『神様ヘルプ!』の記者会見、イベント、舞台挨拶を取材させていただき、全部終わったら裏話などを含め、あくまで(笑)私の主観で後記を書きたいなと思っていました。
これを読んでくださっているのは、おそらくほとんどが加藤和樹さんのファンの方かと思うので、若干加藤さん寄りでお届けします。
加藤和樹さんと『ゴスロリ処刑人』主演の秋山莉奈さんは、映画の中から抜け出てきたようなあきらかに一般ピープルとは違うオーラと共に登場しました。秋山さんの衣装は彼女のサイズに合わせて作られた一点もので本当にお似合いでした。だから「お互いの印象は?」と聞かれた加藤さんの「これなら処刑されてもいいかなと思います」は、秋山さんの映画を立てつつ、彼女の魅力も表現しているとっても素晴らしきコメントだったと思うんですよね。でも結果、彼女の映画の宣伝ばかりになってしまって、加藤さんにはお気の毒だったかなと。
その話には続きがあったのですが、今度は秋山さんが加藤さんの印象を話し始めたとき、加藤さんが気を利かせていすから立ち上がって全身を見せるようにしたんですね。そして彼女が加藤さんを見ながら「スーツがお似合いで…」と話している最中に「あまり見ないでくださいっ」って急に恥ずかしがったんですよ。私は「加藤氏の眼力はそんなにスゴイのか?」とそれが一番気になりました(笑)。だから『神様ヘルプ!』寄りでこの会見にタイトルを付けるのであれば、「殺人鬼和樹の眼力にオシリーナ思わず神様ヘルプ!」…あ~陳腐ですか…スミマセン(苦笑)。
フォトセッションの時に思ったんですが、加藤さんは立ち姿がとっても品があって綺麗ですね!まるでバレエダンサーの立ち姿のようでした。
会見場となった「キリストンカフェ東京」は、吸血鬼の館とか蝋人形の館としてそのまま映画で使えるような雰囲気のレストランでした。だから入るときはちょっと勇気がいるかも?ですが、入ってしまえばそんなことはないと思います。期間限定で両作品のポスターの展示やプレゼントもあるそうなので、いろんな調度品を見て楽しみながらお食事をしてもよろしいんじゃないでしょうか。ちなみにフォトセッションは、店内の階段の踊り場でした。
合同記者会見時の加藤さんは、物静かな大人な男性といった雰囲気でしたが、こちらは歌手として等身大の彼の魅力あふれるイベントでした。
あのカッコよさで、歌って、踊って、話せば隣のお兄ちゃん感覚のトークもおもしろくて、加藤氏はなんでも出来るエンターティナーなのですね!あのビジュアルだと気取っていてもまあ当たり前だよねと思ってしまいますが、気取りゼロ(といったら失礼かな)の飾らないお人柄、そして囲み取材の受け答えでも本当に誠実な方だと思いました。
そしてファンの方には頭が上がらない加藤氏。観客からの「脱いで~」というリクエストで「しょ~がねえ~な~」とジャケットを脱ぎ、「あの俺脱いだんだけど(観客に向かって)脱いでないけど?えっ?そういうことじゃない…そっか…もう1枚脱いだらダメだよ、あのね、世の中的にセクハラってものになりますので、それはちょっとカンベンしてもらっていいすか…今度ね、今度!今度!!お客さんちょっと引いてんじゃん!こういう公然のところではちょっとそういうことはすいませんけどよろしくお願いします。」という観客との爆笑やりとりがありまして、囲み取材でもそのことを聞かれ「いつもいうんです、もぉ~」と、嬉しいような困ったような顔をされてました。「ライブの時はテンション上がって結構脱いじゃうことが多いので。(タンクトップは最後の砦?)ライブハウスならまだしも、ちょっとね。身内だけならいいですけども。」とのことでした。
イベントでは歌った歌詞のキーワードからの質問があったのですが、「「君の瞳に乾杯」とベタなくどき文句がありますが、これまでに女性に言った言葉で我ながらちょっとクサかったかな?と思うことは?」の問いに、
「え~~~~恥ずかしいなあ~~~あのこれ僕が名古屋から上京する時に遠距離恋愛になってしまって、まあそれでいった一言なんですけど、(観客に)絶対笑うよ、絶対笑うよ、俺今でも想像して笑っちゃうもん…じゃあいきます。『離れていても心はそばにあるから』(最後のほうは照れ笑い、そして観客から拍手&笑い)若かったんですよ、まだ18だったし。そう、なんかね、そういうあのドラマっていうか、少女マンガの見すぎみたいな。そのときはもうね、ふたりの世界だから何をいってもOKみたいなところがあるんですよ」
という青春時代のエピソードを話してくださって、それを受けての囲み取材での「その心はまだそばにありますか?」という質問でした。でもこの言葉って、ファンの方に向かってライブでいってもいいような言葉なんじゃないかと思いましたヨ。
この日のイベントは午後2時からという本当に炎天下の中で行われて、観ているファンの方々も暑くてかなり大変だったことと思います。でもフォトセッションでステージ上に上がった時に私はびっくりしました! ステージ上には空気の流れがなかったんです。風の流れが悪かったんだと思いますが、暑いし息をするのもちょっと苦しいような場でした。そんな悪環境の中、4曲を歌いきった加藤さんに本当に頭が下がる想いがしました。
それから第二弾レポに写真を追加していますので、よろしかったらご覧ください。プチ情報として、上部の4枚並んでいる写真の一番左側は、「灼熱フィンガーでFEVER!」の自己紹介中のものです。 それから忘れちゃいけない!「灼熱フィンガーでFEVER!」は絶賛発売中でございます!!
加藤さんの最初の挨拶が「え~皆さん、今日は暑い中お越しいただき、ほんとにありがとうございます。この映画『神様ヘルプ!』でアツオ役と佐藤隆役を演じています。今日ちょっとね~皆さん浴衣ということで、浴衣の美女が集まると聞いたので、浴衣を着てない美女が若干名(佐津川さんとMCの方)…そこがちょっと僕的にはどうなのかなと。今、清めの酒を飲んで僕、酔っ払っちゃうかもしれませんがお許しください」というものでした。そうなんですよ、佐津川さんは女の子だから浴衣でもよかったんじゃないかなと思いました。ご本人も「なんで私、浴衣着てないんだろう?」っておっしゃっていて、ちょっとかわいそうな感じでしたね。
でも「どうして和樹は浴衣じゃないの?」と、私の後ろにいた浴衣美女たちの声が聞こえました。男性が女性の浴衣姿がお好きなように、女性だって男性の浴衣姿は好きですよねえ?
まあ男性の場合は浴衣というかうなじに弱いようで、加藤さん、佐藤さん共に「うなじいいですねえ~」とそれこそデレっとしてましたね(笑)。佐藤さんなんて「うなじのことばっか気になっちゃって」と映画の宣伝はどこへやら?でした。せっかくだからファンの方々に後ろを向いていただいて、うなじご披露タイムがあってもよかったのに~と思いましたが、それだと主旨が違っちゃうか(笑)。
浴衣姿のファン230人の前でのフォトセッション。加藤氏なんだかご満悦な表情です。
本当に撮影現場が楽しかったんだろうなと伺い知ることのできる、和気藹々なムードの笑いが絶えない舞台挨拶でした。
驚いたのが、映画の中ではクールな刑事役だった栁澤さんがいじられキャラだったことですね。彼が話すと誰かしらがツッコミを入れたりして、そのたびにしどろもどろな栁澤さんでしたが、そんな時に加藤さんが「それでどうしたの?」というようにきれいに修正をかけてあげていました。フォローもできる男前!スゴイです。
そして加藤さんの数々のツッコミがおもしろくて、中でも植原さんが一週間実家に帰っていて大切に育てていたお花を枯らした話の時に、「枯れるわ」と一言!これはマイクを通さずにおっしゃったので聞こえた方は少ないと思うんですけど、「そりゃあ枯れるわ」っていういい方で読んでいただきたいです。下を向いてボソッとおっしゃったのでもうおかしくって私は肩を震わせました(笑)。
そんな加藤さんが話すときは、隣の佐藤さんが本当にじぃ~っと加藤さんのことを見てるんです。そして「ホントきれいな顔してるね」と。そのあとも何かというと加藤さんのことをなんだか満足げにとっても嬉しそうなお顔で見てらっしゃいました。
舞台挨拶の最後の加藤さんと佐藤さんのやりとりは漫才でも見ているかのようにテンポがよくて、おふたりがコンビを組む刑事もののドラマとかがあったらおもしろいんじゃないかと思いました。本当に劇場内も大爆笑で、観客の皆さんも映画をご覧になる前にとっても楽しめた舞台挨拶になったことでしょう。
ということで、私の『神様ヘルプ!』の取材は終了しました。
『神様ヘルプ!』は8月20日までは渋谷シネクイントでプレミアム先行レイトショー中です。 そして9月4日から伏見ミリオン座で行われる名古屋シネマフェスティバル2010での上映が決定し、 9月中旬からは大阪・シネマート心斎橋にてレイトロードショーも決定したそうです。 全国順次ロードショーですので、ほかの地方の方も映画館でご覧になる機会があるといいですね! それでは映画『神様ヘルプ!』に携わった方々、イベントに携わった方々、お世話になりました。そして本当にありがとうございました!!