2010年8月7日(土)渋谷シネクイント
『神様ヘルプ!』の初日舞台挨拶は、上記写真左から植原卓也さん、栁澤貴彦さん、佐藤二朗さん、加藤和樹さん、佐津川愛美さん、佐々木詳太監督が登壇され、映画上映の前に笑いあふれる、とても楽しい和やかな雰囲気のなか行われました。出演者によるツッコミはカッコ内に表示しました。
MC:ご自身演じられた役柄や、初日を迎えた感想なども含めてのご挨拶をお願いします。
加藤和樹:『神様ヘルプ!』でアツオ役と佐藤隆役を演じさせていただきました加藤和樹です。皆さん今日はお集まりいただいてありがとうございます。トークは短いお時間ですが、このあと皆さん本編を観られるということで楽しみにしていてください。よろしくお願いします。
佐津川愛美:皆さんこんばんは、佐津川愛美です。『神様ヘルプ!』初日を迎えられてとっても嬉しく思います。今日は観に来てくださってありがとうございます。楽しんでください。
佐藤二朗:いや~本当にあの~最近暑いですね。ホントに暑い。この間沖縄よりも北海道の方が気温が高かったそうです。(客席:え~)ねっ?びっくりしたでしょう?『神様ヘルプ!』をどうかよろしくお願いします。
栁澤貴彦:こんばんは、栁澤貴彦です。赤岩という役をやらせていただきました。初めての映画の舞台挨拶でちょっと緊張しておりますが、何卒よろしくお願いします。
植原卓也:皆さんこんばんは!錦織健太郎役をやらせていただきました植原卓也です。本編ではあの半分以上すごい…あんまりいえないんですけど、結構すごいことになってますので、(佐藤:まだ見る前だからね)よろしくお願いします。
佐々木詳太監督:こんばんは、皆さん。佐々木詳太です。42歳です。好きな食べ物はザラメせんべいと練乳です。(加藤:レンニュウ~) 皆さんこれからご覧になると思うんですけど、すごくおもしろい映画になっていますので、これを観た方はおもしろいということを周りの10人の方に必ず話してください。よろしくお願いします。
MC:皆さんのお話にもありましたとおり、非常に見どころがたくさんということで、もう目が離せないシーンばかりなんですけれども、質問はいきなりエンディングに飛ばせていただきまして(笑)、(加藤:いきなりかい)はい、いきなりです。加藤和樹さんは今回主題歌を歌ってらっしゃるということで、「神様ヘルプ!」をとっても素敵な歌声で聴かせてくださっていますが
加藤:すいません
佐藤:何で謝ってんの?
加藤:いや、なんとなく…
MC:チェッカーズの名曲
加藤:そうです、それに対してすいませんって感じで(苦笑)。僕なんかがという…
佐藤:いえいえそんなことないですよ~、みんな(観客を指して)和樹ファンですよ。(場内拍手)
MC:佐藤さんは、最初に聴いたときはいかがでしたか?
佐藤:えっ?何を?あ~和樹の歌?僕はね和樹とは役者として実は2回共演していて、役者としての和樹にはね、ほんとに助けてもらったりしてるんですけど、歌うところを実はまだ直では見てない。聴きましたけどね。あの~だからすごく、不思議な感じがしました。
MC:不思議な感じ?
佐藤:上手いな~と思いました、歌が。
(場内拍手)
佐藤:和樹にね歌が上手いっていうのは、ゴルファーにゴルフ上手いねっていうのと一緒でね、そりゃあ当たり前のことで、ミュージシャンだからね。素敵な歌声で素敵だと思いました。
MC:佐津川さんは、お聴きになっていかがでしたか?
佐津川:加藤さんが歌うイメージがあまりなくて、私の中では勝手にクールなイメージだったので、結構アップテンポの曲でちょっとびっくりしました。でも意外とひとりでボケたりしてて、今日もおもしろいことをいったりしてるので、そういう方なんだなと思いました。
加藤:すいません(笑)。
MC:監督はこの歌を作品のエンディングに起用されましたが、最初に楽曲を聴いた印象はいかがでしたか?
監督:僕は今、毎朝5時に起きて10キロランニングをしてるんですけど、たまに苦しくなったりするときに加藤くんの「神様ヘルプ!」を聴いて、「よし!頑張るぞ!」っていう風にテンション上げて走っています。ただみんなも人生、生きていく中で、くじけたりとかあると思うけど…
佐藤:何の話をしてんの!
監督:是非「神様ヘルプ!」を聴いてですね、元気とモチベーションを高めて今後の人生を生きてください。
加藤:アハハ~(大爆笑)
MC:加藤さんが実際にこの曲を歌われての感想などをお聞かせ願えますか?
加藤:チェッカーズの25年前に大ヒットを記録した作品ということで、プレッシャーはすごくありましたね。でも作品としてちゃんと意味のある歌を歌わせてもらったので、やはりその自分らしさとチェッカーズの良さというものを組み合わせてですね、自分なりの想いをこめて歌いました。
MC:もうすでにCDはリリースされていますのでお聴きになった方も多いと思いますけど、また映画のエンディングで流れると一味…
加藤:そうですね、観終わったあとに流れるので、結構爽快感があるというか、…はい(佐藤さんの視線に気づいて笑い)。
佐藤:お前、隣で見てると、ホントきれいな顔してるね。(場内拍手と爆笑)びっくりしちゃった、今!
加藤:なんか近いなあと思って。
佐藤:そんなに俺、近かった?
MC:是非皆さんに「神様ヘルプ!」と思った瞬間を教えていただきたいと思います。
栁澤:なかなか難しい質問で考えたんですけど…。この間、すごく遅くに仕事が終わって、最終電車に乗ってて寝過ごしちゃって、あの~
(ここで監督や佐藤さんからの突っ込みなどが入り、グダグダ状態に)
加藤:結果、乗り過ごしてどうなの?
栁澤:乗り過ごして、お母さんに電話しました。(場内拍手と笑い)
佐藤:それ、わりとおもしろいよ。
栁澤:お母さんヘルプをしました。
佐藤:なるほど~、上手いこというなお前。
栁澤:それで車で帰りました。
MC:いざというとき、頼りになるのはお母さんだと。
栁澤:いや~お母さんはいいですね~(場内笑)はい、すいませんでした。
MC:植原さんはどうでしょうか
植原:僕は最近、ずっと大切に家で育てていたお花があったんですけど、それが枯れちゃいました。それでヘルプって感じです。
MC:そんなに大切になさってたんですか?
植原:毎日水をあげてたんですけど、実家に一週間ぐらい帰る機会がありまして…(場内笑)、(加藤:枯れるわ)
佐藤:いい話じゃないか、おい
植原:それで帰ったらベロンベロンになってて…ほんとにせつなかったです。だから新しいのを買いたいと思います。
MC:では監督にお聞きしましょうか。
監督:僕は毎日神社に行ってお祈りをしているんですけど、この映画がアカデミー賞にノミネートされてレッドカーペットを歩きたいといつも「神様ヘルプ!」をしています。
MC:きっと神様に届きますよ。
監督:そういう風にこの舞台で言えと、プロデューサーにさっき言われたので。
MC:じゃあ最後に佐藤さん。
佐藤:僕は自転車をものすごく撤去されるんですよ。(場内爆笑)いや、本当にね、笑い事じゃないんだよ。また撤去されて引き取る場所がものすごい遠いんですよ。
MC:自転車に乗っていきたいぐらいの場所っていうことですね。
佐藤:バスから降りてすごく歩くみたいなところで。だからしばらく自転車を控えてたんですけど、最近ママチャリを買ったんです。だからこの自転車は神様にお願いして、どうか撤去されないようにと。全く締まらない最後になってしまったけど、大丈夫かな?
MC:いえ~大丈夫です。たぶんこの話は皆さんも納得みたいなところってありますよね。
加藤:そうですね。僕も自転車撤去されて、もうそれ以来ぜんっぜん乗ってないですから。(場内爆笑)
佐藤:あっ、そう。えっ?そんなきれいな顔なのに?(場内爆笑)
加藤:顔関係ないですから(笑)。
佐藤:顔関係ない?う~ん…
栁澤:二朗さん、ここで見ると顔やっぱり大きいですね(場内爆笑&拍手)
佐藤:貴彦ね~、俺、アドリブを適当にはさむのは得意なんだけどね、案外受けるのヘタだなと。
MC:でもこうやってお話しを伺っていると、きっと撮影現場でも楽しかったんだろうなというのが伝わってきますよね。やっぱりにぎやかでした?監督?
監督:ええ、そうですね、すごくにぎやかで
佐藤:にぎやかでしたよね。ほんとにね。
MC:これから皆さんには『神様ヘルプ!』をご覧いただくということで、最後に加藤さんから、今日お越しの皆様にメッセージをお願いいたします。
加藤:この『神様ヘルプ!』はホラーなんですけど、「どれぐらい怖いんですか?」とか結構聞かれたんですね。あの正直やっぱちょっと怖いことは怖いです。しかし!しかしですよ!まあこの隣にいる二朗さんが、すごくその怖さを上手く中和してくださってるので、それが画面から飛び出てくるんじゃないかというもうシュールなおもしろさもあれば、……。
佐藤:もしかして飛び出るかもしれない。
加藤:そうですね、いつの間にか3Dになっているかもしれない。
佐藤:(大爆笑)はっはっはっ、俺が一番笑っちゃったよ。(場内拍手)
加藤:(笑)本当にいろんな要素が盛り込まれた作品なので、これから観る方々、緊張しないでください。もう何も考えずに観ていただければすっとこの映画の世界観の中に入り込んで行けるので、最後まで楽しみに観てください。今日はありがとうございました。
『神様ヘルプ!』http://kamisamahelp.com/
渋谷シネクイントにて絶賛上映中!