このページはJavaScriptが使われています。
女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

| その1 | その3 |

香港ニューウエイブ・フェスティバル・レポート!その2

 11月24日、日本・香港パートナーシップ2002点灯式典後、 来日した、ルイス・クー(古天楽)、イーキン・チェン(鄭伊健)、イーソン・チャン(陳奕迅)、 ジェリー・ラム(林暁峰)の4名の香港スターの質疑応答が行われた。 4人は終始リラックスムード。中でもジェリーは、コメントひとつ、 ポーズひとつとっても、人を楽しませる術を心得ており、場内をわかせた。

ルイス・クー、イーキン・チェン、イーソン・チャン、 ジェリー・ラム ルイス・クー、イーキン・チェン、イーソン・チャン イーソン・チャン、 ジェリー・ラム
和気あいあい、楽しげな4人
Q「(イーソンに)日本で初ライブの意気込みを聞かせてください」

イーソン 「初めて日本でパフォーマンスをすることになって、嬉しいし、ワクワクしてます。 香港でのコンサートのときには、日本からもたくさんファンがきてくれて、 たくさんの声援とプレゼントをもらいました。日本では初めてだけど、 空港に降りたったときに、ファンから熱烈な歓迎を受けて本当に嬉しかったです。 ありがとう」

イーソン・チャン
イーソン・チャン
Q「(ジェリーに)日本語が大変お上手ですけど、今回のライブで司会のときには、 どんな日本語を話す予定ですか?それと抱負も聞かせてください」

ジェリー 「僕の日本語が上手と言ってくれてありがとう。実は僕が歌える日本語の歌は 『慎吾ママのおはロック』だけなんだ。もし皆が「もっと日本語の歌を歌って」 と僕に言ってくれれば、スタッフに頼んで「慎吾ママ」を歌わせてもらうよ!(笑)  抱負は……まず、日本の音楽業界に進出すること。 次に、たくさんの日本映画に出演すること。 次は日本に移民すること(笑) これは冗談だけど、この3人とともに、 また香港の文化を日本に紹介しに来日できれば嬉しいです。アリガトウ」

イーソン 「僕は、明日の夜のライブが、皆に楽しんでもらえることをひたすら願ってます」

イーキン 「香港でも日本でもコンサートを行ったことがあるけど、 今回はちょっと意味合いが違うので、緊張してます。明日は一生懸命頑張ります」

ルイス 「僕は、より多くの人が日本から香港に訪れて、 香港のことをもっとよく知ってもらえれば嬉しいと思います」

Q「(イーキンに)2年以上前に撮影された『勝者為王』 がやっと日本で上映されることに関しての率直な感想を」

イーキン 「この映画は古惑仔シリーズの最後の1本になるけれど、 古惑仔シリーズが好きな人にとっては、観るべき映画だね。 2年過ぎても、楽しみに待っていてくれる日本のファンがいることは本当に嬉しいし、 自分が出演した映画が日本で上映されることも嬉しいです。 今後も、出演した香港映画が日本で公開されるといいな」

イーキン・チェン
イーキン・チェン
Q「日本との仕事が多いイーキンから、 他の出演者に対して何かアドバイスはありますか?」

イーキン 「イーソンはとても歌が上手。ジェリーは素晴らしい司会者だし、 ルイスは演技が上手だし……俳優として、一番大事だと思うのは自信を持つこと。 ここにいる皆はそれぞれにスタイルがあるよね」

Q「(ルイスに)今回上映される『Fat Choi Spirit』 ([口歴][口古][口歴][口古]新年財)の撮影で、 何か面白いエピソードはありますか?」

ルイス 「特にはないけど……この映画はアクション映画でもないのに、 体力が必要な現場でした。 監督はとてもハードな人で、(撮影で)3日間拘束して、 家で寝る暇すらありませんでした。 とうとう、エキストラの一人がロケから逃げ出して戻ってこなかったくらい。 そのことはよく覚えています」

ルイス・クー
ルイス・クー

 続いてフォトセッション。 一人ひとりの撮影に入ると、まず最初に出てきたジェリーがポーズを決めたものだから、 他の3人はとまどった様子。 イーソンは「僕は歌手だから」と言いわけ(?)をしながら、 ポーズをつけずにカメラの前に。 その照れ具合が彼のキャラクターをよく表わしていて好感度大だった。

ジェリー・ラム ジェリー・ラム ジェリー・ラム
ジェリーの決めポーズ3連発!

 今回の香港ニューウエイブ・フェスティバルはグルメ、音楽、 映画の3分野から香港カルチャーの“今”を紹介するもの。 このようなイベントが、多くの日本人に香港に興味をもつ契機になればと思う。 そして、いつかイベントをする必要がないほど、交流がさかんになってほしい。 シネマ・ジャーナル関係者にも香港が大好きな人間が多い。 映画メインの話題にはなるけれど、日本人に対しては香港の魅力を、 香港の人には日本のいいところを、伝えることに少しでも役立てたらと思う。

ルイス・クー、イーキン・チェン、イーソン・チャン、 ジェリー・ラム
4人肩組み

return to top

(Text by 葉月夏生、渚、まつした)
本誌「シネマジャーナル」及びバックナンバーの問い合わせ:
order@cinemajournal.net
このHPに関するご意見など: info@cinemajournal.net
このサイトの画像・記事等の無断転載・無断使用はご遠慮下さい。
掲載画像・元写真の使用を希望される場合はご連絡下さい。