4冠を得たそうだ。日本公開はいつかな。 楽しみ〜。
配給:ファイヤークラッカー
配給協力:グアパ・グアポ
公開:10月18日〜、渋谷ユーロスペースにて
※シネマジャーナル59号に イ・ソンジェ単独インタビューと監督・主演二人の合同記者会見の記事を合計3ページ掲載しています。
ポン・ジュノ監督
ペ・ドゥナ、イ・ソンジェ
イ・ソンジェ
(撮影:かげやまさきこ)
公式 HP >> http://www.hoeruinu.com/
●『アマロ神父の罪』監督:カルロス・カレラ
脚本:ビセンテ・レニェロ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/アナ・クラウディア・タランコン/サンチョ・グラシア/アンヘリカ・アラゴン/ルイサ・ウエルタスほか
メキシコの小さな町に若いアマロ神父が派遣されてきた。司祭は食堂の女主人を情婦に持ち、 町の有力者たちと緊密に繋がっていた。食堂の娘アメリアは敬虔な信者で、 アマロ神父に憧れを募らせる。次第に親しくなってゆく二人・・・。
1875年に発表されたポルトガルの同名小説を元に,舞台を現代のメキシコに移したもの。 聖職者を巡る金と権力、欲望を描き、公開時教会側から激しい抗議の声が上がり、 上映禁止を求める運動まで起こったという。
10月11日(土)より 銀座テアトルシネマにて公開(〜12/12)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2002年/メキシコ/1時間58分
公式 HP >> http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/amaro/index.html
●『マグダレンの祈り』監督・脚本:ピーター・ミュラン
出演:ノーラ=ジェーン・ヌーン/アンヌ=マリー・ダフ/ドロシー・ダフィ/アイリーン・ウォルシュ/ジェラルディン・マクイーワンほか
ある日3人の少女が収容される。1人は従弟にレイプされ、1人は未婚で子どもを出産、 1人は美貌が男性をひきつけ、ふしだらと決め付けられた。 会話も面会も許されず、一日中洗濯(外の世界から引き受ける。もちろん手洗い)に明け暮れる生活。 刑務所よりも過酷な環境で暮らす様子を描いたもの。 冒頭の結婚式で流れる歌が印象的。
マグダレンホームは女子更正施設の名前で「マグダラのマリア(神に祝福される元娼婦)」 に由来している。19世紀のアイルランドに設立され、避難所の役割を果たしていたが、 知られざる影の部分もあった。
そんな施設の存在すら知らず、最後のひとつが閉鎖されたのは1996年ということに驚いた。 ピーター・ミュラン監督は事実を丁寧に取材し、掘り起こして映画という形で世に出した。 実際にこの施設にいた女性も出演しているという。
2002年ベネチア国際映画祭 金獅子賞
2002年/イギリス・アイルランド合作/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/1時間58分/原作 ソニーマガジンズ
配給:アミューズピクチャーズ http://www.amuse-pictures.com/
公開:2003年10月11日より、恵比寿ガーデンシネマにてロードショー公開
●『カタルシス』監督・脚本・編集:坂口香津美
撮影:長谷川貴士
音楽:池辺晋一郎
出演:山口美也子/真那胡敬二/尾上寛之/斉藤麻衣/大高力也/東 孝/川上麻衣子/神尾真由子ほか
2002年/35mm/カラー/アメリカン・ヴィスタサイズ/1時間53分
連続児童殺傷事件をモチーフに、犯人の少年とその家族の贖罪の話です。 あまりにタイムリーで見ていて辛かったです。撮り方がふつうの事件モノと違って、 カメラをひいてアップはなし。ことさらショッキングに作ったりしていません。 セリフが少なく、びょうびょうと吹く風の音、波の音が効果的です。池辺晋一郎さんのピアノ、 映画にも登場する神尾真由子さんのヴァイオリンの音色も印象に残ります。
親の気持になってしまって泣けました。帰りの電車の中で親子3人のシーンが浮かんできて、 涙目になってしまって困りました。どんなに正論を掲げようと、毎日起こっているニュース、 大人のやることを見て子供は育ちます。無力感に襲われています・・・。
11月8日より、新宿武蔵野館で公開
制作 SUPERSAURUS http://www.supersaurus.jp/
配給 アルゴ・ピクチャーズ http://www.argopictures.jp/
●『ボブ・クレイン〜快楽を知ったTVスター〜』監督:ポール・シュレイダー
脚本:マイケル・ガーボシ
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:グレッグ・キニア/ウィレム・デフォー/リタ・ウィルソン/マリア・ベロ/ロン・リーブマンほか
ボブ・クレインは実在の人物。60〜70年代にラジオのDJとして活躍、 「0012捕虜収容所」で一躍TVスターになる。その後はぱっとせず、地方巡業を続ける生活の中、 アリゾナのホテルで何者かに殺される。
映画は事件を追った"The Murder of Bob Crane"(ロバート・グレイスミス著)をもとに、 クレインが辿ったスターとしての一瞬の栄光からミステリアスな死に至る波瀾に満ちた生涯を、 60〜70年代の空気やショウビズ界の現実を背景に、ウィットに富んだ視点で強烈に描く。 好感度??1スターから転落していくクレインを『サブリナ』(95)、 『恋愛小説家』(97)のグレッグ・ギニア。 明るく、どこか憎めない。クレインを快楽に導く親友、 ジョン・カーペンターに個性派のウィレム・デフォー。濃いです。
11月1日公開予定 シアター・イメージフォーラム
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2002年/アメリカ/1時間45分/
●『ここに、幸あり』監督・脚本:けんもち聡
撮影監督:芦澤明子
音楽:長谷川久美子 Hands two Hands
出演:高瀬アラタ、須田邦裕、竹谷佳織、渋谷拓生、眞島秀和、田中要次、須田君のお父様はじめ姫島の人々
玄海灘の小さな離島・姫島は車といえばリヤカーに一輪車という、のどかな島。 この島の演技科志望の“勤労受験生”邦(須田邦裕)に、演技指導に来た“売れないダメ役者” 幸(高瀬アラタ)は、受験に打ち勝つにはと、邦に活を入れるが、戦いはいけないと諭される。 島の人が大好きな相撲は戦いじゃないのかと問う幸に、相撲はスキンシップと邦。 「一堂平和」がモットーのこの島の、ゆるやかに流れる時にとまどいを感じる幸も、 少しずつこの島の空気を感じていく…。
観終わったあとに、ほんわり心が洗われた気分になったこの映画、 なんだか自主製作映画のような印象を受けて、一般公開されることにちょっと驚きも感じた。 監督は、青春映画『いつものように』で、 日本映画プロデューサー協会最優秀新人監督賞を受賞した、けんもち聡監督。 撮影を担当したのは、日本で数少ない女性カメラマン芦澤明子さん (『守ってあげたい』『みすゞ』『HAZAN』(今秋公開))。 次号シネマジャーナル59号に、 芦澤さんに伺った『ここに、幸あり』の撮影のエピソードや、 女性カメラマンの先駆者としてのご苦労などを掲載します。
公式HP: http://www.sachiari.com/index.html
- 東京 渋谷シネ・アミューズ(8月30日(土)公開!--すでに終了)
- 初日舞台あいさつ および 直送!姫島の超美味しい海の”幸”大試食会開催を予定
- 全国順次公開!!
- 大阪 第七藝術劇場 2004年1月中旬〜(?)
- 京都 みなみ会館
- 神戸アートヴィレッジセンター(KAVC)
- 名古屋 シネマスコーレ 12月27日(土)〜
- 2003年/日本映画/35ミリ/86分
- 配給:『ここに、幸あり』製作委員会
- 配給協力・宣伝:グアパ・グアポ
●『クジラの島の少女』監督・脚本: ニキ・カーロ 音楽:リサ・ジェラード
出演:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、ラウィリ・パラテーン、クリフ・カーティス
原題: Whale Rider/ 2003年/ニュージーランド/スコープサイズ/1時間42分/原作 角川書店
ニュージーランドの小さな浜辺の村が舞台。
祖先がクジラに乗ってやってきたと信ずる族長のコロは、 長男ポロランギに後継ぎができるのを心待ちにしていた。 双子を授かるが、母親と男の子は出産時に相次いで亡くなってしまう。 頑ななコロと諍いをし、残った女の子に祖先の勇者と同じ名前を贈った後ポロランギは村を出て行く。 パイケアと名づけられた女の子は、祖父母に育てられて12歳になった・・・。伝統を重んじる頑固なおじいちゃん、 女の子である自分を認めてもらいたいと願う孫娘の交流にじんわり。 新人監督、新人ヒロインの力量に、ベテランのスタッフが加勢してすてきな映画に仕上がった。 家族と伝統の問題にファンタジーの味付け。
提供:日本ヘラルド映画、テレビ東京
配給:日本ヘラルド映画 http://www.herald.co.jp/
今夏 恵比寿ガーデンシネマ(9月13日〜)ほかにてロードショー
●『インファナル・アフェア』(無間道)監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック
脚本:アラン・マック/フェリックス・チョン
視覚効果:クリストファー・ドイル
出演:トニー・レオン/アンディ・ラウ/アンソニー・ウォン/エリック・ツァン/エディソン・チャン/ショーン・ユーほか
邦題は英語の『インファナル・アフェア』。 直訳すると「地獄の業務」?日本語でいう「無間地獄」の中に生きる男たちを描いている。 黒社会と警察が互いに送り込んだスパイの苦悩、 ボスとの緊張感あふれるシーンを堪能してください。
2002年/中国(香港)映画/ドルビーデジタル/スコープサイズ/102分
ハリウッドがリメイク権を争ったのも納得の出来栄え。 史上最高額でワーナー獲得し、 制作にも携わるブラッド・ピットが自ら主演に名乗りをあげているという。 トニーとアンディどっちの役をやるのかな?
香港では前日譚のパート2、続編のパート3の制作が決定している。
第22回香港フィルム・アワード史上最多16部門ノミネート 第22回香港フィルム・アワード主要7部門受賞作品賞
10月11日、渋谷東急<東京>、梅田ブルク7<大阪>他、 全国松竹・東急系にてロードショー!!
提供:コムストック、ポニーキャニオン、テレビ東京ほか
配給:コムストック http://www.comstock.co.jp/infernal.html
公式サイト:http://www.infernal.jp/
●第4回 東京フィルメックス●邵氏兄弟電影珠玉選 —ショウ・ブラザース特集—【宇田川幸洋セレクション】詳細は下記公式ページをご覧ください:
- ◆開催期間
- 平成15年11月22日(土)〜11月30日(日) 9日間
- ◆開催場所
- 有楽町朝日ホール、銀座シネ・ラ・セット、 東京国立近代美術館フィルムセンター小ホール、ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ
- ◆作品数
- 東京フィルメックス・コンペティション 9作品
- 特別招待作品 7作品
- 特別上映「清水宏 生誕100年」 10作品
- 特別上映「イスラム革命前のイラン映画」 7作品
http://www.filmex.net/index-j2003.htm
「ショウ・ブラザース」といえば香港映画の代名詞という一時代を築き、これまでに、 宮廷スペクタル、メロドラマ、ミュージカル、コメディ、怪奇、武侠、クンフー・・・ と娯楽映画のあらゆるジャンルで1000本近い映画を製作し、 数多くのスターや監督を生み出してきました。 数多くの名作の中から、今回、映画評論家の宇田川幸洋氏が選んだ6作品がDVD上 映されます。
期間:2003年11月11日(火)〜15日(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/
JR/地下鉄 御茶ノ水駅・水道橋駅より徒歩7分
電話:03−3291−4339 (午後1〜8時)
料金:一般 1回 800円 3回券 2000円
アテネ・フランセ文化センター会員 1回600円
◆上映スケジュール
- 11月11日(火)
- 16:00 七十二家房客
- 18:00 レクチャー(宇田川幸洋氏)*入場無料
- 19:10 愛奴
- 11月12日(水)
- 17:00 蛇殺手
- 19:00 大哥成
- 11月13日(木)
- 17:00 星際鈍胎
- 19:00 表錯七日情
- 11月14日(金)
- 15:00 愛奴
- 17:00 七十二家房客
- 19:00 星際鈍胎
- 11月15日(土)
- 14:00 表錯七日情
- 16:00 大哥成
- 18:00 蛇殺手
◆上映作品紹介◆
- 『愛奴』
- 監督:楚原(チョー・ユン)1972年 90分
- 香港映画史上もっとも悪名高く物議をかもしたエロチックアクション。
- 『七十二家房客』
- 監督:楚原(チョー・ユン)1973年 98分
- 72人の店子たちが、あこぎな大家夫婦とたたかう集団コメディー。
- 広東語をまくしたてるこの映画が、この年の興業第一位となり、北京語映画時代に幕を引いた。
- 『蛇殺手』
- 監督:桂治洪(カイ・チーホン)1974年 95分
- グロテスクの極限にいどんだ異才監督による蛇をつかったエロチック・サイコ・ホラー。 若き日の甘国亮(カム・コクリョン)が熱演。
- 『大哥成』
- 監督:桂治洪(カイ・チーホン) 1975年 107分
- 汚職まみれで警察が頼りにならなかった時代、人々のために戦った下町のゴッドファーザー成の物語。
- 『星際鈍胎』
- 監督:章国明(アレックス・チョン) 1982年 93分
- セクシーでオツムの弱い美女が宇宙人と「第4種遭遇」し人気スターの座に。 どこへ行くのか先の読めない香港式SFコメディ。鐘楚紅(チェリー・チョン)がういういしい。
- 『表錯七日情』
- 監督:張堅庭(アルフレッド・チェン) 1983年 95分
- 夫に逃げられた若妻と、その家に家財差し押さえのため見張りに泊りこんだ警備員の ロマンチック・コメディ。葉童(イップ・トン)と鍾鎭濤(ケニー・ビー)共演。 イップ・トンが大胆なヌードを見せ、金像奨主演女優賞受賞。
●中平康レトロスペクティブ−映画をデザインした先駆的監督−東京・渋谷 ユーロスペースにて開催!懐かしい日活青春映画がぎっしりです。
9月20日(土)〜11月14日(金)
http://tokyo.cool.ne.jp/nikkatsu/ko_nakahira.htm
●『HERO』監督:チャン・イーモウ
アクション監督:トニー・チン・シウトン
製作:ビル・コン
撮影:クリストファー・ドイル
美術:フォ・ティンシャオ
衣装デザイナー:ワダエミ
音楽:タン・ドゥン
太鼓演奏:鼓童
出演:ジェット・リー/トニー・レオン/マギー・チャン/チャン・ツィイー/ドニー・イェン
配給:ワーナー・ブラザース
2002年/中国/上映時間:99分
公開:8月16日全国松竹・東急にて
公式サイト: http://www.hero-movie.jp
第75回アカデミー賞で外国語映画賞ノミネート
第53回ベルリン国際映画祭・特別賞受賞
第22回香港金像奨・撮影賞、美術賞、視覚効果賞など7部門受賞
紀元前200年、無名(李連杰)と名乗る男が秦王のもとにやってくる。 敵国の刺客「長空(甄子丹)、残剣(梁朝偉)、飛雪(張曼玉)」の3人を討ち 取ったのだ。その経緯を述べるたびに褒賞を受け、秦王に近づくことが許される。 嫉妬と情熱の赤、ロマンの青、真実の白・・・象徴された色が背景と衣装を 染め、話はクライマックスに近づいていく。
*************** 中文字幕だけで見たときには、わかりにくかった筋が字幕版で氷解。 とてもシンプルな話だった。残剣と飛雪のエピソードだけが3度語られていたのだ。 「壮大なスケールと映像美」というキャッチコピーそのまま、 どのシーンも全てスチール写真のように美しく、アップで捕えられる役者の表情がいい。 兵隊にしろ、矢の数にしろ多すぎないかと思うほど。ワイヤーアクションもこれでもか、 である。さすがに「白髪三千丈」の国だけある。 こんな映画が作れて監督冥利につきることだろう。
美しい衣装はワダエミ。ここぞという時響くのは鼓童の太鼓。 エンドロールに流れる歌はフェイ・ウォン。
●第16回 東京国際映画祭◆開催期間 平成15年11月1日(土)〜11月9日(日) 9日間
◆開催場所 Bunkamura ほか渋谷地区周辺および都内の劇場とホール
◆主催 財団法人東京国際映像文化振興会 (第16回東京国際映画祭組織委員会)
プログラム、ゲスト、チケット情報などは↓公式HPへ
http://www.tiff-jp.net/index_j.html
◆協賛企画部門
- 1.「コンペティション」部門
- 2002年7月1日以降に完成した35ミリ長編作品が対象。厳正な予備選考を経た15 本を上映。
- 2.「特別招待作品」部門
- 国内未公開の話題作品を22本を上映。
- 3.「アジアの風」部門
- 新興目覚しいアジア映画の中で、日本で紹介される機会の少ない秀作より17本を上映。
- 4.「ニッポン・シネマ・クラシック」部門 (共催:(社)映画産業団体連合会)
- 5. 「ニッポン・シネマ・フォーラム(NCF)」部門
- (イ) メディア・セレクション2003
一昨年迄の「ニッポン・シネマ・ナウ」、 昨年の「トーキョー・フィルム・メーカーズ・コンベンション」を継承し、 メディアが選んだ日本映画7作品を上映。今年は、 創刊12周年を迎える女性誌「FRaU」が読者を代表して選択。- (ロ) リージョナル・フィルム
日本各地域の伝統と文化に立脚して製作された映画を7地域から7作品を集めて上映。
- 6.第2回東京国際CG映像祭(TIGRAF)
- 世界の最先端CG映像の祭典
CG映像のスペシャリストを招聘して、シンポジウムを開催。 『ファインディング・ニモ』のメイン・クリエーターによる講演、 フランス発のフルCG映画『ケイナ』の日本初上映など盛り沢山の内容。 11月5、6、7日、六本木アカデミーヒルズにて。
- 7. Japanimation特集 〜Japanimationの誕生から未来へ〜
会場 : 東京都写真美術館1階ホール- 11月5日(水) : Japannimationの誕生
- 11月6日(木) : 月刊ニュータイプselections Animation Odyssey 2003 〜検証 Japanimation監督たちの劇場デビュー作
- 11月7日(金) : 月刊ニュータイプselections Animation Odyssey 2003 〜検証 Japanimation監督たちの劇場デビュー作
- 11月8日(土) : スタジオジブリデー 一日まるごとジブリでいっぱい!
- 1. 東京コンテンツマーケット2003 秋(共催)
- 主催:経済産業省中小企業庁、関東経済産業局、中小企業総合事業団
- 会場:東京国際フォーラムB2F 展示ホール
- 期間:11月5日〜11月6日
- 2. 東京国際ファンタスティック映画祭2003
- 主催:東京国際ファンタスティック映画祭実行委員会
- 期間:10月30日〜11月3日
- 会場:新宿ミラノ座
- http://tokyofanta.com/
- 3. 第16回東京国際女性映画祭
- 主催:東京国際女性映画祭実行委員会
- 期間:11月2日〜11月6日
- 会場:東京ウイメンズ・プラザ
- 上映本数:13本(予定)
- 4. オーストラリア フィルム フォーカス2003
- 主催:オーストラリア・フィルム・コミッション
- 会場:東京都写真美術館
- 期間:11月1日〜3日
- 上映本数:4本(うち1本は短編集)
- 5. 中平康レトロスペクティブ
- 主催:日活株式会社
- 期間:11月1日〜11月14日
- 会場:渋谷ユーロスペース
- 上映本数:30本(予定)
- 6. フェデリコ・フェリーニ映画祭(没後10周年記念)
- 主催:株式会社ザジフィルムズ
- 会場:シアター・イメージフォーラム
- 期間:11月1日〜
- 上映本数:11本
- 7. コリアン・シネマ・ウィーク2003
- 主催:駐日韓国大使館韓国文化院
- 会場:イイノホール
- 期間:11月4日〜11月7日
- 上映本数:5本
- 8. 勝新太郎映画祭(追悼七回忌特別企画)
- 主催: 角川大映映画
- 会場: 東京(新文芸坐)11月15日〜12月11日、 横浜(シネマ・ジャック)、大阪(シネ・ヌーヴォ)他、全国順次
●『ドッペルゲンガー』監督:黒沢清
脚本:黒沢清、古澤健
出演: 役所広司/永作博美/ユースケ・サンタマリア/柄本明/佐藤仁美/戸田昌宏ほか
事故死した弟のドッペルゲンガー(分身)ととまどいながら暮らす由佳(永作)。 由佳の友人高野(佐藤)は上司の早崎(役所)に相談してみる。一笑に付す早崎だが、 研究が進まずスランプに陥っている彼の前にも、突然もう1人の自分が現れる。 小心な早崎の隠れた面ばかり持ち合わせているかのように、 軽々と枠を乗り越え好き放題に動き回る分身。 早崎は悩まされつつも研究のために手を借りることになる。
『アカルイミライ』が大ヒット、国内外でも評価の高い黒沢監督と、 毎回コンビを組む役所広司の最新作。 画面を二つに分けたり合成したりの二役演技はコミカルで面白い。 明暗、善悪を演じ分ける役所はさすがの存在感を見せる。シナリオもテンポ良く、 疑問をはさむ余地なく物語が進んで行く。 さて、自分の分身が出てきたらあなたならどうしますか??
主題曲:PE'Z「アンダルシア」
2002年/35mm/カラー/ドルビーSR/ヴィスタ/ 107分
配給:アミューズピクチャーズ
2003年秋 シネ・アミューズ/新宿武蔵野館ほかにて<分身>ロードショー
公式 HP >> http://www.doppel.jp/
●『サハラに舞う羽根』 The Four Feathers監督:シェカール・カプール (『女盗賊プーラン』『エリザベス』)
脚本:ホセイン・アミ(『鳩の翼』)、マイケル・シファー(『クリムゾン・タイド』)
原作:A.E.W.メイスン
撮影監督:ロバート・リチャードソン (『JFK』)
音楽:ジェームズ・ホーナー (『タイタニック』)
出演:ヒース・レジャー(『パトリオット』『ROCK YOU!』『チョコレート』)、 ウェス・ベントリー(『アメリカン・ビューティー』)、 ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』『10日間で男を上手に振る方法』)
2002年/アメリカ・イギリス合作/2時間12分
配給:アミューズピクチャーズ
9月20日〜 みゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー
公式ホームページ http://www.saharanimau.jp/saharanimau/intro.html
英国が、世界の四分の一を支配下に治めていた1884年。 祖国とヴィクトリア女王のために戦うのが当たり前だった時代に、 戦闘に行くのを拒否したエリート士官ハリー(ヒース・レジャー)。 親友ジャック(ウェス・ベントリー)ら連隊仲間から、 臆病者のシンボルである白い羽根を贈られたのをみて、婚約者のエスネ(ケイト・ハドソン)も、 白い羽根を残して彼のもとを去る。 やがて、反乱軍鎮圧のために赴いたスーダンで仲間たちが苦戦を強いられているのを伝え聞いたハリーは、 アラブ人に身をやつし仲間を助けようと戦地に赴く。 そこで出会ったのは、目を負傷して盲目になりながら、 自分の元婚約者エスネの手紙を心の支えに戦い続けている親友ジャックだった…。
愛と友情を前面に押し出して宣伝しているけれど、この映画を観たときに感じたのは、 戦うことのむなしさや、植民地政策の是非。原作は何度か映画化されているというが、 英領インド時代のラホール(現在パキスタン) の生まれであるシェカール・カプール監督ならではの作品となったと強く感じました。
→ Web版特別記事 シェカール・カプール監督記者会見レポート
●「レニ・リーフェンシュタール ART & LIFE」海の生命の美を撮る—映像の世紀の伝説レニ 48年振りの新作
8月、シネセゾン渋谷にて、2作同時モーニング&レイトショー(〜10/31)
ワンダー・アンダー・ウォーター 原色の海
製作・監督・編集:レニ・リーフェンシュタール
撮影:レニ・リーフェンシュタール/ホルスト・ケットナー
音楽:ジョルジオ・モロダー
Impressionen unter Wasser/2002年/ドイツ/カラー/45分
レニ・リーフェンシュタール:1902年ベルリン生まれ。 ヒトラーのナチ党大会を記録した『意志の勝利』('35)、 最も美しいオリンピック映画『民族の祭典』('38)で歴史的称賛を浴びながら、 戦後はナチとの関係を問われ、映画活動を中断。 しかし、73年には、アフリカのヌバ族を撮った写真集『NUBAヌバ』を発表し、 センセーションを巻き起こす。半世紀以上にわたって世界中の芸術家を魅了しつづけ、 同時に、つねに大きな論争の対象でありつづける伝説のアーティスト。
同時公開:『アフリカへの想い』
2000年/ドイツ/60分
監督:レイ・ミュラー
出演:レニ・リーフェンシュタール
写真集『NUBA ヌバ』で、かつて訪れたアフリカを27年振りにレニが再訪するライフ・ドキュメント。
『アンダー・ワンダー・ウォーター 原色の海』: 100歳になろうとしている人が自分で海に潜ってカメラを構えている、 なんてパワフルなおばあちゃんなんだろうと驚く。 水中の映像はただただ美しく,浦島太郎もかくや?という気分。セリフは一つもありません。
『アフリカへの想い』はレニの昔の映像もまじえたドキュメンタリーで、 懐かしい人々と再会するまでを追う。 けっこう突っ込んだ質問にもばしばしと答え、決定的な瞬間を撮らなかったと怒るレニの姿も映す。 もう脱帽です。
シネセゾン渋谷にて各回入替え1作品800円、2作品券は1500円
●8/22(金)『Leni 101 Anniversary!』
伝説的映画監督レニの101回目の誕生日と新作公開を記念して、 スペシャルオールナイト&トークショーを開催
レニの歴史的傑作『民族の祭典』をスクリーンで、35mmフィルム上映!
詳細は↓
http://www.alles.or.jp/pub/theatre/Shibuya/events_shibuya.html
●「海と生命の美展」
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/photography/gallery/200308riefenstahl_leni/
※シネマジャーナル34号にレニの特集記事が掲載されています。
●中江裕司監督新作『ホテル・ハイビスカス』6/14〜公開!9/27〜10/17:キネカ大森にてロードショー
10/18〜11/7:新宿武蔵野館にてロードショー
観た人誰もが元気になれる沖縄発ハッピームービーがいよいよ公開!! シネマジャーナル本誌「南島通信」でもおなじみの中江(岩野)素子さんが脚本を担当しています。 ワンパク少女美恵子に魅了され、沖縄に行きたくなること間違いなし。
- 6月14日(土)〜ロードショー公開
- 渋谷・シネマライズ
- 川崎・チネチッタ
- 千葉・千葉劇場
- その他の予定は下記公式ページをご覧下さい。
(『ホテル・ハイビスカス』関連記事掲載号= 55号、 56号、 57号、 58号)
※初日舞台挨拶決定! 渋谷・シネマライズ
6/14(土)11:00の回終了後、13:00の回の上映前の2回。
中江裕司監督、蔵下穂波(美恵子)、余貴美子(かあちゃん)、照屋政雄(とうちゃん)、和田聡宏(能登島)による舞台挨拶が予定されています。*初日には沖縄月桃入りクレンジングローションのプレゼントもあるそうです(先着100名様)。
公式 HP >> http://www.shirous.com/hibiscus/
シネマライズ HP >> http://www.cinemarise.com/
●『少年歌』ふわふわと漂う新感覚“男の子”ムービー
出演:中村憲和、古澤龍之、田立牧、KONTA
監督・脚本:工藤里沙
プロデューサー:片岡賢蔵 2003年/日本/カラー/DV/27min
シネマ下北沢にて2週間限定ロードショー
10月18日(土)〜10月31日(金) 19:45〜20:55
●『ブラックマスク2』原案・制作・監督:ツイ・ハーク
脚本:ジュリアン・カーホン/ローレント・コーディアド
アクション監督:ユェン・ウーピン
特殊メイク:ソタ・エフェクツ
出演:アンディ・オン/トビン・ベル/ジョン・ポリトー/テレサ・マリア・ヘレラ/ロブ・ヴァン・ダム/テレンス・インほか
2002年/香港/シネマスコープ/ドルビーデジタル/1時間46分
9月13日〜26日、新宿東映パラス3でロードショー公開。
9月27日〜10月10日、名古屋・ピカデリー劇場で公開。
10月18日〜31日、大阪・天六ユウラク座で公開。
配給・宣伝:メディア・スーツ+ツイン
●『ネレ&キャプテン—壁をこえて』( Wie Feuer und Flamme)監督:コニー・ヴァルター
脚本:ナーチャ・ブルンクホルスト
撮影:ペーター・ニクス
出演:アンナ・ベルトー/アントニオ・ヴァネク/ティム・ザンダー/アーロン・ヒルデブラント/ミャエル・クラッベ ほか
制作:Xフィルム・クリエイティブ・プール
2001年/ドイツ/35mm/1:1,85/1時間42分
© X Filme creative pool/ZDF 配給 パンドラ1982年のベルリンが舞台。
ドイツが分断されていたころ、実際にあったエピソードを元にした青春ラブロマンス。 東ベルリンのパンクロッカーのキャプテンと、西の女子高校生ネレが出会って恋に落ちる。 それまで東の事情にも、政治にも関心がなかったネレ。 キャプテンのために危険を冒して8ミリテープ運びまでする。西のTV局で放映されたが、 それが元で東の秘密警察に連行されることに・・・。全く知らなかった当時の東の様子など、なんだか近くの国をほうふつとさせます。 女の子がとても行動的、ちょっと浅黒い肌で南国系な顔立ちです。 男の子はショーン・アスティン(『ロード・オブ・ザ・リング』ではすっかり太っていますが) の少年時代みたい。目と髪は黒で可愛いです。 「ロミオとジュリエット」を思い出しました。青春じゃのう(釜じいみたいな感想)。
10月4日(土)ポレポレ東中野(旧 BOX東中野)にてロードショー
配給 パンドラ http://www.pan-dora.co.jp/
この映画は「あいち国際女性映画祭2002」では 『ネバー・マインド・ザ・ウォール』の題で上映されました。 シネマジャーナル57号に、 監督インタビューなどが掲載されています。
●『トランサー 霊幻警察』(2002異霊霊異)監督:ウィルソン・イップ
脚本:ヴィンセント・コク/ウィルソン・イップ/クォック・チーキン/ゼトー・カムユン
撮影:プーン・ハンサン
出演:ニコラス・ツェ/スティーブン・フォン/ロー・カーイン/サム・リー/レイン・リー/ダニエル・グラハムほか
2001年/香港/カラー・ビスタサイズ/ドルビーSRD/1時間37分/
ヤウ(ツェ)は警察の特殊部門2002に属している。 幽霊(サム・リー)と組んで悪霊による事件を解決するのが任務だ。 後見人のチャン(カーイン)によると、 ヤウは孤独な運命で彼と親しい人物はことごとく早死にするのだとか。 バスで会う女性に好意をもっても、死なせるのを恐れて親しくなることができない。 サムが転生のため別れることになり、交通警官のフォンがパートナーに志願する。 しかし幽霊とのコンビでなければいけないのだ・・・
幕の内弁当状態のとっても香港らしい映画。笑い、友情、恋にアクション、 ホラーの味付けもあり。
配給:GAGAアジアグループ http://www.gaga.ne.jp/
9月20日よりキネカ大森ほか全国で順次公開
●『ウェルカム・トゥ・コリンウッド』監督:アンソニー・ルッソ&ジョセフ・ルッソ
製作:スティーブン・ソダーバーグ&ジョージ・クルーニー
出演:ウィリアム・H・メイシー/サム・ロックウェル/ルイズ・ガスマン/イザイア・ワシントン/マイケル・ジェター/アンドリュー・ダボリ/ジェニファー・エスポジート/ジョージ・クルーニーほか
不況の風吹くうらぶれた街、コリンウッド。 喉から手が出るほど金のほしい小悪党たちにぼろ儲けの話が舞い込んだ。 ない知恵しぼって金庫破りを計画するが、ドジばかり。
クセのある俳優がそろって、ベタなドタバタをくりひろげる。 地味だけれど観終わったあと気持がほっこりした作品。 制作に回ったジョージ・クルーニーが伝説の金庫泥棒役でちょい出演。音楽もいいよ。
2002年/アメリカ/1時間26分/
http://www.clydefilms.co.jp/collinwood/
配給:クライドフィルムズ
銀座シネパトス 8/23(土)〜
千葉、大阪、福岡、名古屋で順次公開
●トルコ映画の現在 Turkish Cinema Now期間:10月9日(木)- 10月19日(日)
場所:東京国立近代美術館フィルムセンター
(地下鉄銀座線 京橋駅、地下鉄浅草線 宝町駅 下車1分)
主催=東京国立近代美術館フィルムセンター、駐日トルコ大使館 協力=文化庁
料金=一般800円/高校・大学生・シニア600円/小人400円
今年は「日本におけるトルコ年」。 トルコにまつわる様々な文化事業が実施されていますが、その一環として、 トルコ映画の近年話題作が一挙10作品上映されます。 まだまだ日本でなじみ薄いトルコ映画、古くはユルマズ・ギュネイ監督の「路」など、 どちらかというと暗いイメージの映画が公開されてきましたが、 今回の特集ではコメディやメロドラマ、アクションなど多彩な娯楽映画も上映されます。
◆上映作品◆
オフサイド OFFSIDE 2000 (監)(脚)セルダル・アカル 五月の雲 CLOUDS OF MAY 2000 (監)(脚)(撮)ヌリ・ビルゲ・ジェイラン 天使たちの家 HOUSE OF ANGELS 2000 (監)(脚)オメル・カヴール プロパガンダ PROPAGANDA 1998 (監)(脚)シナン・チェティン 警視シェークスピア COMMISSAR SHAKESPEARE 2000 (監)シナン・チェティン 不条理なゲーム UNFAIR GAME 2000 (監)(脚)ネスリ・チョルゲチェン みどりの光線 GREEN RAY 2002 (監)(脚)ファールク・アクソイ さようなら RAINDROP 1999 (監)ゼキ・オクテン 宿命 FATE 2001 (監)(脚)ゼキ・デミルクブズ 告白 THE CONFESSION 2001 (監)(脚)(撮)ゼキ・デミルクブズ 詳細 >> http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2003-10/kaisetsu.html
●東京ウィメンズプラザフォーラム ミニ・コンサート&シネマ 「聴いて・観て」
- ○吉岡しげ美 ミニ・コンサート「女のことばを歌い続けて。」
- 10月17日(金)午後6時〜6時50分 (開場 午後5時30分)
東京ウィメンズプラザホール
無料 (250名 先着順)
- ○『ダロウェイ夫人』上映
- 1997年イギリス・オランダ合作
- 原作:ヴァージニア・ウルフ、監督:マルレーン・ゴリス、主演:ヴァネッサ・レッドグレイブ
10月17日(金)午後7時〜8時45分
東京ウィメンズプラザホール
無料 (250名 先着順 コンサートに引き続きご覧いただけます)
東京ウィメンズプラザ HP >> http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
詳細 >> http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/seminar2_03101802.html
●『ロスト・バイ・デッド LOST BY DEAD』監督・脚本ほか:辻岡正人
音楽:久保隆史
出演:辻岡正人/大澤真一郎/板谷光子/上田和孝/多賀谷竜大/中村亜希子ほか
制作:辻岡プロダクション
ロックバンドのボーカリスト、アキラの恋人真理が自殺する。自分の身勝手さを悔やみ、 壊れ始めるアキラ。心配して身辺を離れない加奈の思いも届かない。暴走していく荒い画面・・・。
塚本晋也監督作品に俳優として出演していた辻岡正人の初めての監督作品。 塚本流映画作りにふれて、がむしゃらにシナリオを書き始め、4人のスタッフで完成させたもの。 試写でも監督とプロデューサー(どちらも22歳)が礼儀正しく受け付けをしていた。 マンガとゲームで育った(本人談)世代が作りたい一念と勢いで作ったのがよくわかる。
2002/日本/16ミリ(デジタルカメラ撮影)/モノクロ・パートカラー/モノラル/84分
8月30日(土)よりシネマ・下北沢にてロードショー
連日各回イベント予定
10月4日(土)より大阪・第七藝術劇場にてロードショー
配給:ゼアリズエンタープライズ
http://www1.sphere.ne.jp/there-s/
●『六月の蛇』
製作・監督・脚本: 塚本晋也 撮影: 志田貴之 出演: 黒沢あすか、神足裕司、塚本晋也、寺島進、田口トモロヲ、鈴木卓爾
第59回ベネチア国際映画祭(2002年9月)コントロコレンテ部門審査員特別大賞受賞
第34回シッチェス国際映画祭(2002年10月)最優秀美術監督賞受賞
第22回オポルト国際映画祭(2003年2月--3月)ファンタジー特別賞・最優秀主演女優賞受賞
©2002 TSUKAMOTO SHINYA / KAIJYU THEATER
配給:ゼアリズエンタープライズ
『鉄男』『BULLET BALLET』『双生児』などの塚本晋也監督の最新作『六月の蛇』が 5月24日より 渋谷シネアミューズ、 銀座シネラセット などでロードショー公開されます。 『溺れる人』『とらばいゆ』などで役者としても評価の高い塚本監督は、 本作でも主人公の主婦の自慰行為を盗み撮りし脅迫する狂気の男を演じています。
公式 HP >> http://www.asnakeofjune.com/
配給:(株)ゼアリズエンタープライズ HP >> http://www1.sphere.ne.jp/there-s/
©2002 TSUKAMOTO SHINYA / KAIJYU THEATER
配給:ゼアリズエンタープライズ
●「Love Chaplin! チャップリン映画祭」シネリーブル池袋 で8/30--10/3追加上映されます。 詳しくは http://www.itbc.co.jp/plaza/cinema/schedule.htm をご覧下さい!
ビターズ・エンドからのお知らせです:
◆「Love Chaplin! チャップリン映画祭」◆
開催のお知らせ
第56回カンヌ国際映画祭クロージング上映(『モダン・タイムス』)決定!
時代は<チャップリン>を待っていた!
〜人生にはひとかけらのパンと、ほんの少しの勇気と、愛があればいい〜その愛嬌溢れる出で立ちとともに世界で最も愛された映画人、チャールズ・チャップリン。 波乱の人生を送りながらも、生涯をかけて “人の優しさとぬくもり” を伝え続けたチャップリンの人生=映画は、 この混迷と狂騒の時代に生きる私たちの誰もが自問する “人生において本当に大切なものとは何か?”という問いの答えに気づかせてくれるだろう。
そして今、永遠の旅人チャップリンがスクリーンに帰って来る。 恋する主人公のけなげさが愛しい渾身の感動作「街の灯」、 逆境を乗り越えひたむきに生きる人々を讃えた「キッド」、 一匹の犬と愛する女性とともに慎ましく生きる幸福を描いた「犬の生活」、 代償を求めぬ愛のあり方を描いたチャップリン芸の集大成「ライムライト」他 珠玉の名作全12本をニュープリントにて一挙連続上映。 12本ものチャップリン映画を日本で特集上映するのは、実に30年ぶりとなります。
まもなく開催される第56回カンヌ国際映画祭では、今回の上映作品、 『モダン・タイムス』がクロージング作品に選ばれたほか、 パリをはじめとする世界各国の都市でのロードショー公開が大成功を収めるなど、 チャップリン映画は、世界的に注目をあつめています。
「Love Chaplin!チャップリン映画祭」
- 【開催期日】 5月31日〜8月8日
- 【開催場所】 有楽町スバル座
- (JR有楽町駅日比谷口前・有楽町ビル内 tel:03-3212-2826)
- 【上映作品】 ★全作品ニュープリント
- 「犬の生活」1918
- 「担へ銃」1918
- 「キッド」1921
- 「のらくら」1921
- 「巴里の女性」1923
- 「黄金狂時代」1925
- 「サーカス」1928
- 「街の灯」1931
- 「モダン・タイムス」1936
- 「独裁者」1940
- 「殺人狂時代」1947
- 「ライムライト」1952
- 【上映スケジュール】 ★すべて2本立て。入れ替えなし
- 5月31日(土)〜6月13日(金)「キッド」「モダン・タイムス」
- 6月14日(土)〜6月27日(金)「巴里の女性」「黄金狂時代」
- 6月28日(土)〜7月11日(金)「サーカス」「街の灯」
- 7月12日(土)〜7月18日(金)「担へ銃」「独裁者」
- 7月19日(土)〜7月25日(金)「犬の生活」「殺人狂時代」
- 7月26日(土)〜8月08日(金)「のらくら」「ライムライト」
- 【オフィシャル・サイト】
- http://www.herald.co.jp/movies/chaplin/
提供:朝日新聞社/日本ヘラルド映画
配給・宣伝:日本ヘラルド映画/宣伝協力:ビターズ・エンド
サウンドトラック盤:ビクターエンタテインメント
- お問い合わせ:ビターズ・エンド(古森、大島)
- 〒105-0031 渋谷区桜丘町10-13
野元第一ビル302号
Tel: 03-3462-0345
Fax: 03-3462-0621
●タイ映画祭1990年以来13年ぶりのタイ映画祭がやってきます。90年代後半からタイの映画界は大きな飛躍を遂げ、 いまや“タイ映画ルネッサンス”と呼ばれる活況を呈しています。 本映画祭では、ニューウェイブ作品の紹介をはじめ、 新世代の映画人に大きな影響を与えた1950年代の巨匠ラット・ぺスタニーの回顧上映、 『忠臣蔵』『春香伝』と並ぶ国民映画『ナンナーク』をめぐる国際シンポジウム、 日タイ映画交流の歴史をひもとく特集など、盛り沢山の内容でタイ映画の全貌に迫ります。
会期:9月22日(月)〜30日(火)
会場:国際交流基金フォーラムにて(地下鉄銀座線・南北線溜池山王駅12番出口すぐ)
タイムスケジュール、入場料など詳しくはこちら↓
http://www.jpf.go.jp/j/others_j/whats_j/0307/07-06.html
●アジアフォーカス福岡映画祭 9月13日(土)〜23日(火)毎年アジア各国から秀作を集めて開催されるアジアフォーカス福岡映画祭で、 今年も多彩なアジアの映画が上映されます。 今回、オーストラリアから、 自国もアジアの一員、ぜひ参加させてほしいと参加の申し入れがあり、 初上映されることとなりました。
また、「アジアの女性監督たち」特集は、 あえて女性監督作品を意識して集めた訳ではなかったのに、気がついてみれば、 6本の女性監督作品があったので、ひとくくりにしてみたとのことです。 それだけ、女性監督の活躍が各国で増えているといえるでしょう。
この映画祭が初上映の作品で、その後一般公開されない作品もあります。 お近くでない方も、福岡まで観にいく価値のある映画祭に、ぜひお出かけください!
公式ホームページ http://www.focus-on-asia.com/j/index.html
- ★映画祭についての問い合わせ
- NTTハローダイヤルTEL/092-733-5543 TEL/0570-008886
8月1日〜9月30日 毎日 7:00〜23:00
**上映作品**
- ◆アジアパノラマ◆
- 『裸足でヘラートまで』2002年イラン
『僕らのオリンピック』2002年イラン
『歌って』 2003年カザフスタン・日本
『シャドー・キル』 2002年インド
『少年とハーモニカ』 2002年インド
『灼熱の日々』 2003年スリランカ
『メコン・フルムーン・パーティ』 2002年タイ
『マグニフィコ』 2003年フィリピン
『心の言葉』 2001年モンゴル
『ションヤンの酒家』 2002年中国
『小雨の歌』 2002年台湾
『人間喜劇』 2001年台湾
『雲の下を』 2001年オーストラリア
『蕨野行』 2003年日本
『延安の娘』 2002年日本
- ◆アジアの女性監督たち◆
- 『少女ヘジャル』2001年トルコ
『刑務所の女たち』2002年イラン
『Mr. & Mrs.アイヤル』2002年インド
『ワン・ナイト・ハズバンド』2003年タイ
『アメリカン・アドボ』2002年フィリピン
『メタオ』2002年ベトナム
- ◆ベトナム映画コレクション◆
- 『メタオ』2002年ベトナム
『ハノイの12日間』2003年ベトナム
『天の網』2002年ベトナム
『ゴミの山の大将』2002年ベトナム
- ◆韓国映画コレクション◆
- 『もし、あなたなら』2003年韓国
『ボリウルの夏』2003年韓国
『オアシス』2002年韓国
『Lovers' Concerto』2002年韓国
『泣かないで』2001年タジキスタン・韓国
- ●協賛企画・協力企画●
詳細→ http://www.focus-on-asia.com/j/special/index.html
協賛企画 アジアのコラボレーション特集 9月20日(土)〜23日(火) 協力企画 フィリピン・インド映画フェスティバル 9月18日(木)〜22日(月) 協力企画 中国映画フェスティバル 9月23日(火)〜30日(火)
●『氷海の伝説』監督・脚色・脚本・編集:ザカリアス・クスク
出演:ナタール・ウンガラーック/シルヴィア・イヴァル/ピーター・ヘンリー・アグナティアック/ ルーシー・トゥルガグユク/マデリーン・イヴァルほか
2001年カナダ/イヌイット語/172分/35mm/カラー/1:1.185/ドルビーSRD/
岩波ホール創立35周年記念作品オールロケで5年の歳月をかけて撮ったイヌイットの監督スタッフ、 俳優によるイヌイット語での初の長篇映画。
6月28日(土)より9月中旬まで岩波ホール公開
伝承の物語「足の速い人」を基に、四世代に渡る人々の愛憎と厳しい環境での生活が描かれます。 雪と氷と空と海に圧倒されました。3時間近くある映画ですが長さを感じません。 悪霊の話が少しわかりにくかったかな。氷原を走るアタナグユアト (主人公「足の速い人」という意味)は素っ裸です。 岩波ホールファンの奥様たちは目のやり場に困る(大自然の前では小さいこと)かも。
岩波ホール >> http://www.iwanami-hall.com/
配給 アルシネテラン >> http://www.alcine-terran.com/
●『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』上映会インドネシアの元「慰安婦」マルディエムさんの55年ぶりの慰安所への旅を取材したドキュメンタリー映画
インドネシアの元『慰安婦』マルディエム。王宮に仕える家に生まれた彼女は13歳の時、 歌手になれるとだまされて『慰安婦』にさせられてしまった。 元『慰安婦』を代表して、日本とインドネシアの政府とたたかう彼女だが、 仲間達は次々と命を失っていく。 命の限りを感じた彼女は55年ぶりに、『慰安所』を訪ねる旅に出る。 自分の人生を振り返るために。
監督・海南友子(かなともこ)
2001年
93分
山形国際ドキュメンタリー映画祭/インドネシア国際映画祭/ アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭Docs for Sales参加
2001年10月から全国各地で100回以上自主上映開催中
大阪ミニシアター上映
第七芸術劇場(06-6302-2073) 8月末より2週間モーニング上映!
[終了した上映会]
京都上映会
日時・2003年1月8日(水) 18:00〜19:30
1月9日(木) 16:30〜18:00
※9日は上映後 監督によるトークがあります
場所・京都精華大学 情報館AVホール
京都市左京区岩倉木野町137 Tel:075-702-5140
http://www.kyoto-seika.ac.jp/
アクセス
マルチメディア講演会
東京上映会
日時・2003年1月20日(月) (1)17:45〜19:15 (2)20:00〜21:30
1月29日(水) 21:00〜22:30
場所・渋谷 UP LINK FACTORY (アップリンクファクトリー)
渋谷区神南1-8-17 横山ビル5F
Tel:03-5489-0750
http://www.uplink.co.jp/factory/
東京特別上映会
2003年6月16日(月) 18:30〜 国際フォーラム映像ホール
京都特別上映会
2003年7月5日(土) 18:45〜 キャンパスプラザ京都
東京ミニシアター上映
渋谷 UP LINK FACTORY (アップリンクファクトリー) 1000円(1ドリンク付)
http://www.uplink.co.jp/factory/
7/7(月) 13:30〜
7/9(水) 21:00〜
7/10(木) 16:00〜
7/11(金) 21:00〜
7/13(日) (1) 13:30〜 (2) 21:00
7/15(火) 16:00〜
7/16(水) 18:30〜
監督プロフィール:
海南友子(かなともこ) 1971年生まれ。NHKを経て現在フリーのテレビディレクター。 ドキュメンタリーを中心に制作。この映画は初めての長編自主制作作品。
http://www.kanatomoko.jp/
問い合わせ先: Tel&FAX 03-3357-5140
●シネマコリア2003 in TOKYO 開催期間:8月30日(土)〜31日(日)
【会 場】 草月ホール(港区赤坂7-2-21 草月会館内)
地下鉄銀座線/半蔵門線/大江戸線「青山一丁目」駅下車、4番出口より徒歩5分
地下鉄銀座線/丸ノ内線「赤坂見附」駅下車、A番出口より徒歩10分【特 記】 ゲスト、追加イベントなどについては以下の公式サイトを参照(後日、追加発表あり) 【H P】 http://www.seochon.net/cinemakorea/
※ 全指定席 各回定員入替制 日付 時間 作品名 8月30日(土) 13:30 開場 14:00 『太陽はない』(108分) 16:30 開場 17:00 『夢精期』(100分) 8月31日(日) 10:30 開場 11:00 『ムッチマ・ファミリー』(99分) 14:15 開場 14:45 『中毒』(114分)
チケットはもう発売されていますが、『中毒』を除いてまだ購入できます。公開未定の厳選された韓国映画を観るチャンスです!
●『チャンピオン』この一人の男の生き様を見よ!韓国に実在した伝説のボクサー、キム・ドゥックを描いた映画。
(2002年韓国 クァク・キョンテク監督)
ドゥックになりきるため、半年間トレーニングして作り上げたユ・オソンの肉体は必見の価値あり。 貧しい生まれから学校も行けず、ボクシングに出会ってから文字通り「拳ひとつで」成功した男、 ドゥック(ユ・オソン)。 最愛の女性ギョンミ(チェ・ミンソ)ともっと幸せになるために世界をめざしたが・・・。
7/26〜新宿武蔵野館にて公開。
●『白百合クラブ 東京へ行く』〜すばらしき極楽音楽人生〜
『ホテル・ハイビスカス』も絶好調の中江裕司監督最新作で、 結成56年の、沖縄は石垣島の長寿バンド「白百合クラブ」を追ったドキュメンタリー作品。 監督がTHE BOOMのメンバーと引き合せたことから、東京でのライブが決定し、 その模様を中心にメンバーの生活も追っていく。 沖縄のたくましいおじぃ、おばぁに元気づけらること間違いなし! 観終わった後、「豊かに生きる」というのはどういうことか良くわかります。
7/19〜 渋谷シネ・ラ・セットにて公開。
公式 HP >> http://www.shirous.com/shirayuri/
●「青.狂.夏.映画.」7月13日(日)〜8月16日(土)、シネマ・下北沢で青春映画特集
7/13〜7/19 「十八歳、海へ」 監督 藤田敏八 / 「狂った果実」 監督 根岸吉太郎 7/20〜7/26 「けんかえれじい」 監督 鈴木清順 / 「青葉繁れる」 監督 岡本喜八 7/27〜8/2 「あこがれ」 監督 恩地日出夫 / 「ラブレター」 監督 東陽一 8/3〜8/9 「踏みはずした春」 監督 鈴木清順 / 「八月はエロスの匂い」 監督 藤田敏八 8/10〜8/16 「青春とはなんだ」 監督 舛田利雄 / 「これが青春だ!」 監督 松森健 各回入れ替え制、時間は下記サイトをご覧下さい。
特別鑑賞券:1,000円 当日券:一般・学生 1,200円 回数券:2回券 1,800円/全10回券 7,800円シネマ・下北沢 HP >> http://www.cinekita.co.jp/
●『北京ヴァイオリン』『さらば、わが愛/覇王別姫』の陳凱歌監督作品。 中国の田舎町で暮らす貧しい父と息子。 息子は母親の形見のヴァイオリンの練習を重ね、 父は息子を一流のヴァイオリニストにするために全てを捧げる。 コンクールに出場後、二人の生活は北京に移り、そして……。
4月26日(土)よりBunkamura ル・シネマにて公開。
公式 HP >> http://www.cqn.co.jp/violin/
ル・シネマ HP >> http://www.b-lecinema.com/
ル・シネマでの上映は終了しましたが、銀座シネパトス、渋谷シネ・アミューズで 8月15日まで上映しています。
●『おばあちゃんの家』母親と二人でソウルに住むサンウは、ある日突然、田舎のおばあちゃんの家へ連れて行かれる。 母親が新しい仕事を見つけるまでの間、おばあちゃんと暮らすことになったのだ。 読み書きができず口も利けないおばあちゃんをバカにし、 不自由な田舎の生活に不満を爆発させるサンウはわがままのし放題。 しかし、決して叱らず、サンウの願いを一心に叶えようとするおばあちゃんに サンウは少しずつ心を開いていく。 やがて彼の心に信頼と愛情が芽生えた時、母親が迎えにやってくる……。
岩波ホールでの上映は終わりましたが、新宿文化シネマ、シネマ・ベティ、 藤沢オデオン座で上映が続いています。
テアトル系映画情報サイト CINEMA BOX >> http://www.cinemabox.com/
※イ・ジョンヒャン監督の前作『美術館の隣の動物園』に関連して シネジャ48号で監督インタビューを掲載しています。
岩波ホール HP >> http://www.iwanami-hall.com/
●『二重スパイ』しばらく充電中だったハン・ソッキュが、数多く寄せられた脚本の中から、 心を動かされて出演を決めた『二重スパイ』。 『シュリ』のような派手さはないけれど、国家の枠組みってなんだろう・・、 国への衷心の気持ちをこれだけ強く持てるのはなぜだろう・・・ 普通に平和に暮らすことが、どうしてこんなに難しい世界なのだろう・・・と、 いろんな思いが駆け巡った映画でした。
2003年/韓国/123分
監督:キム・ヒョンジョン
出演:ハン・ソッキュ、コ・ソヨン
配給:ギャガ・ヒューマックスhttp://www.gaga.ne.jp/ /東映
公開:6月7日より全国東映系にて拡大ロードショー
◆ストーリー◆舞台は1980年代前半。 脱北者を装い韓国に潜入した北の工作員ビョンホは韓国情報部の信頼を得ることに成功、 国家安全企画部要員となり表向きは南のスパイとなる。 やがて、ラジオのDJをしている女性連絡員ユン・スミから北からの指令がくだり、 二人は恋人同士を装いながら工作を進めるが、やがて二人の間に本物の恋の思いがめばえる。 「北も南も関係ない場所で愛に生きたい」と願う二人の運命は・・・
●『夏休みのレモネード』(Stolen Summer)監督・脚本:ピート・ジョーンズ
出演:アイダン・クイン/ボニー・ハント/ケビン・ポラック/ブライアン・デネヒー/アディ・スタイン/マイク・ワインバーグほか
2001年アメリカ/94分/35mm/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD/小説 ソニー・マガジンズ
マット・ディモンとベン・アフレックの発案で始まったオンライン脚本コンテスト (12,000本も集まったそうな)でグランプリに選ばれた作品。
新人監督を回りが盛り立て、ベテラン俳優と子ども達の演技が光ります。
カトリックとユダヤ教の違いに「へぇ、そうなのか」と驚き、 子どもの素直な思考にじんわりしました。 頭の硬くなった大人は必見。レモネードを飲みながら鑑賞してください。6月28日(土)より シネスイッチ銀座で公開 >> http://www.cineswitch.com/
配給 メディア・スーツ >> http://www.mediasuits.co.jp/
<レモネードの作り方>
レモン 1個(市販のレモン果汁40mlでも可)
砂糖 ティースプーン3杯(お好みで)
アイスキューブ 2、3個
ミネラルウォーター 250ml
●セレブの私生活をかいまみれる・・・? 『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』2001年 フランス イヴァン・アタル監督作品イヴァン(イヴァン・アタル)はスポーツ記者。ごくごく普通の男だが、 おどろくなかれ妻は人気女優のシャルロット(シャルロット・ゲンズブール)! ファンにとりまかれ食事もゆっくりできないし、 なんといってもイヤなのはラブシーンで妻の裸をみんなに見られること。 理解ある夫のつもりだったけど、 今度プレイボーイで名高いイギリス人俳優(テレンス・スタンプ)と共演すると聞いて、 いてもたってもいられなくなり・・・。
夫のジェラシーを描いたドタバタコメディ。 そう、シャルロットがコメディに出演しているのです! 今までとは違った彼女もまた魅力的。 「女優」という仕事の大変さもしっかり描かれています。
(配給/宣伝 シネマパリジャン アルシネテラン)
6/28より、渋谷シネ・アミューズにて公開。
公式 HP >> http://www.cinemaparisien.com/ma_femme_est_une_actrice/
シネ・アミューズ HP >> http://www.cineamuse.co.jp/
●『Summer Nude』企画・監督: 飯塚健
脚本:飯塚健 青野裕介
撮影監督: 長田勇市(J.S.C.)
出演:野波麻帆/古屋暢一/今井雅之/堀口文宏/具志堅用高/きたろう ほか
25人の登場人物のある一日の出来事を描く。オール石垣島ロケ。
配給:アルゴピクチャーズ
キャッチコピーは「感情爆発映画」
http://www.argopictures.jp/news/index.html
公式サイト
http://www.buttercine.com/summernude/
7月12日〜8月1日
テアトル新宿にてレイトショー公開
●『戦場に咲く花』(原題:葵花劫 英題:The Last Sunflower)日中戦争下、満州の片田舎に駅の助役として若い軍人(緒方直人)が赴任してくる。 馬術の名手であったが戦場で足を負傷していた。ある日風呂場で死んでいる彼を駅長の妻が見つける。 小さな駅に住む4人の中国人には彼にそれぞれの遺恨があった。 ひまわりの咲く美しい風景の中、 戦争で歪む人の心や曲げることのできない誇りなどが淡々と描かれる。 『恋人』のジャン・チンミン監督、最初の作品。
出演:緒方直人/ワン・シュエチー/ワン・ラン/チャン・ホエクー/平田満/ディン・ハイフォンほか
監督:ジャン・チンミン
脚本:ジャン・チンミン/カオ・フォン
撮影:チー・シャオニン/ジャ・ユンフォ
原作:カオ・フォン
配給:ポニーキャニオン/ドラゴン・フィルム
2000年/中国・日本/カラー/1時間26分/
7月19日(土)より 新宿ジョイシネマ3 にてレイトロードショー
東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 中台工業ビル1F
03-3209-6180
●ぴあフィルムフェスティバル2003年7月12日(土)〜25日(金)
日比谷・シャンテ シネ2
公式サイト → http://www.pia.co.jp/pff/25th/tokyo/index.html
◆ コンペティション部門 「PFFアワード2003」 新人発掘!
◆ 第13回PFFスカラシップ作品 「バーバー吉野」
◆ PFFスカラシップ作品劇場公開記念 「他、3本。」「青〜chong〜」
◆最新日本映画連続上映
◆発見!TVからの新作家 〜NONFIXトーク〜
◆ 25周年記念特別企画
◇ 巨匠たちのファーストステップ
◇ 韓国人気監督のファーストステップ
◇ WORLD NOW〜世界が見える傑作 ドキュメンタリー〜
◇ 特別協賛企画TOPPAN PRESENTS
「デジタル映像の未来を探る」
もりだくさんの、 ぴあフィルムフェスティバル、WORLD NOWでは、 イスラエル軍に占領されたパレスチナの紛争を命がけで撮影したドキュメンタリー 「ジェニン ジェニン」「ガザ回廊」の2本立てや 「マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人」 セレクション など、まさに今の国際情勢をみすえた作品も上映されます。 また、巨匠たちや韓国人気監督のファーストステップは、今をときめく監督たちの 若き日の作品を観れる貴重な企画です。
●『パイラン』〜私が死んだら、会いにきてくれますか〜(2001年 ソン・ヘソン監督/韓国)
人気作家、浅田次郎の「ラブ・レター」が韓国映画になって鮮やかに生まれ変わった。40過ぎてもチンピラのカンジェ(チェ・ミンシク)は、ある日「奥さんが死んだ」と聞かされる。 かつて小銭稼ぎに偽装結婚した中国人女性パイラン(セシリア・チャン)のことだった。 彼女がカンジェにあてた手紙には、彼への思いが綴られていた・・・。
6/14より 新宿武蔵野館にて“号泣”ロードショー!
公式 HP >> http://www.cqn.co.jp/failan/
新宿武蔵野館 HP >> http://www.musashino-k.co.jp/eiga/eigagai.html
●「ブルース・リー没後三十周忌オールナイトイベント」
- 7月19日(土) テアトル池袋
- 上映作品:
- 『Bruce Lee In G.O.D 死亡的遊戯 2003 Special Edition』
『ドラゴン怒りの鉄拳』(予定)
『ドラゴンへの道』(予定)
- トークショー/プレゼント大会
- ゲストによるスペシャルトークショーや お宝ブルース・リー グッズが当たるプレゼント大会などの開催も予定
『Bruce Lee In G.O.D 死亡的遊戯 2003 Special Edition』 は7/20〜26、テアトル池袋にてイブニングレイトショー公開
テアトル池袋 HP >> http://www.thea-ike.com/
アートポート HP >> http://www.artport.co.jp/
●『運転手の恋』〜ひ・と・め・ぼ・れ〜(2000年 チャン・ホアクン、チェン・イーウェン監督/台湾)
昨年の国内女優賞を総ナメにした感のある宮沢りえ。彼女が2000年に出演した台湾映画が この夏公開される。車にしか興味がないタクシー運転手アチュアン(チゥ・チョンハン)が婦人警官ジンウェン (宮沢りえ)にひとめぼれ。彼女に会いたい、印象づけたい一心で違反を繰り返すが・・・。 物語の前半は、アチュアンの一風変わった家族や運転手仲間、 乗せたお客さんのエピソードがユーモラスに語られ笑えます。 後半はアチュアンの恋の行方にハラハラし、宮沢りえの美しさにドキドキします。
6/28より 新宿ジョイシネマ3にて真夏のレイトロードショー!
●『黒水仙』〜もう一度、逢うためだけに生きてきた〜(2001年 ペ・チャンホ監督/韓国)
宮崎ロケも敢行した話題作、いよいよ公開。ある殺人事件を捜査するオ刑事(イ・ジョンジェ)は、1冊に日記を手に入れる。 それは朝鮮戦争時代、時代に翻弄されたある男女の悲しい物語だった・・・。
韓国のハンサムガイ、イ・ジョンジェの刑事もかっこいいが、なんといっても、 50年牢獄に入ってでも愛する女性を助け、 思い続けていたソクを演じるアン・ソンギが死ぬほどかっこいい。 でも助けたと思っていたジヘ(イ・ミヨン)もまた、ソクを助けるために自らを犠牲にしていた。 時代や周囲の悪者に翻弄され続けた二人がやっと再会できたその時、 それはあまりにもかなしすぎる再会なのだった・・・。
5/31より シブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー!
公式 HP >> http://www.gaga.ne.jp/kurosuisen/
シブヤ・シネマ・ソサエティ HP >> http://www.scs-voice.com/
●『風の絨毯』 〜イランと日本が織り成す合作映画〜監督: カマル・タブリーズィー(『テヘラン悪ガキ日記』)
配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2002/『風の絨毯』製作委員会/111分
益田祐美子さんというちょっと天然ボケの入った一人の主婦の映画を作りたいという夢が、 日本とイランの人たちの心を動かしました。 イラン人と日本人では、微妙に笑うツボが違うこの映画。 ご近所のイラン人に声をかけて一緒に観に行けば楽しさ倍増です。
5月17日(土) シネスイッチ銀座ほかにて全国拡大ロードショー
5月18日(日) 1回目終了後 榎木孝明・柳生美結 舞台挨拶
公式 HP >> http://www.kazeju.jp/
ストーリー
母(工藤夕貴)を突然亡くしたさくら(柳生美結)の心を癒そうと、 高山の祭山車のために発注している絨毯を受け取りがてら父(榎木孝明) はさくらを連れイランに渡るのだが、絨毯は出来ていない。 とぼける絨毯仲介商アクバル(レザ・キアニアン)。 が、馬車引きの少年ルーズベ(ファルボー・アフマジュー)の発案で、 なんとか期日までに絨毯を織り上げようと皆総出で頑張る・・・・その昔“世界の半分”と詠われた美しいイスファハンの町を舞台に繰り広げられる、 イラン人らしいユーモアに溢れる作品です。
- Web 版特別記事
- 本の紹介「私、映画のために1億5千万円集めました。」
- イランからのラブレター 〜ルーズベ役 ファルボー君の日本滞在記〜(準備中)
- シネジャ58号に『風の絨毯』特集を掲載しています。
- 益田祐美子プロデューサーインタビュー
- 『風の絨毯』に乗ってイランの旅
●『春の惑い』(小城之春/SPRINGTIME IN A SMALL TOWN)監督 田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)(『盗馬賊』『青い凧』)
脚本 アー・チョン(『子供たちの王様』)
撮影 リー・ピンビン(『花様年華』『夏至』)
出演 フー・ジンファン/ウー・ジュン/シン・バイチン/ルー・スースー/イエ・シャオカン
傑作として知られる1948年の『小城之春』(フェイ・ムー監督)を、 『青い凧』以来10年ぶりの作品となる田監督がリメイク。 2002年ヴェネチア映画祭コントロコレンテ部門グランプリ(サンマルコ賞)を受賞した。 2003年日中平和友好条約締結25周年記念作品。
舞台は1946年の蘇州。旧家に嫁いで8年になるユイウェンは、長患いの夫リーウェン、 その妹シュウ、老僕のホワンと静かな生活を送っていた。 ある日、上海から夫の学友のチーチェンが訪ねてくる。 彼はユイウェンが16歳のときに別れたきりの初恋の人だった・・・。 登場人物はほとんどこの5人だけ。 空気さえ動かないような旧家のたたずまいの中、心を通わせることのできない夫婦、 変わってゆく妻、友情と蘇る恋情に悩む男の姿が描かれる。
男2人に女が1人、黄金の題材ですねぇ。静かな映画なのに最後まで目が離せません。
2001年/中国/116分/アメリカン・ビスタ/DolbySRD
配給 角川大映映画
陽春 Bunkamuraル?・シネマほか全国順次ロードショー
(ル・シネマは5/10より)
公式 HP >> http://kadokawa-daiei.com/HARUMADO/
Bunkamuraル?・シネマ >> http://www.b-lecinema.com/
●『ブルー・エンカウンター』(原題:衛斯理藍血人 The Wesley's Mysterious File)出演:アンディ・ラウ/ロザムンド・クァン/スー・チー/ロイ・チョン/マーク・チェン/アルメン・ウォン/バリー・ウォンほか
製作総指揮:チャールズ・ヒョン
製作:バリー・ウォン
監督:アンドリュー・ラウ
脚本:バリー・ウォン/サーティーン・チャン
撮影監督:アンドリュー・ラウ
撮影:ホーレス・ウォン/コー・チュラム
原作:ニー・クァン
配給 MAXAM http://www.maxam-ov.co.jp/
2002年/香港映画/カラー/シネスコ/ドルビーSR/1時間27分
6月7日(土)〜27日(金)[キネカ大森]にて3週間限定ロードショー!
連日 12:40/14:25/16:10/17:55/19:40
特典&イベントのおしらせ
- ●先着プレゼント
- 初日、2日目のみ先着100名に特製クリアファイルをプレゼント
- ●特別イベント
- 公開期間中、アンディ・ラウの映画オリジナルポスター展実施。
- ●トークショー
- 6月14日(土) 12時30分より(初回上映前)
キネカ大森 TEL:03-3762-6000 http://kineca.m78.com/
Web版特別記事 『ブルー・エンカウンター/衛斯理 藍血人』
●『ばかのハコ船』監督 山下敦弘
出演 山本浩司/小寺智子/細江祐子/山本剛史/笹野高史/木野花
『どんてん生活』の山下監督の2作目。昨年の東京国際映画祭でも上映。
東京で健康飲料の製造販売に失敗した大輔は、借金を抱えて郷里に戻ってくる。 恋人の久子と共に実家に転がり込み、起死回生を計るが親にも旧友にも相手にされない。 人相の悪い口先男になぜ女運だけがあるのか? なぜこんな男についていく女がいるのか? やることなすこと、「ばっかだねぇ!」なんである。 悲惨なのにわははは笑ってしまう映画。 ゆらゆら揺れるハコ船はいったいどこまで行くのやら…。
試写会にちょうど監督さんがいらしてました。作品にもちょい役で登場。 「好き勝手して作りました。楽しんで観ていただければ嬉しいです」とコメント。
2002年/35ミリ/カラー/スタンダード/111分
配給 ビターズ・エンド
2003年4月26日(土)〜、 テアトル新宿にてレイトロードショー
真夜中の子供シアターHP >> http://www.mctheater.com/top_j.html
ビターズエンド HP >> http://www.bitters.co.jp/cmngsn.html
公式 HP >> http://www.bitters.co.jp/bakahako/
●『住井すゑ 百歳の人間宣言』〜「橋のない川」をなぜ書いたか〜生誕100年記念映画, 2002 (86分)
第57回毎日映画コンクール(2002年度)「記録文化映画賞(長編)」受賞
製作:文エンタープライズ/鈴木文夫・南文憲・柏木秀之
監督:橘祐典
- 6月14日(土) なかのZERO 大ホール
- 13:30、16:00、19:00
- 6月14日(土) 多摩市立関戸公民館やまばとホール(多摩市役所となり)
- 10:30、13:30、16:00、18:30
- 前売券 1000円均一、当日券 1200円、中学生以下無料
- 6月15日(日) 府中グリーンプラザけやきホール
- 13:30、16:30
●「NOT TOO SHORT/タイ若手作家短編集」MACO(Mali)/Studio SCENTCAT さんからのお知らせ:
NOT TOO SHORT/タイ若手作家短編集
2002年カンヌ映画祭「ある視点」部門グランプリを獲得した 『ブリスフリー・ユアーズ』のアピチャッポン・ウェラーセタクン、 今年のベルリン国際映画祭のフォーラム部門で『one nite husband』 が長編デビューを果たしたピンパカ・トウィラ (イメージフォーラム・フェスティバル1998で『メーナーク』が審査員特別賞受賞)、 など今のタイ映画界では、インデペンデント・シーン出身の若手世代が国際的活躍をしている。
今の活況を育んだのは、タイ・フィルムファンデーションが毎年開催している (今年は7回目を数える)「タイ・ショートフィルムフェスティバル」、 ピンパカ・トウィラが参加したバンコクのゲーテ・インスティテュートにおける クリストフ・ヤネツコの実験映画制作のワークショップ、 アピチャッポンが創立者の一人であるコンテンポラリーギャラリー、 プロジェクト304主催のバンコク実験映画祭(97-01年)など、 当初は確固としたスタジオシステムの中のフィルムしか存在しなかったタイの映画界への ささやかなオルターナティブな視点の提案に始まり、 やがて彼らの献身的な努力による継続によって、若手世代の映像表現の可能性を広げ、 また同時に世界的なネットワークをも同時に切り開いてきたのだ。
今回は、アピチャッポンのシカゴアート・インスティテュートからの帰国後の16ミリ作品など、 『真昼の不思議な物体』『ブリスフリー・ユアーズ』ら一連の、 彼一流のダウンビートなタッチで、拡散するイマジネーティブ映像の原型ともいえる初期作品群 (プログラムA)と、 ピンパカの『メーナーク』を含む短編集プログラム(プログラムBとC)で、 タイインディーズ映画独特の味・におい・感触の映像世界のショーケースとしたい。 プログラムCは、昨年の第6回タイ・ショートフィルムフェスティバルの受賞作品を中心に選んだ。 特筆すべきはほとんどの作品が、タイ国内の大学映画科在学中か、卒業制作の作品であり、 彼らの多くが今年から来年にかけて劇場映画のデビュー作を準備中であるという点だ。
作品についての詳細問い合わせは nottooshortthai@aol.comまで。
作品コーディネート協力:タイ・フィルムファンデーション
- プログラムA
アピチャッポン・ウェラークセタクン初期作品集- メー・ヤナンの伝説 Mee Yanang (Like a relentless fury of pounding waves) /16ミリ/21分/1996
- マレーと少年 Malee and the Boy /ビデオ/27分/1999
- 第三世界 Third world /16ミリ/19分/1999
- (以上、アピチャッポン・ウェラークセタクン作品)
- プログラムB
タイ若手作家短編集1 young & fragile 1- メーナーク Mae Nak ピムパカ・トウィラ Pimpaka Toweera /16ミリ/30分/1997
- モーターサイクル Motorcycle アディトヤ・アサラト Aditya Assarat /16ミリ/14分/2000
- 魚は飛ばない Fish Don't Fly プラモート・センソーン Pramote Saengsorn /ビデオ/17分/2001
- Dog & God サルンヨー・ジララク Sarunyoo Jiralak/ビデオ/9分/2002
- プログラムC
タイ若手作家短編集2 young & fragile 2- ルアン伯父さん Luang Ta パークプーム・ウォンプーム Parkpoom Wongpoom /ビデオ/8分/2001
- ピンクハウス Pink House スワン・フナクシリサクン Suwan Hunagsirisakul /ビデオ/17分/2001
- ハルシネーション Hallucination ソフォン・サクダピシット Sophon Sakdapisit /ビデオ/16分/2002
- 僕の象の絵 My Elephant ソンヨス・サグマカナン Songyos Sugmakanan /ビデオ/11分/2002
- 樹 The Tree ワサン・リァウクラン Wasan Reawklang /ビデオ/10分/2002
- 小さな父さん A Little Dad タウェポン・プラトーンウォン Tavepong Pratoomwong /ビデオ/13分/2002
上映時間/作品
- 6月15日(日)
- A 1:00 B 3:00 ※ 4:15 C 5:00
- ※Bプログラム終了後にタイ・フィルムファンデーションのチャリダ氏によるQ&Aあり。 チケットの半券で参加できます。
- 6月22日(日)
- C 1:00 B 3:00 A 5:00
●チャリダ・ウアブランジット
受付(各回入替制)
1970年中国アモイ生まれ、五歳の時タイに移住。 タマサート大学コミュニケーションアート専攻、 イギリス・アメリカ留学を経てタイ国立フィルムアーカイブ、 タイ・フイルムファンデーションで活動。 1997年よりタイ・ショートフィルムフェスティバルをバンコクで開催している。 昨年11月より、6月まで日本財団のフェローシップで、 日本ドキュメンタリーについてのリサーチで東京に滞在。
当日900円/会員600円
3回券2,000円
イメージフォーラム Tel: 03-5766-0116
Fax: 03-5466-0054
URL:http://www.imageforum.co.jp/
以上の他、6/20に山形映画祭金曜映画祭で上映、 続く6/21日仙台メディアテークで、アピチャッポン・ウェラーセタクンの2002年カンヌ映画祭 「ある視点」部門グランプリ作品『ブリスフリー・ユアーズ』と 山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞『真昼の不思議な物体』の上映があります。
問い合わせは nottooshortthai@aol.com
●ドイツ映画祭「映像の新しい地平 HORIZONTE 2003」ドイツ映画祭・HORIZONTE 2003 で、 2002年・2003年のベルリン国際映画祭で話題となったドイツ映画を中心に、 11作品が上映中です。詳細は下記サイトをご覧下さい。
日時:5月27日(火)〜6月8日(日)
会場:ドイツ文化会館ホール
料金:1回券 600円他
●『MOON CHILD』Gackt と HYDE 主演の話題作。 王力宏(ワン・リーホン)、郭善[王與](ゼニー・クオック)、山本太郎も出演しています!
4月19日(土)よりロードショー公開 (丸の内ピカデリー2、渋谷シネパトス、新宿松竹、ほか)
公式 HP >> http://www.moonchild-movie.com/
●『家宝』監督・脚色・脚本・台詞:マノエル・ド・オリヴェイラ
出演:レオノール・バルダック/レオノール・シルヴェイラ/リカルド・トレパほか
2002年 ポルトガル=フランス合作/132分/35mm/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSRD
5/10より、シャンテシネにて公開
『クレーヴの奥方』のオリヴェイラ監督作品。1908年生まれで、1年に1本ずつ撮るそうです。 日本の黒澤監督みたいな重鎮?最高齢の現役監督でしょうか。 先の作品に『ドウロ河』('31)、『アブラハム渓谷』('93)がありますが、 その風景も登場します。出演者たちもオリヴェイラ組と言えるような常連。
若く清楚で天使とも見える女性に翻弄される周りの男たち。本人は「私は汚い女よ」 と言ってるのにねぇ。見た目に騙されてはいかんよ>男性諸氏
2002年カンヌ国際映画祭コンペテイション部門出品
この監督の映画はどれもそうみたいですが、話は淡々としてわかりにくいです。 女優さんはとても魅力的。配給 アルシネテラン >> http://www.alcine-terran.com/
シャンテシネ >> http://www.chantercine.com/
●『チベットの女 イシの生涯』Song of Tibet5月17日(土)〜6月6日(金) 東京都写真美術館ホールで感涙の再映決定!
上映時間 10:20/12:30/2:40/4:50/7:00
※5/19(月)、5/26(月)、6/1(日)、6/2(月)は休映
地方での上映スケジュールは、HPを参照ください。
http://www.bitters.co.jp/tibet/sc.html
2000年/中国/105分 2000年中国金鶏賞受賞作。
監督:謝飛(シエ・フェイ)
出演:テンジン・ドカー、オンドゥ、ラクチュン
配給:フォーカスピクチャーズ、ビターズ・エンド
公式サイト: http://www.bitters.co.jp/tibet/
ロードショー:
東京:1月5日(日)〜2月7日 東京都写真美術館ホール
大阪:2月1日(土)〜 第七藝術劇場
2月22日(土)〜 キネカ大森 でアンコール上映
美しい歌声を持つ純情可憐な農奴の娘イシ。本作は、 彼女を巡る3人の男性との初恋・寵愛・略奪愛という3つの愛の形に翻弄された生涯を、 50年にわたるチベット現代史を背景に描いた壮大な物語。
チベット人の俳優を起用し、すべてチベットで撮影したこの作品には、 謝飛監督のチベット伝統文化への思いが満ち溢れています。 ラサのポタラ宮や大昭寺、 「天の湖」と称されるナムツォ湖等々の圧倒的な映像が目に焼きつき、 チベット人に愛されているツァンヤンギャツォ(ダライラマ6世) の愛情詩が耳に響きます。
一方、チベットという特異な背景で描かれていながら、 普遍的な女と男のさまざまな愛の形が出てきて、観ている人それぞれが、 自分の過去の愛の物語を思い起こすことと思います。 ぜひ多くの方に観ていただきたい一作です。2002年Web 版特別記事 >> 謝飛監督インタビュー
新聞記事によると謝飛監督がSARSで入院中とのこと。現在は回復中だそうです。(2003/5/1)
●「スター伝説★劉徳華(アンディ・ラウ)大特集IV」『ブルー・エンカウンター』の公開を記念して、 キネカ大森でアンディ・ラウ特集を6/6(金)までレイトショー上映中です (5/31はオールナイトも)。詳細はキネカ大森HPをご覧下さい。
キネカ大森 HP >> http://kineca.m78.com/
●『ベッカムに恋して』(Bend It Like Beckham)サッカーの本場イギリスから、パワフルかつチャーミングな女子サッカー映画が誕生!
ジェス(バーミング・ナーグラ)はイギリスに住むインド系の女のコ。 サッカーのベッカム選手の大ファンで、自分でもプレーする。 といっても公園で男子とするお遊びサッカーなのだが…。
そんなジェスを見かけたジュールズ(キーラ・ナイトレイ)は、 彼女の才能を見抜き自分が所属する町の女子チームに誘う。 女子サッカーチームがあることにさえ驚くジェスだったが、 ジュールズからアメリカにはプロチームがあることも聞き、 プロ選手になる夢を抱くようになる。 コーチのジョー(ジョナサン・リース・マイヤース)もジェスの才能を認め、 力になってくれる。 しかし厳格な両親は、娘がサッカーをするなんて許してくれなかった…。
4月19日シネスイッチ銀座、テアトル新宿、シネアミューズほかにて全国拡大ロードショー。
公式 HP >> http://www.albatros-film.com/movie/beckham/
※シネジャ58号(『ベッカムに恋して』の映画評掲載!) をシネスイッチ銀座とテアトル新宿で販売しています。
●『GUNS&TALKS ガン&トークス』それぞれに個性的な4人の殺し屋達の映画。俳優の魅力と、 笑ったり泣いたりと観ていて楽しい。だけど、なんで殺し屋稼業なのか (秘密警察とか、仕置人ではダメ?)。 『クローサー』もそうだったけど、そんな仕事を良心の痛みもなく続けられないだろうに… とまじめに考えてはいけないのかな。 4人の男達は惚れっぽく、涙もろく、クールでかっこいい。 稼業とのギャップが笑わせるのだけど、やっぱり殺し屋ってのがひっかかるなぁ。
監督: チャン・ジン(『SPY/リー・チョルジン北朝鮮から来た男』) 撮影: ホン・ギョンヒン(『ディナーの後に』『ユリョン』『反則王』) 出演: シン・ヒョンジュン(『将軍の息子』『太白山脈』『銀杏のベッド』『アウトライブ』)
チョン・ジェヨン(『グリーンフィッシュ』『クワイエット・ファミリー』)
シン・ハギュン(『SPY/リー・チョルジン北朝鮮から来た男』『反則王』『JSA』)
ウォンビン(TVドラマ「フレンズ」「オータム・イン・マイ・ハート(秋の童話)」)
チョン・ジニョン(『グリーンフィッシュ』『アウトライブ』『ミラクルサッカー』)
2001年/韓国映画/121分/カラー/ビスタサイズ
配給 グルーヴコーポレーション
3月21日(金)より「新宿武蔵野館」 http://www.musashino-k.co.jp/
3月22日(土)より名古屋「シネマスコーレ」 http://www.cinemaskhole.co.jp/
4月12日(土)より大阪「梅田ガーデンシネマ」 http://www.cineplex.co.jp/
●「イラン文化週間 —悠久なるペルシャ—」これまで映画祭でしか上映されていない作品も含め、12本のイラン映画が無料で上映されます。 マジッド・マジディ監督、カマル・タブリーズイー監督も来日予定です。 そして、イラン文化に関するいろいろな分野の講演会もあります。 未知の国、イランが見えてくるかも。 時間の許す限り、どうぞお出かけください!
期 間: 2003年5月22日(木)〜28日(水) (25日(日)休み) 会 場: 国際交流基金フォーラム
http://www.acejapan.or.jp/frm/index-j.html
港区赤坂2−17−22 赤坂ツインタワー1階
最寄駅 : 銀座線・南北線 溜池山王駅 出口12番
入 場 料: 無料 主 催: イランイスラム共和国大使館 特別協賛: 国際交流基金、イラン文化・イスラム関連機関 後 援: 外務省 問い合わせ イランイスラム共和国大使館文化部 TEL03−3446−8011
◆日程◆
5/22(木) 10:30〜12:00 開会式 13:00〜14:30 映画『ナセルディン シャ アクトル シネマ』(ワンス・アポン・ア・タイム・シネマ)
モフセン・マフマルバフ監督作品15:00〜16:30 映画『ギャベ』
モフセン・マフマルバフ監督作品17:00〜19:00 ペルシャ絨毯についての講演 19:00〜20:00 伝統音楽演奏 5/23(金) 10:00〜12:00 イラン学についての講演 13:00〜14:30 映画『グレーマンズ・ジャーニー』
アミール・シャハブ・ラザヴィアン監督作品
2001年アジアフィルムフェスティバル上映15:00〜16:30 映画『月の光の下に』
レザ・ミル=キャリミ監督作品
2001年東京国際映画祭審査員特別賞
映画『カンダハール』
マフマルバフ監督作品
17:00〜19:00 イランの細密画についての講演 19:00〜20:00 伝統音楽演奏 5/24(土) 10:00〜12:00 イラン考古学についての講演 13:00〜14:30 映画『オリーブの林をぬけて』
アッバス・キアロスタミ監督作品15:00〜16:30 映画『桜桃の味』
アッバス・キアロスタミ監督作品17:00〜19:00 観光産業についての講演 19:00〜20:00 伝統音楽演奏 5/26(月) 10:00〜12:00 ペルシャ語・ペルシャ書道についての講演 13:00〜14:30 映画『私はタラネ15才(私は15歳)』
ラスール・サドレアメリ監督作品
2002年アジアフォーカス上映15:00〜16:30 映画「父」&監督質疑応答
マジッド・マジディ監督作品
1996年アジアフォーカス上映17:00〜19:00 イラン音楽についての講演 19:00〜20:00 伝統音楽演奏 5/27(火) 10:00〜12:00 女性の社会での役割と参加についての講演
(この中で、女優ファテメ・モタメド・アリアさんや イラン映画字幕でお馴染みのショーレ・ゴルパリアンさんの講演もあります。)13:00〜14:30 映画『酔っ払った馬の時間』
バフマン・ゴバディ監督作品15:00〜16:30 映画『旅の途中で−FARDA』&監督質疑応答
中山節夫監督作品
日本・イラン合作17:00〜19:00 イラン手工芸についての講演 19:00〜20:00 伝統音楽演奏 5/28(水) 10:00〜12:00 映画『テヘラン悪がき日記』上映と質疑応答
『風の絨毯』のカマル・タブリーズイー監督作品13:00〜15:00 イラン映画についての講演
「革命後のイラン映画のニューウェーブ」
パネリスト: 佐藤忠男
市山尚三
マジド・マジディ
カマル・タブリーズィー
ファテメ・モタメド・アリア
15:00〜17:00 映画『バダック』&監督質疑応答
マジッド・マジディ監督デビュー作品
1992年東京国際映画祭上映17:00〜18:00 特別プログラム 18:00〜19:00 閉会式 19:00〜20:00 伝統音楽演奏
●《追悼レスリー・チャン》〜あなたを忘れない〜 フォーエバー レスリー
4/26(土)〜4/29(火) 『さらばわが愛 覇王別姫』
4/30(水)〜5/3(土) 『ブエノスアイレス』
5/4(日)〜5/6(火) 『欲望の翼』
5/7(水)〜5/9(金) 『君さえいれば 金枝玉葉』
5/10(土)〜5/13(火) 『金玉満堂 決戦!炎の料理人』
5/14(水)〜5/16(金) 『ボクらはいつも恋してる! 金枝玉葉2』
上映館 銀座シネパトス(地下鉄東銀座駅下車)
上映時間 連日10:00より(『さらばわが愛 覇王別姫』のみ9:00より)
上映料金 1,500円均一
*リピーター(半券持参者)1,200円
*『カルマ』上映館・新宿武蔵野館の整理券・半券持参者は1,200円
*連日先着10名にプレゼント有り/関連グッズ販売有り
●『夢 追いかけて』この映画は、全盲というハンディキャップにもかかわらず、 子どもの時から続けてきた水泳で過去3回のパラリンピックに出場して計14個のメダルを獲得し、 現在は母校である静岡県の舞阪中学で教鞭をとる河合純一さんの半生を描いた感動作です。 少年時代の河合さんは勝地涼(『パコダテ人』など)、成人してからはご本人が演じています。
4月26日(土)銀座シネパトス、ヴァージンシネマズ浜松、 5月10日(土)MOVIX清水、富士シネプレーゴ、 ほか全国順次ロードショー。 交流会・舞台挨拶などは下記サイトをご覧ください。公式 HP >> http://www.groove.jp/movies/yume/
●『ハッピー・フューネラル/大腕/Big Shot's Funeral』中国随一のヒットメーカー馮小剛(フォン・シャオガン)監督のはじめての中国・アメリカ合作映画。 主演は葛優(グォ・ヨウ)、關之琳(ロザムンド・クワン)、ドナルド・サザーランド。
映画撮影のため北京を訪れていた巨匠(ドナルド・サザーランド)が撮影中に心臓発作を起こし危篤に! 頼まれてメイキング用のビデオを撮っていたヨーヨー(グォ・ヨウ)は監督が以前望んでいた 「ハッピー・フューネラル(楽しい葬儀)」の準備を始めるが、資金が全くないことがわかる。 そこで葬儀を大きなイベントとして、多くのスポンサーをつのることになった……。
次々と繰り広げられる奇抜なコマーシャル! MTVなんかは日本人にもわかりやすい。 中国の会社のもののもじりはちょっと日本人には面白さがわかりにくいかな?
4月26日(土)シネマスクエアとうきゅうで公開。
公式 HP >> http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/happyfuneral/
※シネジャ56号の「香港イースター映画」に、 香港で見た『大腕』の記事があります。
●『ミッシング・ガン』(The Missing Gun/尋槍!)2003年5月10日、シネマスクエアとうきゅうにてロードショー公開予定。
監督・脚本: 陸川(ルー・チューアン) プロデューサー: 姜文(チアン・ウェン)、曹彪(ツァオ・ピャオ) 撮影: 謝征宇(シェ・ツェンユー) 編集: 張一凡(チャン・イーフォン) 原作: 凡一平(フォン・イーピン)「尋槍記」 出演: 姜文(チアン・ウェン)、 寧静(ニン・チン)、伍宇娟(ウー・ユーチアン)、劉小寧(リウ・シャオニン)
●『六月の蛇』公開記念特集上映! /『まるごと塚本晋也』
レイトショー&オールナイト+スペシャルトーク
世界を魅了する《SHINYA TSUKAMOTO》その仕事を徹底大解剖!!
4/26(土)〜5/23(金) 5/13(火)は休映です
レイトショー:一般1600円/学生1400円/シニア1000円
オールナイト:2200円均一
銀座シネ・ラ・セット JR有楽町駅中央口銀座側 TEL.03-3212-3761 >>
http://www.cqn.co.jp/THEATER/lasept/lasept.html
(株)ゼアリズエンタープライズ HP >> http://www1.sphere.ne.jp/there-s/
●『母と娘』(ANAK)三人の子供をマニラに残し、香港で家政婦をして仕送りをしていたジョシーは 六年ぶりにフィリピンに帰ってきた。しかし、六年の歳月は子どもたちにとっても、 彼女にとっても長かった。帰国したその日から子どもたちとの葛藤が始まった……。
フィリピンのフォーク歌手フレディ・アギラが歌い、 世界的にヒットした「ANAK」をベースに作られた映画『母と娘』が4月12日より 新宿武蔵野館で公開中です。
新宿武蔵野館 HP >> http://www.musashino-k.co.jp/
※シネジャ58号で映評を掲載しています。 58号は新宿武蔵野館で販売しています。
●「そして彼女は片目を塞ぐ」 (映像女性学の会・ちらしより)
映像女性学の会 第7回女性監督作品上映会
女性監督とシネマ&トークしませんか
根来祐さんと「そして彼女は片目を塞ぐ」
5月10日(土) PM6時〜8時
渋谷区女性センター・アイリス 7F学習室
参加費1000円
内容:「そして彼女は片目を塞ぐ」のビデオ上映、トーク(映画監督・根来祐さん)
「そして彼女は片目を塞ぐ」
2001年製作、監督・根来祐
若い女性に多い過食・拒食などの摂食障害。 自身も摂食障害に悩み、乗り越えた体験を持つ女性監督が仲間とともに語る。 そこには、背景となる家族や社会との関係が鮮明に見えてくる。 摂食障害を真摯にみつめた心やさしいドキュメンタリー作品。
根来祐さんプロフィール 1972年、岡山県倉敷生まれ。23歳の時ドキュメンタリー映画との出会いがあり、 自分自身でカメラを握るようになる。 1998年に摂食障害をあつかった短編ドキュメンタリー「ゆらゆら」 「擬似恋愛」「からっぽ」を製作。
20歳より摂食障害になり以後8年近く症状に悩まされ、その体験がきっかけで 自助グループなどの活動に関わっている。 また、依存症や性暴力被害者(サバイバー)同士のエンパワーメントを目的にした活動も続けている。 現在は、次回作制作中。
●東陽一特集---映画『わたしのグランパ』公開記念・BOX東中野最終イヴェント『わたしのグランパ』の公開を記念して4月26日、27日の二日間にわたり、 BOX東中野にて東陽一監督作品の特集上映が行われます。
- スペシャル・トーク
- 東陽一監督×原田美枝子さん(『絵の中のぼくの村』出演) 4月26日
- 東陽一監督×波乃久里子さん(『わたしのグランパ』出演) 4月27日
- 上映作品
- 「ボクの、おじさん」(2000)--第60回ベルリン国際映画祭正式招待作品
- 「絵の中のぼくの村」(1996)--ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞
- 「橋のない川」(1992)--第47回毎日映画コンクール日本映画優秀賞・監督賞・撮影賞・美術賞受賞他
- 「日本妖怪伝サトリ」(1973)
- 「やさしいにっぽん人」(1970)--1971年度日本映画監督協会新人賞受賞
- 「沖縄列島」(1969)
- 上映スケジュール
4月26日(土) 11:00〜『橋のない川』
13:40〜『絵の中のぼくの村』
15:50〜東陽一監督×原田美枝子さんスペシャルトーク(60分)
17:00〜『絵の中のぼくの村』
19:10〜『ボクの、おじさん』
4月27日(日) 11:00〜『橋のない川』
13:40〜東陽一監督×波乃久里子さんスペシャルトーク(60分)
14:50〜『日本妖怪伝サトリ』
16:45〜『やさしいにっぽん人』
19:00〜『沖縄列島』
- 料金1000円(入替制・自由席) トーク500円
BOX東中野 >> http://www.mmjp.or.jp/BOX/
上映作品紹介サイト >> http://www.cine.co.jp/
●『わたしのグランパ』監督・脚本 東陽一(『サード』『絵の中の僕の村』など)
出演 菅原文太/石原さとみ/浅野忠信/平田満/宮崎美子/伊武雅刀/波乃久里子
囹圄(れいぎょ)という言葉をこの映画で初めて知った。
意味は「ひとや。罪人を入れておく場所。牢獄」だそうである。
五代家の一人娘珠子は中学一年生。
ある日13年の服役を終え、珠子の祖父「ゴダケン」こと五代謙三が帰ってくる。
祖母は逃げ出してしまうが、珠子は次第に謙三と仲良くなっていく。
久しぶりの文太さん、「グランパ」の呼び名が似合うかっこいいお爺さん役である。 孫娘の珠子を演じるのは、ホリプロのタレントスカウトキャラバンでグランプリだった石原さとみ。 ブレイクしそうな日本的美少女で注目。 原作は、第51回読売文学賞小説賞を受賞した筒井康隆の同名小説。 多彩なエピソードが詰め込まれ、もう少し長い時間観たい気がした。豪華な脇役陣がもったいない。 なぜ?というシーンもあるが、筒井作品ファンの東監督の言葉は以下のとおり。
「大まじめに描かれた現代のおとぎ話なんだ、そう思って見てもらいたい」
2003年/1時間53分/35ミリ/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR
製作 (C)「わたしのグランパ」製作委員会:テレビ朝日?・(株)ホリプロ?・(株)シグロ?・東映ビデオ(株)
配給 東映
2003年4月5日より東映系劇場にて全国ロードショー
公式 HP >> http://grandpa.jp/index.html
東映 HP >> http://www.toei-group.co.jp/
●『パイナップル・ツアーズ』国境を越える。民族を越える。架空南島娯楽映画。
1992年/沖縄映画/35ミリ/カラー118分/ヴィスタサイズ/日本標準語字幕スーパー付き
監督:真喜屋力+中江裕司+當間早志
いよいよ4月25日で閉館となるBOX東中野の最終上映作品は、 沖縄の若手監督3人の手になる1992年の『パイナップル・ツアーズ』です。
BOX東中野 >> http://www.mmjp.or.jp/BOX/
※シネマジャーナルとも深い関わりのあるこの映画は シネジャ21号、 シネジャ22号 で取り上げられています。
- 21号p.42「オキナワはアジアの入口だということをしったこの夏の日」--- 制作に加わった大牟礼亮子さんの記事
- 22号pp.32 -- 41『パイナップル・ツアー』特集 (感想リレー、「ベルリン国際映画祭見聞記」--岩野素子さんの記事) <-- click!
※中江監督の新作『ホテル・ハイビスカス』関連の記事は、 シネマジャーナル 55号, 56号, 57号, 58号 の 岩野素子さんの連載「南島映画通信」で読めます。 58号 はBOX東中野でも販売しています。
●『能楽師』観世流シテ方関根祥六、関根祥人両師の舞台と稽古と対談からなっている。 メインとなる道成寺の他、弱法師などが挿入され、能のファンでなくても楽しめる。 またお正月の謡い初めや、祥六師が門弟(プロの能楽師)に稽古をつける風景、 祥人師がその長男、長女に稽古をつける風景などは滅多に見ることができないものだけに興味深い。 中学、高校時代はサッカーにも打ち込み、国体にも出場するほどであったという祥人師の 「足の運びの美しさ」に注目。
監督:田中千世子
撮影:川上皓市
音楽:梅林茂
出演:関根祥六/関根祥人
朗読:佐野史郎
配給:『能楽師』制作委員会
2002年/日本/60分/カラー/スタンダード/モノラル
3月22日(土)より 連日10時30分より1回上映
Web 版特別記事 >> 田中千世子監督インタビュー
※毎日曜日は英語字幕付上映
ユーロスペース 渋谷駅南口下車2分 http://www.eurospace.co.jp/
●『あの子を探して』ができるまでチャン・イーモウの感動作『あの子を探して』の撮影記録 (チャン・イーモウ監修、吉田啓監督・編集)です。『キープ・クール』 と同じく新宿武蔵野館で 3月8日からモーニング&レイトショー公開されます。 『あの子〜』もモーニングショー公開されます。
●キープ・クールチャン・イーモウ監督の未公開作品「有話好好説」がいよいよ3月8日より 新宿武蔵野館で公開されます。 「鬼が来た!」のチアン・ウェンのワイルドな魅力が一杯でクラクラします。 監督自身がとんでもない格好で登場するシーンは爆笑まちがいなし(多分……)。
公式 HP >> http://www.walkerplus.com/keep-cool/
●『ラスムスくんの幸せをさがして』「長くつ下のピッピ」などで有名なスウェーデンの作家リンドグレーンが 自作「さすらいの孤児ラスムス」を元に脚本を書き、長年にわたって彼女の 作品をテレビ・映画化したオル・ヘルボムが監督した1981年の作品。
3月8日よりシネリーブル池袋で公開。
公式 HP >> http://www.tdf.toshiba.co.jp/tdf/rasmus/
シネリーブル池袋 HP >> http://www.nikkatsu.com/theater/ikebukuro/index.php
●澤田謙也×魔裟斗『武勇伝』2002年/日本/35mm/カラー/ビスタサイズ/DTSステレオ/96分
監督:清水厚
出演:澤田謙也、魔裟斗、内藤陽子、近藤芳正、菅田俊、六平直政、渡嘉敷勝男
3月22日(土)より、新宿東映パラス2にてロードショー
初日は舞台挨拶があります:澤田謙也、魔裟斗、内藤陽子、渡嘉敷勝男、清水厚監督、他(予定)
3/22(土) 13:10〜(初回終了後、約15〜20分)
来場者プレゼントも!
毎日、先着30名に日替わり「武勇伝」お宝写真がプレゼントされます。公式 HP >> http://www.buyuden.jp/
●第5回 イスラエル映画祭/5th Israel Film Festivalプレスリリースより:
第5回 イスラエル映画祭/5th Israeli Film Festival
イスラエル、って「パレスチナを弾圧している」中東の火種? それとも「ホロコースト」を経験した悲劇のユダヤ人がつくった国? 緊張がつづく状況の中で、イスラエルの映画監督、そして表現者たちは どのような作品をつくっているのでしょうか。
2003年3月29日(土)〜31日(月)
会場:国際交流基金フォーラム(赤坂)
主催 イスラエル映画祭実行委員会 後援 イスラエル大使館 イスラエル外務省
助成 国際交流基金 制作協力 アテネ・フランセ文化センター
イスラエル映画というと…70〜80年代の『グローイング・アップ』シリーズ! (懐かしい…)や国際的監督アモス・ギタイ!(カンヌ映画祭でも有名) …そういえば4月にはカンヌ国際批評家賞を獲得したパレスチナ映画『D.I』も日本公開。 「映画でわかる中東」「映画で目ざす中東和平」ということで、ぜひ映画祭をご覧ください。
- 政治状況だけが話題に上るイスラエルですが、映画人達は今なにを感じ求めているのかを知ってください。
- 日本でも有名なアモス・ギタイ監督のほかにも才能は様々。名匠たち、鬼才、そして新しい才能を発見してください。
- 長編劇映画、アンソロジー、ビデオアート、ドキュメンタリー等、多彩なプログラムで映像表現の多様性に触れてください。
【上映作品】
A. デスペラード・スクエア Desperado Square 1999 監督/ベニー・トラーティ
映画ファン垂涎イスラエル版「ニュー・シネマ・パラダイス」、 アジア・アフリカ系コミュニティを舞台にした感動作!B. ブロークン・ウィング Broken Wings 2002 監督/ニル・ベルグマン
02東京国際映画祭グランプリ・03ベルリン映画祭パノラマ部門観客賞等3賞受賞, 家族の再生を描く秀作。C. ストロンボリ・テイク2 Stromboli: Take 2 2002 監督/ミハ・シャグリル
ロベルト・ロッセリーニの『ストロンボリ』に触発され、 イスラエルの現状を重層的に描く傑作ドキュメンタリー。D. 皆既日食:オハッド・ナハリンの世界 Total Eclipse 2001 監督/シュムリク・マオーズ
世界のダンスシーンの最前線にいる振付家ナハリンによるアート・ファン必見の先鋭的アート・ドキュ・ドラマ。E. モーメンツ:イスラエル2002 Moments: Israel 2002 2002
代表的監督アモス・ギタイ、ウリ・バラバシュ、ダヴィド・ペルロフや若者にカルト的人気のあるグル・ベント
ヴィッチら17人の監督が3分ずつ、9.11以降のイスラエルの「いま/ここ」を撮る注目作!
【来日ゲスト】
デヴィッド・フィッシャー 来日期間 3月24日(月)〜3月31日(月)
上映作品『モーメンツ』プロデューサー/NEW FOUNDATION FOR CINEMA AND TELEVISION ジェネラル・ディレクター
お問合せ:イスラエル映画祭実行委員会 TEL:03-3291-1316(13:00-20:00)詳細はイスラエル政府観光局のサイト >> http://www.israel.co.jp/ で読めます。
●『草ぶきの学校』(草房子/Thatched Memories)中国映画展1999や第3回彩の国さいたま中国映画祭では『草の家』の邦題で上映された 『草ぶきの学校/草房子』がいよいよ12月21日から岩波ホールで一般公開されます。 中国の人気作家・北京大学教授、ツァオ・ウェンシュアン(曹文軒) のベストセラーを原作に、彼自身が、9つのエピソードの中から 学生にアンケートをとって好評だったものを選んで脚本を書いています。
文化大革命以前の農村の小学校を舞台に、 主人公サンサン(桑桑)--校長の息子--と、 出生に秘密をもつ薄幸の美少女ジーユエ(紙月)・ 村一番の金持ちの息子シャオカン(小康)・ うまれつきはげ頭のハゲツルたちとのエピソード、そして、 彼らの担任教師と村娘との恋、最後に、 サンサンの病気をなおそうと医者を探してかけずりまわる父親の姿などを テンポよく描いた傑作です。
シネマジャーナル49号には、 ツァオ・ウェンシュアンさんのインタビューが掲載されています。 ぜひお買い求め下さい。
公式 HP >> http://www.herald.co.jp/kusabuki/
岩波ホール HP >> http://www.iwanami-hall.com/
●『二人のトスカーナ』2000年イタリア映画
監督:アンドレア&アントニオ・フラッツィ
出演:イザベラ・ロッセリーニ/ジェローン・クラッペ/ヴェロニカ・ニッコライ/ ラーラ・カンポリ/エレナ・サフォノヴァ/ポール・ブルック
原作:ロレンツァ・マッツェッティ著「天が落ちてくる」
第二次世界大戦下のトスカーナ地方が舞台。 自動車事故で両親を失ったペニーとベイビーの姉妹は叔母一家に引き取られた。 ユダヤ人で厳格な伯父、嫉妬から意地悪になる従姉妹。 しだいに周囲の人達との交流も深まり、豊かな自然の中での生活を楽しむ二人。 しかし戦火は村にも忍び寄ってきて、ドイツ軍が家に駐留するようになる・・・。
実体験を元に書かれた原作は数々の受賞歴があり、この映画も各地で絶賛される。 子ども達が可愛いし、叔母役のイザベラ・ロッセリーニが美しい。 実母のイングリッド・バーグマンそっくり。 『ブルー・ベルベット』や『ワイルド・アット・ハート』 も同じ人なんだから女優さんってすごい。
2003年2月15日より、シャンテシネにて公開
配給:アルシネテラン http://www.alcine-terran.com/2000年 イタリア、ジッフォニ青少年映画祭 金賞 (最優秀賞)
2000年 ジッフォニ青少年映画祭 ブロンズ賞(最優秀女優賞:ヴェロニカ・ニッコライ)
2000年 フロリダ フォート・ローダデイル国際映画祭 審査員賞 (最優秀外国語映画)
2001年 ベルリン国際映画祭 ドイツ児童救済週間部門 特別賞 (最優秀作品)
*東京都知事推奨、厚生労働省社会保障審議会推薦の映画に選ばれたそうです。
公式 HP >> http://www.alcine-terran.com/data/ilcielocade/ilcielocade.htm
シャンテ シネ HP >> http://www.chantercine.com/
●調布映画祭20033月7日〜9日、調布文化会館「たづくり」にて。無料です。
Needing You 3/8 15:00〜
山の郵便配達 3/8 17:00〜
他調布市文化・コミュニティ振興財団 HP >> http://www.chofu-culture-community.org/movie/05index.htm
●『銀幕のメモワール』(原題:LISA)公開記念トークショー ゲスト:岡田眞澄さん(俳優)
「銀幕のメモワール」(原題:LISA)
日時:2月26日(水)15:10〜30(13:10の回終映後)
場所:シネ・リーブル池袋(池袋駅西口・東武隣接 メトロポリタンプラザ8F)
監督: ピエール・グランブラ『スローガン』 音楽: ガブリエル・ヤーレ『ショコラ』『イングリッシュ・ペイシェント』 撮影: ウォルター・ヴァンデン・エンデ『ノー・マンズ・ランド』 キャスト: ジャンヌ・モロー『デュラス 愛の最終章』『死刑台のエレベーター』
ブノワ・マジメル『ピアニスト』『王は踊る』
マリオン・コティアール『タクシー』『タクシー2』
サガモア・ステヴナン『ロマンスX』
ミッシェル・ジョナズ(フランスシャンソン界の重鎮)
2001年/フランス/109分/シネマスコープ/DTS
配給:ギャガ・コミュニケーションズKシネマグループ
〈映画案内〉
映画監督サム(ブノワ・マジメル)は、第二次世界大戦前に活躍し、その後、 消息不明となった銀幕スター、シルヴァンの過去を探るうち、 古い写真の中に<リザ>の名を見つける。 サムはリザ(ジャンヌ・モロー)を探し当てるが品のいい老婦人のリザは自分の名を隠し、 過去を語りたがらない。しかしサムの熱意とシルヴァンとの思い出が重なったとき、 リザは第二次世界大戦によって引き裂かれ、 彼女の人生を変えてしまった最初で最後の恋を回想し始める・・・。
公式 HP >> http://www.gaga.ne.jp/ginmaku/
シネリーブル池袋 HP >> http://www.nikkatsu.com/theater/ikebukuro/index.php
●チョムスキー 9.11/Power and Terror2002年web版特別記事でも紹介した 『チョムスキー 9.11/Power and Terror』は全国各地で上映中ですが、 東京でもBOX東中野で2月22日より2週間、モーニングショウ上映されます。
BOX東中野 2月22日(土)〜3月7日(金)
連日 11:00 am より上映。
公式 HP >> http://www.cine.co.jp/
BOX東中野 HP >> http://www.mmjp.or.jp/BOX/
●『1票のラブレター』監督・脚本・製作:ババク・パヤミ
原案:モフセン・マフマルバフ
2001年イラン・イタリア合作
100分
ヴェネチア国際映画祭 監督賞他5部門受賞
イランのリゾート地キシュ島を舞台に、選挙管理委員の女性と護衛の兵士を主人公に 選挙の1日を描いた寓話的な作品。民主主義について、 矛盾に満ちた選挙について、諷刺たっぷり、ユーモアたっぷりに描いている。 『票の重み』という題名で2001年Tokyo FILMeXで上映された。 ヴェネチア国際映画祭監督賞受賞作。
物語
空からパラシュートで投票箱が落下してきて、警備の兵士は今日が選挙投票日であることを知る。 投票箱を持って投票を呼びかける選挙管理委員の女性と護衛の兵士との珍道中が始まる。 男たちが出払って女性しかいない村では、男たちに聞かなければ投票できないと断られ、 トラックに女性ばかりを乗せて投票に来たという男は、彼女たちは字が書けないから 自分が皆の分を投票するという。 そういうことはできないと言ってもなかなか理解してもらえない。 そんなちぐはぐな選挙光景が繰り広げられる。2003年新春、新宿武蔵野館で公開予定。(名古屋・大阪他、全国順次公開)
配給のムヴィオラからのお知らせ:
◆1票のラブレター 新・成人試写会 開催!◆
映画『1票のラブレター』公開記念
03年1月14日 午後7時15分開演 (開場午後6時45分)
場所:文京シビックホール 小ホール
(地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園駅【徒歩0分】)
新・成人の方350名を試写にご招待致します。
[新・成人来場者350名 募集要項]
03年に成人を迎える方が対象です。(1982年4月2日〜83年4月1日生)
下記まで必要事項を記入の上、ハガキまたはFAXまたはメールにてご応募ください。 当選は招待券の発送をもってかえさせていただきます。1通の応募で新・成人2名まで ご応募できます。
応募先: 〒160-0022新宿区新宿1-29-1サンモール第1マンション302
ムヴィオラ「1票 新・成人」係
FAX: 03-5366-1546 MAIL: moviola@uranus.dti.ne.jp 必要事項: 応募者の氏名・住所・電話番号・生年月日・学校名または職業
同伴者の氏名・生年月日・学校名または職業
締めきり: 03年1月5日必着
ロードショー劇場でも新・成人特典!!
祝・新成人割り引き:2/14まで来場の新・成人の方、当日1800円の処1000円に! (誕生年月日が分かるものを劇場窓口でご提示ください。)公式 HP >> http://www.crest-inter.co.jp/secret_ballot/index.html
●『火山高』監督:キム・テギュン 製作:チャ・スンジェ 撮影:チェ・ヨンテク 音楽:DAITA(元SIAM SHADE) 出演:チャン・ヒョク/シン・ミナ/キム・スロ/クォン・サンウ (2001年 1時間48分 韓国)10月25日ファンタスティック映画祭オープニングを飾ったこの作品がついに一般公開。 韓国若手スター&ワイヤーワークをふんだんに使った漫画的なアクションの連発。 『少林サッカー』がお気に入りな人におすすめ。 字幕版と日本語吹き替え版あり、 早いシーンの切り替えやアクションを楽しむには吹き替え版がいいかも。
12月14日(土)渋谷東急3ほか全国松竹東急系公開
配給:アミューズピクチャーズ『火山高』公式 HP >> http://www.kazanko.com/
●『ラスト・プレゼント』『イルマーレ』のイ・ジョンジェと、『JSA』のイ・ヨンエが共演した 『ラスト・プレゼント』が公開される。 今回、イ・ジョンジェは売れないコメディアンの役、イ・ヨンエはその彼を支える妻の役。
なかなか芽がでないコメディアンの夫を小さな子供服店を切り盛りしながら支える妻。 妻の病気を知り、いろいろ工面して薬を探す夫。 それぞれの行動がなかなかうまく噛み合わず、お互いを思いやる気持ちはあるのに、 うまく伝えられないふたり。 そんな模様が、イ・ジョンジェのコメディシーンと共に映し出される。 その間に変な詐欺師も登場し、笑いと涙のラブストーリーが展開される。
12/7より シャンテシネにて公開される
公式サイト >> http://www.seochon.net/lastpresent/
シャンテ シネ HP >> http://www.chantercine.com/
●『オーファンズ』監督・脚本:ピーター・ミュラン
出演:ダグラス・ヘンシャル/ゲーリー・ルイス/ローズマリー・スティーブンソン /スティーブン・マッコール女手一つで三男一女を育て上げたママが死んだ。
長男(『リトルダンサー』のパパでした)はパブで涙ながらに追悼の歌を歌い、 酔客と兄弟は大喧嘩。次男は腹を刺されて町をさまよいながらも、 労災にしてお金をとろうと画策。三男はライフルを手に入れて仇討ちをしようとする。 車椅子の長女は教会のマリア像を壊してしまい、 長男に追い出されて見ず知らずの家の誕生パーティに…。 嵐が吹き荒れた翌日はお葬式。 オーファンズ(みなしごたち)は愛するママを天国に送り出せるのだろうか?なんだか変な人ばっかり出てくるし、悲しみのあまり(?) 怒りが妙な方向へ向かうし、私が母親ならもう一度蘇って、 息子たちの頭をごっつんこしてやりたい。 「もう、あんたたちは何をしてるの!こんなことでは私は天国にいけないわよ!」と。 イギリス人のジョーク、ブラックユーモアに驚かされる1本。 スコットランド出身の人は怒らせないようにしましょう。
(1998 年 イギリス映画)
2003年1月 新宿武蔵野館レイトショー 公開
配給:ゼアリズエンタープライズ http://www1.sphere.ne.jp/there-s/
●パルテノン多摩 シネコレクション
監督特集 〜マフマルバフが描くイスラム〜2003年1/31[金], 2/1[土], 2[日], 7[金], 8[土], 9[日]
小ホール
公式ホームページ: http://www.parthenon.or.jp/topics/03/flame_set03.htm
イランでも絶大な人気を誇るモフセン・マフマルバフ監督。 すべてのイラン人が観たとまで言われるヒット作『サイクリスト』から、 タリバン政権下のアフガニスタンで生きる人々を描いた『カンダハール』や、 イランでのアフガン難民の識字教育を描いた『アフガン・アルファベット』 まで10作品及び関連作が一挙に上映される貴重な機会です。
パルテノン多摩は、京王線・小田急線・多摩モノレールの「多摩センター駅」 より徒歩5分。
郊外への散歩気分でお出かけください!▲「ザ・ペドラー /行商人」(1987/イラン/1h35)
▲「サイクリスト」(1989/イラン/1h23)
▲「クローズアップ」(1990/イラン/1h37)
▲「サラーム・シネマ」(1995/イラン=仏/1h30)
▲「ギャベ」(1996/イラン=仏/1h13)
▲「パンと植木鉢」(1996/イラ ン=仏/1h18)
▲「風 と共に散った学校」(1997/イラ ン/0h08)
▲「おばさんが病気になった日」(1997/イラン/0h24)
▲「サイレンス」 (1998/イラン=仏=タジキスタン/1h16)
▲「キシュ島の物語」(1999/イラン/1h12)
▲「カンダハール」(2001/イラン=仏/1h25)
▲「アフガン・アルファベット」(2002/イラン/0h46)
2/2[日]15:00〜 座談会:「イラン映画・百花繚乱」(仮題)
2/9[日]15:00〜 対談:「マフマルバフの映画づくりについて」(仮題)
****** ちなみに、映画誕生100周年を記念した新作映画のオーディションの模様を コミカルに描いた『サラームシネマ』の撮影に使われたテヘラン山の手のお屋敷は、 昨年秋、映画博物館としてオープンしました。
充実した展示の中でも、キアロスタミとマフマルバフは特別コーナーが設けられていて、 日本公開時のポスターなども飾られています。
(景山咲子)
●『アウトライブ』(飛天舞)監督・脚本:キム・ヨンジュン
出演:シン・ヒョンジュン/キム・ヒソン/チョン・ジニョン/チャン・ドンジク/ キム・ハクチョル/キム・スロ/ジョン・ハナ
原作:キム・ヘリン
韓国映画史上最高の制作費をかけ、韓国、中国、香港、アメリカのスタッフが 集結して作り上げた一大エンターティンメント作品。 人気女性漫画家の同名コミックが原作なのに、とても男っぽい仕上がり。
元朝末期の中国を舞台に、運命にもてあそばれるソルリを演じるキム・ヒソンは 凛として美しく、剣の秘伝書“飛天神記”の奥義を身につけたジナはクールです。 このシン・ヒョンジュンは『銀杏のベッド』のときのしつこさがなくて (ファンの方すみません)悲恋に泣けます。
(2000年韓国映画 1時間57分)2003年1月18日公開予定 渋谷東急3ほか全国松竹東急系
配給:松竹公式 HP >> http://www.outlive.jp/
●『西洋鏡 映画の夜明け』監督:アン・フー
主演:シア・ユイ、ジャレット・ハリス
1月18日より有楽町スバル座他でロードショー
中国で初めて映画を作った青年の物語で、 約100年前のまだ弁髪が残る清朝時代の中国が舞台。 イギリスから来て映画館を経営する白人男性と知り合い、 そこを手伝ううちに映画の面白さに目覚め、周囲の反対にあいながらも 自分の夢をつらぬき、映画を作った青年の役を 『太陽の少年』でデビューした夏雨(シア・ユイ)が演じている。
シネマジャーナル51号に、 胡安監督と、主演・夏雨のインタビューが掲載されています。 有楽町スバル座で、『西洋鏡』上映期間中、51号を販売しています。 どうぞお求め下さい。
もっと画像があります
アン・フー監督 シア・ユイ
英語版公式 HP >> http://www.sonypictures.com/classics/shadowmagic/
GAGA (配給) HP >> http://www.gaga.ne.jp/
●『Rei-ya』 〜REALリラクゼーションムービー〜高橋巌監督作品
脚本:安田真奈
男でもない女でもない、中性の売れっ子モデル・レイヤ(内山怜也)。
そんなレイヤを取材することになった雑誌社で働くリノ(あだち理絵子)は、 結婚退職間近。
かつてはインタビュアー志望という夢があったが現在はマンネリ気味で、 恋人と結婚して恋人の新しい仕事先へ引っ越すことになっていた。レイヤは体が男性、心が女性であることに苦しんできたが、今は自分を受け入れ、 自分に正直に生きている。そんなレイヤの取材を重ねるうちに、 リノは自分の生き方を見つめなおすようになる。 自分は自分のやりたいことをしているのだろうか・・・、 このまま結婚してしまっていいのか・・・。
興味本位で中性モデルを描いているのでなく、レイヤの心の内側やリノの葛藤など 内面を丁寧に描き出した、観終わった後に自分に素直になれる作品。
何かに迷っている人に観て欲しい、そんな映画です。
製作・配給 (株)ENGEL
2/1(土), 3(月),4(火)、BOX東中野にて上映。
初日舞台挨拶ありの予定。時間などは劇場へお問い合わせ下さい。公式 HP >> http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/4010/reiya.html
●『トスカ』監督:ブノワ・ジャコ
出演:アンジェラ・ゲオルギュー、ロベルト・アラーニャ、ルッジェーロ・ライモンディ
舞台で演じられるプッチーニの有名なオペラ「トスカ」、 合間に歌手とオーケストラの録音の様子、 ローマの街の風景がざらついた映像で織り込まれています。 俳優のクローズアップを多用してドラマチックな効果を上げ、 感動的なアリアにたっぷりと浸れます。 ソプラノのゲオルギュー、テノールのアラーニャ、 バリトンのライモンディほか屈指の豪華キャストなのだそうです。 知りませんでした、すみません。 オペラ初体験の私でも楽しめました。濃い顔好きな方に特にお奨め。
シブヤ・シネマ・ソサエティにて10/12より公開
アルシネテランHP >> http://www.alcine-terran.com/new/new.html
シブヤ・シネマ・ソサエティHP >> http://www.scs-voice.com/top.html
●『グレースと公爵』(L'ANGLAISE & LE DUG)2001年/フランス映画/カラー/129分
[監督]エリック・ロメール
[製作]フランソワーズ・エチュガレー
[CAST]ルーシー・ラッセル/ジャン=クロード・ドレフュス/フランソワ・マルトゥレ/レオナール・コビアン/キャロリーヌ・モラン
[配給]プレノンアッシュ http://www.prenomh.com/index.cgi
2001年ヴェネチア映画祭金獅子賞(永年功労賞)受賞
2002年12月21日(土)より 日比谷シャンテシネ他全国劇場にてロードショー
巨匠エリック・ロメールが、フランス革命期に実在した英国人女性 グレース・エリオットの手記を映画化したもの。彼女はルイ16世を敬愛し、 王の従兄弟で大富豪のオルレアン公爵のかつての愛人でもあった。 革命の内側近くにいながら、少し外からの視線を持つ彼女を通して、 波乱の時代の狂気を描いている。
映画は18世紀末のセットを組むのではなく、絵画を背景に人物を巧みに合成、 配置している。冒頭、丁寧に描かれたパリの街が現れ、馬車や人々が点在している。 カメラが近づくと、彼らが絵の中から浮き上がってそれぞれ動き始めるのは見もの。 監督は前からこのアイディアを暖めていて、 ようやく技術と予算との折り合いがついたのだとか。
歴史と絵とコスチュームに興味のある方楽しめます。
*原作はこちら
「グレースと公爵」 グレース・エリオット著 野崎歓訳 集英社文庫
●『イ・ジェスの乱』『若い男』★無料★上映会今、注目度No.1の韓国人男優イ・ジョンジェの劇場未公開作を無料上映!
【日程】
- 2003年1月16日(木)
- 19:10 開場
- 19:20 『イ・ジェスの乱』(100分)上映
- 21:00 終了予定
- 2003年1月17日(金)
- 19:10 開場
- 19:20 トークショー
ゲスト:田代親世(韓国エンターテイメント・ライター)- 19:50 『若い男』(116分)上映
- 21:46 終了予定
【会場】 キネカ大森 JR京浜東北線「大森」駅東口 西友大森店5F
TEL 03-3762-6000
http://kineca.m78.com/
【料金】 入場無料 予約不要
※ 両日とも当日18:00より整理券を配布します(座席数168席)。
主 催: 『ラスト・プレゼント』サポーターズ・クラブ
http://www.seochon.net/lastpresent/共 催: 駐日大韓民国大使館 韓国文化院 協 力: キネカ大森 問合せ: キネカ大森(TEL 03-3762-6000)
★ イ・ジョンジェ <上映2作品主演男優>
韓国若手俳優の中でトップクラスの演技派。韓国同年代俳優の中で 最多の主演数を誇り、日本でも主演映画の公開数はNo.1。 作品ごとにみせる強烈なまでの存在感とカリスマ性は、 日本を問わず世界中の人々を魅了してやまない。 そんな彼がイ・ヨンエと共演した『ラスト・プレゼント』の公開 (シャンテ・シネにて12/7〜)にあわせて、 劇場未公開の主演二作品を無料上映いたします。 いずれも上映機会の少ない作品ですので、このチャンスをお見逃しなく!
イ・ジョンジェ/李政宰 1973年生まれ。1994年デビュー。 主演作:『若い男』(1994) ○ 『アルバトロス』(1996) ● 『火の鳥』(1997) 『朴対朴』(1997) 『情事』(1998) ◎ 『太陽はない』(1998) 『イ・ジェスの乱』(1999) ○ 『Interview』(2000) ◎ 『イルマーレ』(2000) ◎ 『純愛譜−じゅんあいふ−』(2000) ◎ 『ラスト・プレゼント』(2001) ◎ 『黒水仙』(2001) ○ 『オーバー・ザ・レインボー』(2002) ○ ◎ 劇場公開作品 ○ 劇場未公開、映画祭&上映会上映作品 ● 劇場未公開、ビデオのみリリース作品
★ 『イ・ジェスの乱』 韓国/1999年/100分/35mm/日本語字幕付
監督= パク・クァンス(『チルスとマンス』など) 主演= イ・ジョンジェ
シム・ウナ(『八月のクリスマス』『Interview』など)
李氏朝鮮末期に済州島で発生した民衆蜂起を描いた大型歴史ドラマ。 イ・ジョンジェ唯一の歴史物。
★ 『若い男』 韓国/1994年/116分/35mm/日本語字幕付
監督= ペ・チャンホ(『鯨とり』『黒水仙』など)
主演= イ・ジョンジェ
シン・ウンギョン(『My Wife is a Gangster』など)
イ・ウンギョン(『豚が井戸に落ちた日』など)
スターを夢見る青年の苦悩と挫折の物語。 イ・ジョンジェは若干21歳にして本作に初主演し、新人男優賞を総なめにした。 日本公開作がダントツに多いイ・ジョンジェの貴重な劇場未公開作をなんと無料で観るチャンスです。 特に『若い男』は、文字通り若さあふれるジョンジェの魅力がいっぱいでクラクラします(笑)。
(みずま)