★ 今年ももう終わり。 本当に1年ってなんて早くすぎるんだろう・・・。
今週は今年の映画の見納めにぴったりの映画を観た。 台湾映画祭で上映された『生命』だ。 秋の山形ドキュメンタリー映画祭でも上映されてて、行きたかったけど 山形までは行けなかったので今回東京で上映されて良かった。 1999年に起こった台湾大地震で身内を亡くされた4家族を追うドキュメンタリーで、 家族を失った喪失感を乗り越えて、せいいっぱい生きようとする人間の強さをずしーんと感じた。 実は私はあの大地震の時旅行で台湾に居た。 ただの旅行者なので、何事もなく無事帰ってこられたがショックは大きかった。 家族を亡くされた方々の心情ははかりしれない。 それでもなんとか気持ちに折り合いをつけて前へ進もうとする姿を見て、人間ってすごいなと思った。
監督の呉乙峰さんにインタビューもできた。 人懐っこく、エネルギッシュに手振りを交えて熱く語って下さる方だった。 また次号での掲載になる予定。
今年もいろんな映画を観て、いろんな人に会って、幸せな1年でした。
(みずま)
★ 次号60号 のシネジャ原稿書きは11ページもあったので四苦八苦だった。 タイミング悪く仕事も始まったので、急に忙しくなって またひどい肩こりに悩まされた日々でもあったけど、編集も終わったのでほっとひといき・・・。 原稿書きの合間にも映画はちょこっと観にいっていたので、その感想を書きたいと思う。
まず、雑誌で当たった試写『ラブ・ストーリー』。 これは韓国映画で、『猟奇的な彼女』の監督の作品。 以前韓国語版を観て良くわからないなりにも雰囲気が良かったので、 やっと日本語字幕つきが観られてうれしかった。 片思いに悩む女子大生の話と、その母親の昔の恋愛話が交互に描かれるのだけど 昔の恋愛話の相手役がわりとお気に入りのチョ・スンウ君で、彼が良かった。 ハンサムではないけど笑顔がかわいくて、友人のために身をひいたり、 戦争に行ってからもずっと彼女のことを思いつづけるというキャラクターにぴったりマッチしていた。 反対に現代の恋物語の相手役は私の好きなタイプでないのもあるけど、 あまり切なさが感じられずイマイチだった。こういうのが演技力の差なのかな・・・。 例のごとく、感情たっぷり(つまり泣かされる)の韓国映画で私は好きだけど、終わった後で 「すっごくクサイよねー」と言っていた若いコがいたので、 やっぱりおしゃれでドライなものに慣れてる最近の若いコにはちょっとクサ過ぎたのかー と思いながら帰った。
もう1本は『ラスト・サムライ』。 これは次号でインタビューを掲載した 小家山さんが出演しているシーンを確かめたいがために、 原稿書きの忙しい時に行ったのだけど、金曜日の午前中にもかかわらず けっこうお客さんが入っていた。それも老若男女まんべんなく。 細かいところを言えばツッコミたいとこともあったけど(バイキングのようなかぶとがヘンとか、 いちアメリカ人が天皇と謁見できるのかとか)、 最後の合戦のシーンでは涙がこみ上げてきて止まらなかった。 負けるとわかっていても全力をもって戦い、潔く死んでいくカッコ良さ、 でも戦争で死ぬのがカッコいいと言っている訳ではなく、日本人同士が、しいてはどんな人同士でも、 戦うということの無意味さも描かれていてじーんとしたのだ。渡辺謙は本当にかっこよく、 寡黙な侍役の福本さんも素晴らしかった。 小家山さんを確認することができなかったのが残念。 でもあの侍の中に居て、お話してくれたように真摯に演じていたんだと思うと、 それもまたじーんとした。
(みずま)
★ 毎週楽しみにしていた韓国ドラマが終わってしまった。
『砂時計』という韓国ドラマの歴史を変えたと言われる名作ドラマだ。 最初はイ・ジョンジェ目当て(ヒロインのボディガード役なんだけど寡黙でイイ男なのだ!) で観始めたのだが、光州事件など実在の事件を背景にした骨太のドラマで見応えがあった。 ストーリーがすごく練られているし、チェ・ミンス演じるテスというヤクザものの男と その長年の友人で検事になったウソク、二人の男の生き様がまっすぐで、 (周りにはいろんな悪いことをやって上手く生きている連中がいるのに)アツく、 韓国での放送当時(1995年)男性も夢中になったというのがよくわかる。 先々週は録画し忘れて、フィルメックスの『鏡の中へ』 を観ている途中に思い出し、 「あああーっ」と大声を出しそうになった。 その回はヒロインを守り抜いてイ・ジョンジェが死ぬ最大の見せ場だったのにいー。 一応VCDを持ってるのでいいんだけど字幕がないので最後に何て言ってたかわからない・・・・。 ドラマの後半はチェ・ミンスが死ぬほどカッコ良く、最終回は号泣だった。
もうひとつ、えんえん49回欠かさず観たのが「コッチ」。 ウォン・ビンが主演のホームドラマで、 ドラマの紹介で年上の女性と恋におちるとあったのでロマコメかなあなんて観ていたら、 この家族に次から次へと不幸や問題が起こって、49回飽きる事がなかった。 なのに・・・・・あと1回で、 この状況に決着がつくんだろうかと思っていた最終回が撮れていなかったのだ。 夜中にやっているのでいつも録画してあるのだが、 次の朝確認したら最後の2分ぐらいしか撮れてない・・・。 朝から「なんで!!」とパニックになる私となぜか目が泳いでいるダンナ。最初はとぼけていたが、 私のあまりの剣幕に畏れをなして、 「ごめん、夜中にダビングしてたら録画できなかったみたい・・」と白状した。 ものすごく腹がたったけど、撮れてないものはしょうがない。 コリアプラザに確認したら、幸いビデオがあった。ホっとするダンナ。 「でもそれは字幕ついてなんだよっ」とまだ許さない私。 これからしばらくは何でもいうことを聞いてくれそうだ。ラッキー!
(みずま)
★ 今週は試写に2本行ってきた。
『フルタイム・キラー』と『ションヤンの酒家』。
『フルタイム〜』は反町隆司とアンディ・ラウ共演の殺し屋もので、 ライバルの二人にいつしか友情のようなものが芽生えるが??1を決める時が来た・・・というお話。 アンディがかなり日本語をしゃべるのだが、たどたどしくて(でも本人は結構自慢気) ほほえましかった。私はアンディファンではないのだが、 なぜかこのアンディはセクシーで好きだったな。やせてたからかなー。 泡をふく場面はいただけないけど・・・。
『ションヤン〜』は『山の郵便配達』のフォン・ジェンチー監督作品。 美人でしっかり者のションヤンが、 自分の屋台を切り盛りしながら家族の問題や自分の恋愛の問題に向き合っていく。 このションヤンというキャラクターは腹がすわっていて良い。 強引なやり方を通す時もあるけど、根は優しく、男に甘えたいこともあるかわいさもある。 頑固すぎるぐらい自分のプライドを持っているところが好きだ。 舞台となる重慶という街は『たまゆらの女』でも出てきたと思うのだが、河の上に ロープーウェイがかかっていて絵的におもしろいなーと思った。
その他今週は忙しく、木曜日には『ラスト・サムライ』 に出演した小家山晃さんのお話を聞きに行った。 大勢いるサムライの一人として出演されたのだが、ニュージーランドロケの様子などをお聞きした。 (次号掲載予定) その後トム・クルーズら出演者の挨拶&イベントがあったのも取材したんだけど、 トムがファンサービス旺盛でなかなか舞台に現れず、超寒い中をえんえんと待っていたのはつらかった。 トムより渡辺謙や真田広之の方がかっこよかったし、 ペネロペより小雪(見惚れる10頭身!)の方がきれいだったぞ。
金曜日は『TAIZO』の監督、中島多圭子さんのインタビュー。 若いけれどしっかりとしたビジョンと考えを持ち、チャンスを逃さなかった人だ。 このインタビューも次号掲載予定で、ほんと手前みそながら次号はかなり盛りだくさんになる予定。
そして週末からはフィルメックスが開催。 土曜日はジョニー・トー監督の『PTU』を観て(おもしろかった!) 日曜は韓国映画を2本。どちらも30代前半の新人監督の作品で、 『地球を守れ』はかなり変わったテイストだったけど引き込まれる快作だった。 『鏡の中へ』はよくあるといえばよくあるホラーなんだけど、 迷える男ユ・ジテ君も良かったしラストも「えっ!」って感じでなかなか良かった。 でもただでさえ目がまわりそうなハングル文字が左右対象になったりしてちょっと頭がこんがらがったかな。
(みずま)
★ 新しく始まった韓国ドラマ「大長今(テジャングム)」にハマッている。 これは時代劇で、韓国で初めて女性で王の主治医となったジャングムという女性の物語。 トップ女優イ・ヨンエが久々にTVドラマに出演するので話題になっていて、 実際始まったらおもしろいので韓国でも視聴率がとってもいいそうだ。 初期のイ・ヨンエの子供時代役の子がとっても愛嬌があってかわいかったので観るようになり、 話の中でどの食材が体の何に良いとかが出て来るのも食いしん坊の私には興味深い。 今までもジャングムの人生はかなり波乱万丈(生い立ちもそうだし、 お人よしが災いしていつもハラハラさせるようなことをする)なのだが、 これから更にどうなるのか目がはなせない。
ドラマは週に2回あるので、以前は全然観る時間がなくてビデオにとったままでどんどんたまってしまい、 また私がきちんとかたづけないものだからビデオだらけになってしまい、 ダンナが怒って、HDDレコーダーを買わされてしまった。 でもこれは便利!どんどんハードディスクにとっていって、保存するものはDVDにおとせばいいし、 そうでないのは観たら消せばいいのだ。便利な世の中になったなー。
(みずま)
★ 今週は、毎日渋谷に行っていたので、ワタシ的映画祭日記を書こうと思う。
月曜日は女性監督デー。女性映画祭の『上海家族』と『ローレルキャニオン』を観に行った。 『上海家族』は、よくTVの紹介番組に出て来るような上海ではなく、 生活感あふれる雰囲気が感じられて良かった。(監督インタビューを次号に掲載予定) 『ローレルキャニオン』は、思っていたよりつまらなかったというか、 インパクトがないというか・・・。 夜はジェーン・カンピオン監督の新作『イン・ザ・カット』を観た。 メグ・ライアンがヌードになってイメチェンをはかったという話題作なんだけど、 「うーん・・・」という感想。 いったいこの主人公はどうしたいの?これが「女の性」を描いているというのなら「女の性」って何? 私がわからないだけなの?とかいろいろ思った。
火曜日は『ヌアン』。 何の予備知識もなく、香川照之がでているんだーぐらいに観たのだが、すごく良かった。 『山の郵便配達』の監督の最新作。淡々と現在と昔の初恋の日々を交互に描いていくのだけど、 最後にその昔と現在の隔たりをがつんと認識させるとこがすごい。 結局この作品がグランプリをとり香川さんも主演男優賞を受賞したのは納得できる。
水曜日は楽しみにしていた『バレット・モンク』のチョウ・ユンファ記者会見に行ってきた。 3日に『イン・ザ・カット』を観ていたので、ファンタの舞台挨拶が観られなかったのだ。 ユンファはやっぱりかっこいいなあ。なんだかやせていてとても顔が小さく感じた。 相変わらずニコニコと素敵だったけど、この映画についてあんまり言いたい事はないようだった。
木曜、金曜は「シュージンレイ」デー。自身が主演し監督もしている『私とパパ』は、 優しいけど社会的にはちょっとワルのパパと、 生き方にもがいているような娘の交流が良く描かれていた。 『アイラブユー』は過激な夫婦ゲンカもの。ずーっとけんかしている。 ティ−チインで監督があの場面は主演の二人にまかせた=アドリブと聞いてびっくりした。 めちゃリアルだったから。二人とも若いのにあんなけんかした経験があったのかなあ。
土曜日は『リング・ウィルス』。日本の『リング』を韓国でリメイクした作品。 私は日本版『リング』を観ておもしろくないと思ったけど、 それは松嶋奈々子が演じていたからなんだとわかった。 シン・ウンギョンが演じる韓国版は結構おもしろく観れた。
そして日曜は最終日。韓国で今年大ヒットしたという『殺人の追憶』。 ソン・ガンホ(なんて福ふくしい顔なんだろう)も来てた。 舞台挨拶の時に途中で出てきた女性プロデューサーが若くてびっくりした。 こんなに若い女性がこんな大作をまかされてるんだー、すごいな。 作品は、さすがポン・ジュノ監督!という深みのあるもので満足した。 今年のラストは『ホームラン』。 イランの『運動靴と赤い金魚』を1965年のシンガポールに舞台をうつしてリメイクした作品で、 最初から最後まで子供達が愛らしくってほのぼの幸せな気分になれた。
(みずま)
★ 先週は思いがけずひどいカゼをひいてしまい、寝こんでしまった。 扁桃腺がはれて鼻もつまったりでたりでホントしんどかったが、なんとか良くなり、 今週後半はちょこちょこ試写も行ってみた。
『味』というドキュメンタリーを観たが、これがとてもおもしろかった。 四谷で正統派中国料理店を開いている二人合わせて150才のご夫婦の話。 奥さんは中国で生まれ育ち、まだ戦争や文革前の豊かな本物の中国料理を習得して帰国した方で、 その昔ながらの方法を現代の中国に伝える事に情熱を注いでいるのだけど、 経済成長真っ只中の中国ではそんな昔ながらのことは見向きもされない・・・。 とても興味を持ったので今「済南賓館物語」というご夫婦が書かれた本も読んでいるがこちらもおもしろい。
雑誌で当たった『阿修羅のごとく』も観に行った。 私は原作の向田邦子さんの大ファンなので、どんな感じになっているのかこわい気持ちがあった。 主演の4人が姉妹に見えないし、原作のもつ雰囲気がへんになってたらいやだなと思ったのだ。 でも思ったより原作の世界に忠実でおもしろかった。中村獅童にびっくりした。
そしていよいよ映画祭が始まった。初日は『ヘブン&アース』。 ジャン・ウェン、中井貴一のアクションと男気が良かったが、 韓国映画『武士』とちょっと雰囲気的にかぶるかなーと思った。
今日はファンタ。「秘宝デイ」というイベントで、雑誌「映画秘宝」の企画で往年のカンフースター、 ジミー・ウォングの監督・主演作を2本だてで上映し、 ジミー・ウォングのトークもあるというファンにはたまらないイベント。 以前は全然ジミー・ウォングのこと等知らなかったのだが、 ダンナが好きで一緒に観ているうちにファンになった。今観るとほんとキッチュで笑えるし、 いろんなアイデア満載でおもしろいのだ。 でも5時間も映画館で座りっぱなしだったから疲れた・・・。
(みずま)
★ もうすぐ『キル・ビル』が公開されるので、今週は関連の雑誌などが出てて読むのに忙しかった。 マイカルシネマでしかやってないという特別上映(30分ぐらいで監督や俳優のインタビューがある) を観るために東武練馬まで行く始末・・・。 いろんな映画の要素がてんこもりのこの映画、ユマ・サーマンやルーシー・リューが きれいなアクションをやっているのも早く観たいし、 アメリカ映画で日本人俳優がいっぱい出て来るのもワクワクするなあ。
相変わらず香港ものを観る日々で、先ごろ発売になった『ゴッド・ギャンブラー』シリーズ (スペシャルボックスで発売されたけど高くて買えない・・・)を借りてきた。 『ゴッド〜』は本家ユンファの以外にいろんな人のがあるが、 今回の4本は一応話がきちんとつながっている (ユンファのパートI・アンディのパートII・シンチーのパートIII・ユンファの完結版)。 ほんとーに久々に観たけど、やっぱりユンファってっかっこいいなあ。 どっしりとした安心感というか男らしいさというか。 私の姉が昔から大ファンなので、80年代の作品も良く観ていたがまた観なおしてみたくなった。 それと60年代の映画で『東京ギャングVS香港ギャング』というのも観た。 オールド香港が見れると思って借りたけど、映画自体もおもしろかった。 若い高倉健はかっこいいし、おもいがけないラストも効いていた。 60年代の香港はまだ高いビルも建ってなくてのどかで貧しい雰囲気で、 奥底にエネルギーがとどまっている感じ。 それがまたなんとも言えずこの映画にマッチしていてシブイのだった。 あ、そうそう、『暗戦』と『暗戦リターンズ』も観て、 ラウ・チンワンの魅力を発見したことも書いておかなくては。 『インファナル・アフェア』つながりで、 アンディのシリアス演技をみようとおもって借りたのに、 すっかりラウ・チンワンの大人の魅力にまいってしまった。 私はもともとあっさり顔が好みなので、以前チンワンをみても 「顔濃いなー」ぐらいの感想しかなかったのに、この映画の役柄もあってか 「いやー、お子様俳優には出せない味だわ」とすごく気にいってしまった。
久々に韓国映画も観に行った。『SSU』という海難救助隊もの。 韓国であまりヒットしなかったらしいのでさほど期待しないで行ったけど、 男同士の友情に泣かされて帰ってきた。シン・ヒョンジュンの濃い顔も今回はイイナーと思った。 好みが変わってきてるのかな・・・?
(みずま)
★ 仕事をしていないと、私がすることはただひとつ。観ていないビデオやVCDを観るのに徹する。 『sex&the city』は観てしまったので、 今度は前から観ないと・・・と思っていた 『冬のソナタ』をイッキ観。 もうこれはモロに少女マンガの世界で、小さい頃に読んでいた「りぼん」の世界。 ヒロインもその彼氏もいつもキレイ。泣きながら寝たって目も腫れないんだから。 でもそんなことは考えないで、その世界にじっくりひたりきって観るのが快感! これも途中までで、次回から最後までは今月下旬に出るそうだ。 レンタルに出る日チェックして、朝イチで行かないとな。
香港から帰ってきたばかりだというのに、私達夫婦は香港に飢えていて 憑かれたように香港映画のビデオを観ている。 「風景がいっぱい出て来る映画」ということで、 『花火降る夏』や『リトル・チュン』、 『インファナル・アフェア』を観て感動した後は、 アンドリュー・ラウ監督の映画が観たいとダンナが言うのでイーキンの 『欲望の街』シリーズを4作全部観たり・・・。 私はその昔イーキンのファンだった頃に全部観ているのだけど、 久々に観たら違う意味でおもしろかった。 昔は「イーキン、かっこいい〜」だけだったけど、今回観たら 「イーキン、何もやってない・・・。いつも小春(ジョーダン・チャン)に助けてもらってる・・・。」
そんなこんなで新宿のtsutayaにしょっちゅう行っているのだが、 こないだは幼少時のジェット・リーの映像が出て来る『真少林寺』 というDVDまで借りてきて、二人で 「ホントに少林寺ってあるんだー。一般人も見学できるのかなあー?」 なんて言いながら観ていた。二人とも30代半ばなのにこんなんでいいのか・・・?
(みずま)
★ 続きが観たくていてもたってもいられなくなる 『SEX&THE CITY』 のシーズン3とシーズン4をイッキに借りてきて見た。 各シーズン30分×3話×6巻あるのだけどおもしろいので苦もなく観られた。 シーズン1、2のころは単に男とエッチ話が多かったけど、 回を重ねるごとに登場人物も年をとっていくワケで、結婚や子供などの話題が絡んでくるのが、 まさに今の私と重なってものすごく共感してしまうのだ。 彼女達はみな仕事で成功して自立しているので、男に助けられるのを極度にいやがるのもおもしろい。 回を重ねても、 それぞれのキャラクターがヘンに変わることなく徹底して深く書かれているのもすごいなと思う。 今出ているのはここまでで、来月シーズン5が発売されるのが待ちどおしい。 レンタルだと貸しだし中とかになってイライラしそうなのでDVDを予約して買おう! (お金ないのに・・・)と思っている。
今日はシネジャメンバーで集まり、古い物の片付けと次号のミーティング、とーくを行った。 今回のお題は『座頭市』。 女性にばかり目をむけないで、たまには男の世界に目を向けてみようとこの映画を選んだけど、 はたしてどんなとーくになったでしょう?次号をお楽しみに!
(みずま)
★ 香港から帰ってきて今週はのんびり・・・ というかまたすぐにでも香港に行きたい香港病にかかっていて、何もする気がおきない。
『トゥームレイダー2』は香港が舞台になっているので観に行った。 サイモン・ヤムが出てて前半がんばってたし、 タイムズスクエアが敵のアジトになってたり高層ビルから飛び降りたり (あのモモンガスーツ着てみたーい!)、 おもっていたより香港が出て来て楽しめた。 それにしてもアンジェリーナ・ジョリーはすごいなー。女優ってホント肉体労働なんだなー。 ああいうふうに運動神経のいい人にはマジで憧れる。
そして25日は待ちに待った『インファナル・アフェア』のジャパンプレミア! 前回『HERO』の時に、早く行ってもあまりいい席じゃなかったので今回はゆっくりめに 行ったら2階席になってしまったので、ゲストのアンディやトニー達の顔はあんまり 見えなかった、残念・・・。
でも作品は素晴らしかった。相反する二人の男の悲しい人生・・・。 観終わってからも余韻がずっと続いていた。 あーもう、香港で10月から公開の『無間道2』が死ぬほど観たくなってきたヨー。
(みずま)
★ 9/14から9/20まで香港に行ってきた。
4月にSARS騒ぎでキャンセルしていたので、久々に行けるのは超楽しみだった。 行きと帰りは移動だけなので実質5日間の旅だ。 最初は雨模様だったがその後は晴れたのですごく暑かったけど、 いつものとおりダンナといろんなとこを歩きまわって汗まみれだった・・・。 街は活気をとりもどしたようで以前とかわらない風景だったけど、 つぶれてしまった飲食店も数多くあるとのこと・・・。 背中に「食物衛生環境」と書いた制服を着た人がお掃除や消毒をしているのもしょっちゅう見た。 もう二度とSARSが復活しないでほしい。
街中で目につくのが映画の広告。もうすぐ日本で公開の『インファナル・アフェア』のパートII、 『無間道II』のポスターが目を引いた。今度はカリーナ・ラウとン・ジャンユーも出るらしい。 10/1公開。あとちょうどやっていたのが金城武とジジ・リョンの新作『向右走、向左走』 (タイトル不確か・・・) エリック・ツァン、ジョーダン・チャンが出ている『大丈夫』、 アンデイ・ラウが超人ハルクのようになる(?) 『大隻老』などのポスターがあちこちに貼られていた。 韓国勢もイ・ビョンホンが新創刊の雑誌の表紙、ソン・ヘギョが時計の広告といろいろ出ているようだ。
今回は今までに行ってないところに行くのがテーマだったので、 ラマ島や西貢まで足を延ばしたのだがお天気が良かった事もあってとても楽しかった。 ラマ島はセントラルからフェリーで30分で着く小さな島で、 車が走ってないので空気がきれいだし、とっても静かでのんびりするには最高のところだった。 (あまりの暑さにダンナがちょっと気分が悪くなったんだけど・・・) 西貢はシーフードが安くおいしく食べられる海辺の小さな町。 そこからおばちゃんの運転する小さな船にのって半月湾という小さなビーチに行ったのだが、 海水がとってもきれいでびっくりした。沖縄?って感じ。 ちょっと行ってみようかと思っていったので水着をもってなかったのが残念 (でもスリムな香港人の中に、水着姿で混じる勇気はなかったかも)。 ガヤガヤ元気な香港も魅力的だけど、こんなとこもあるんだーと新発見したのだった。
今回は欲しかったVCDもいろいろ買えた。 『無間道』はもちろん、『P・T・U』やチョウ・ユンファの新作『バレット・モンク』、 イーキンとヴィッキーの『炮製女朋友』、SARS関連のオムニバス、 韓国映画の『チャンピオン』や『我が心のオルガン』『パーフェクト・マッチ』などなど。 早く見たい。
(みずま)
★ おくればせながら、アメリカのドラマ 『SEX &THE CITY』にハマッている。 スカパーのLALATVというチャンネルで放送が始まったので観始めたのだが、 週に1回で、いつもはビデオに撮ってみないままたまっていくのに、 欠かさず毎回その日に観ていた。
今観るとシーズン1は99年製作なので少し古い感もあるのだが、 なんといっても4人のキャラが良く描けているのがとってもおもしろい。 特にセックスコラムニストという肩書きで美人のキャリーが、 ミスタービッグという大人でハンサム(私はそうは思わないが・・・) な男性とつきあってるんだけど、なかなか心を開かない彼に悩み、イライラする様がリアルで、 NYの最先端って感じの女性でもこんなことで悩んでるんだーと興味しんしん。 その彼女の親友が、サマンサ=「男は寝るだけ」派、ミランダ=「男は自分より下」派、 シャーロット=「王子様を待っているの」派、と個性バラバラで、 セックスの事でも何でも言い合いながら強い友情で結ばれているのもイイ。 ちょうどキャリーがビッグと別れてしまったところでシーズン1が終わってしまって、続きが 気になってしょうがないのでシーズン2のビデオ全6巻を急いで借りてきて観た。 またもや4人にいろいろあって、「えーキャリーとビッグが・・・」的な結末で終わったので、 シーズン3のビデオが観たくて仕方ないのだが、 観始めたらイッキにみないと気がすまないし 日曜から香港旅行だからその準備でいろいろしないといけないし・・・ でガマンすることにした(あー、でも気になる)
LALATVで、この番組の裏側みたいなのをやっていたのを観たが、やはり綿密に脚本が書かれ、 衣装などでも4人のキャラクターを描き分けているそうだ。 4人の主演女優はみな映画などではパッとしなかったが、この番組でブレイクし人気者となった。 映画『デブラ・ウィンガーを探して』でも言っていたが、 TVの方が演じたい役があるということなのだろうか。
(みずま)
★ この土日はシネマコリア2003が開催された。
多分一般公開はされないけど、いい作品を紹介したいという思いで行われている韓国映画の上映会だ。 今回はご好意で来日ゲストの監督さんにインタビューもできることになっていた。
8/30(土)の1日目は、『太陽はない』と『夢精期』。
『太陽〜』は、チョン・ウソンとイ・ジョンジェ主演の青春もの。 普通の生き方からはみ出したふたりのちょっと胸がいたい物語を音楽とスタイリシュな映像 (97年の作品なので今観るとちょっとクサいところもあったけど・・・)で描いた作品。 なんといってもイ・ジョンジェがかっこいい!若くてお肌ツルツル、スーツ姿が決まっている。 「金持ちになる」が口癖だけど現実じゃあ借金取りにおわれているいいかげんな男を演じているのだが、 ちょっと弱いところをのぞかせる表情がたまらない・・・。 やっぱりイ・ジョンジェは女心をつかむのが上手いなあ。
『夢精期』は、ちょっと昔のソウルを舞台にした男子中学生の思春期コメディ。 教育実習生としてやってきたかわいいユリ先生とエッチしたい! と必死に頑張るのがバカバカしくもいじらしい(できるわけないじゃん!)。 最後には、ユリ先生が幸せになることを望んで、 そうなるように頑張る方向に変わるのがしみじみと良かった。
その後、字幕担当のユンさんと田代親世さんのトークもあり、 下ネタ満載だったこの作品の字幕の苦労や、 背景である80年代の韓国事情についてのおもしろい話が聞けて勉強になった。
この日は『中毒』のパク・ヨンフン監督のインタビュー。
『中毒』は物語を何も知らずに観たほうが楽しめるのでストーリーは書かない (日本公開が決まっている)が、ちょっと今までにないラブストーリーだ。 監督は話好きの優しい方で、細かいことまで丁寧に答えていただけて、 それを聞いたらまた最初から観たくなってしまった。
8/31(日)2日目は、『ムッチマ・ファミリー』と『中毒』。
『ムッチマ〜』は3話からなるオムニバスで、俳優がいろんな役で出ているのがおもしろいし、 細かいところで笑わせるのがとても日本人好みだと思った。 こういうオチだったのか!と楽しめるし、俳優陣の達者さにも感心する。 一般公開されないのはもったいないない! チャン・ジン特集として『スパイ・リーチョルジン』とかと特集上映されないかな・・・?
そのチャン・ジン氏(企画・プロデュース・脚本)と、 2話目のパク・クァンヒョン監督もインタビューできた。 チャン・ジン氏は好奇心いっぱいの子供がそのまま大きくなったような方で、 頭の回転がものすごく早い人。 パク監督は、とっても優しい声で静かにしゃべるおとなしい方だった。 お二人とも、仕事というより自分がやっていて一番楽しい事をやっているんだという雰囲気にみちていた。
おもしろい映画を観て、興味深い監督さん方にインタビューもできて、とても充実した週末だった。 (インタビューはHPか本誌に詳しく掲載予定でーす)
(みずま)
★ 今週は遊びざんまい(笑)。
火曜日はお芝居『阿修羅城の瞳』を観に行った。 アクションあり、ギャグあり、恋愛ありの濃いお芝居なのだが、とても良かった。 舞台装置も一見の価値があるし、俳優もハイテンション。 「表現する」仕事というのはホントにすごいなーと感動した。
水曜日は現在公開中の『HERO』のメイキングビデオを借りてきて観た。 朝から晩まで働きづめのチャン・イーモウ監督のこだわり、 それを形にしようと奮闘するスタッフと俳優たちの姿がおさめられていて興味深かった。 私には全くクリエイティブな才能というものがないので、 こういうのを観ると心底うらやましくなる・・・。
木曜日はたまっていた韓国ドラマ(今ハマッている「コッチ」 という家族もの)のビデオを観て、金曜日はレディースディのシネスイッチ銀座へ映画を観に行った。 続けて二本観ようと朝から行ったが、 なんと『名もなきアフリカ〜』はもう立ち見になってる!ので 『フリーダ』だけ観た。 昔からフリーダ・カーロのあの個性的な絵が好きで 画集や彼女についての本を読んでいたので思い入れがあったのだけど・・・。 この映画では、ただ奔放な女性だったということだけしか感じられず、 彼女が深い苦悩から魂をこめて絵をかきあげていたという思いがゼンゼン出ていなかった。 夫とのラブストーリーに焦点を当てたのだろうけど、 なんか大作なのに重みが感じられずイマイチだった。
(みずま)
★ 2ヶ月間、短期の派遣で行っていた仕事が終わった。 10才ぐらい年下の子達と一緒に働くので、最初は私だけ浮かないか心配してたけど みんな仲良くしてくれて楽しく仕事できた。 珍しくアジア映画好きな子がいて、 『さらばわが愛、覇王別姫』の原作を貸してくれたので 読んだら映画も再度観たくなってビデオで観た。 あー、レスリーが最高にいい。こんないい役者がもういないなんて信じられない・・・。
それからずっと読みたいと思いつつ、そのぶあつつさにためらっていた 「転がる香港に苔は生えない」 という本も貸してもらって読んで、すごくおもしろかった! 香港人の本質がとても良く分かったし、2年現地に、 現地人と同じように暮して体感した著者はすごいなあと思った。 来月、香港に行くことにしたので楽しみになってきたぞー。
(みずま)
★ 今週は日曜出勤から6日間仕事だったので、疲れた。 8/1は映画の日なので、ダンナと 『ライフ・オブ・デビット・ゲイル』を観ようとしたのだが、 上映の40分ぐらい前に行ったのに立ち見といわれたのであきらめた。 けっこうみんな帰っていったので、「もう少し大きいとこでやってよー。 横の大きい方はもうそんな入ってないのに。ちゃんと動員数とか見込んで劇場決めてないのー」 と思った。 楽しみにしてたのに入れなかったからムカついた! そのまま帰ってもよかったんだけど観ながら食べようとパンとかを買っていたので、 代わりに『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』を観た。 すごくテンポが早いのと、CGを駆使したアクションが見応えあったのが良かった。 女優陣、すごくがんばってる。久々にデミー・ムーアも見れた。 ・・・けど、観終わってすっきりするものの何も残らなかった。 たまにはこんな映画もいいか・・・。
(みずま)
★ 先週は原稿書きが忙しくて、日記が書けなかった・・・。
ので、ちょっと話題が古いのだが『HERO』 のジャパンプレミアに行ってきた。スカパーの抽選に当たったのだ。 トニーが来るかな?と楽しみにしていたが、俳優陣はジェット・リーとチャン・ツィイーが来日して、 舞台挨拶を行った。 実はこの映画、今年1月に香港に行った際に観たのだが、 字幕が追いきれずに途中でちょっと寝てしまい、あまり良くわからなかったのだ・・・。 今回字幕つきで観てようやく理解できて、 周りの評判や自分が思っていたのよりも良かったなあと思った。 なんといってもトニーのセクシーな男ぶり (別に役柄がセクシーな訳じゃないけど、とても色っぽいのだ!) と、マギー・チャンの美しさ (マギーに比べるとやっぱりチャン・ツィイーはおこちゃま)は一見の価値あり。
今週末は、ユ・オソンファン&韓国映画ファンの方々とおしゃべりする機会があって楽しかった! ちょうど『チャンピオン』公開なので、その話でもりあがったのだが、 おもしろかったのがユ・オソンの裸(ボクサー役なので上半身裸シーン多し) はゼンゼン平気で見れるけど、イ・ジョンジェの裸はイヤラシ(もとい、セクシー)くて見れない又はイヤだ、という男性の意見。 女性陣からは、「いや、それでもジョンジェには毎回脱いでもらわないと!」 と意見が一致してあっておかしかった。 男性もセクシーな男にはヤキモチ的な感情がわくのでしょうか・・・?
(みずま)
★ 2ヶ月ぐらい家で専業主婦(といってもたいしたことはしていない・・・)していたが、 どうも家事に楽しみを見出せないので、短期の派遣で働く事にした。 働きに行くと体はしんどいけど、規則正しい生活になるし気持ちに緊張感というかハリがあるのでいい。 家にいるとどうにもだらけてしまってだめだ。
慣れるまで疲れるのでしばらく映画にいっていなかったのだが、 今日久々に『デブラ・ウィンガーを探して』を観に行ってきた。 女優のロザンナ・アークウェットが40代になり仕事と子育ての両立に悩んで、 他の女優はどう考えて対処しているのかを聞いていくドキュメンタリー。 世の女性の憧れであるハリウッド女優でも、 仕事がないこと・子育てとの両立・加齢・恋人・・・と悩んで悩んで生きていることがわかる。 身近に感じる。 満員の客席には男性もいて(ほとんどが夫婦できている夫)、 大声で笑っている人がいたけどおもしろおかしく話しているその裏にどれほどの憤慨や悲哀が隠されているかわかってんの?と思った。
(みずま)
★ スタッフではないですが、すきまがあいているので書いてみます。
6月28日(土)から7月5日(土)まで、はじめてのドイツ旅行に行ってきました。 飛行機の中で、いくつか映画を観ました。小さな液晶画面で観るのでしたが、 けっこう楽しめました。行きは『めぐりあう時間たち』 『ブルークラッシュ』 『メイド・イン・マンハッタン』の3本、 帰りは『シャンハイ・ナイト』 『晩春』 『誰来傾听(誰か聞いてますか?)』の3本を観ました。 行きに観た三本はどれも楽しめました。どれももう一度映画館で観てもいい気がします。 特にブルー・クラッシュは大きい画面でドキドキしながら観てみたいです。 帰りのはどれもちょっと……。
飛行機は行きも帰りもほぼ満席だったのに、ぼくの隣だけは空いていて、 すっごくラッキーでした。特別な席(予備席?)だったのでしょうか。 実は郵送で届いていたチケットには往復とも30Dとなっていて、 それがチェックインのときに、どちらも37Dに変わりました。 そのときの係の人の態度がちょっとあわてたようなかんじだったのですが、 中に入ってみると30Dというのはエコノミーじゃないクラスの席! なんかの手違いがあったようです。
さて、土曜日の午後フランクフルトへ到着。 最終目的地は黒い森の真ん中のなにもない田舎で、用事は日曜からなので、 この日は観光のためハイデルベルクに一泊することに。 電車で一時間ぐらいで着き、ホテルにチェックインしてから、街を散歩しました。 いくつか小さい名画座風の映画館がありましたので、 ポスターだけ何枚か写真に撮ってきました。
左上は『Bulletproof Monk/刀槍不入一僧侶』という、チョウ・ユンファの最近の作品です。 髪の毛のかんじがなんともおかしいです。 http://www.chowyunfat.info/
下は、目的地、およびそのふもとの町の写真です。
というわけで、更新がやや滞って、すみませんでした。
(やまさき)
★ 「ジブリがいっぱい スタジオジブリ立体造型物展」 を江戸川区の現代美術館で見てきました。
来年夏公開予定の『ハウルの動く城』をはじめ、 今までのジブリ作品の立体模型があります。 アニメの主人公が実物大だと、あまりに単純なので面白みに欠けるけれど、 トトロはこーんなに大きいのか!とかネコの事務所って可愛いとか、 子どもに戻ったような感覚になります。
圧巻は5mもあるという「ハウルの動く城」。 これでも縮小サイズなので、 家の中にある魔法使いの服や家具などみんな小さくてドールハウスを覗いているよう。 宮崎監督が描いた平面の絵を立体にしていく作業はとっても苦労しただろうけど、 また楽しかったはず。思わず自分でもなにか作りたくなってしまいました。
9月7日まで。チケットはローソンで予約のみ、会場では買えません。
http://www.ntv.co.jp/rittai/04/index.html
帰りに寄り道したのが深川江戸資料館。大人300円。 地下から2Fまで吹き抜けになっていて、再現された長屋(5軒)、 商店、船宿などに上がることもできます。気分は八つぁん、熊さん。 いや、小唄のお師匠さん?時代劇が身近になること請け合い。 あ、寄席にも行ってきたんだった。
http://www.baynet.ne.jp/~l-koto/topics/edo/topic_edo.html『マトリックス・リローデッド』も観て来ました。 香港アクション+CGの威力で頑張るキアヌーくん、1作目より腰が入っています。 ぜーんぜんシネジャ的でありませんが、娯楽三昧の1週間でした。
(しらいし)
★ ミュージカル『シカゴ』を観に行った。 映画を観ておもしろかったので、オリジナルの舞台がみてみたかったのだ。 本場のミュージカルを観るのは初めてなので、他と比べる事はできないけど 歌も踊りもとても楽しめた。 ダンサーの柔らかい体は、子供の時から異常に体が固い私にとってはホントに憧れのまと・・・。 180度に足がひらく、しなやかな体になってみたいものだ。 昔エアロビクスをやったことがあるけど、カクカクしてたもんなあ。
そして今週は私の中で沖縄がブームになった週でもあった。 前からじわじわと食べ物も音楽もいいなあと思っていて、 でも実際行くまでにはいたらなかった。 銀座に「わしたショップ」という沖縄物産店があるのだけど、 そこで沖縄のお菓子やら本やら買ってきて、 食べたり読んだりしていたらモウレツに行きたくなってきた。 あーでも先立つものがないのよねー。 しばらくは憧れの場所として、心の中にあたためておくかな・・・。
(みずま)
わしたショップ: http://www.washita.co.jp/★ 今週も外に出て良く映画を観た。ダイエットも順調で、2週間で3キロやせた! といっても、太った分を必死に戻してるだけなので、 やせたなーと思うまでにいってないのがはがゆいところ・・・。
まずは、『バンガー・シスターズ』と『ヤアヤアシスターズの聖なる秘密』の 「シスターズ」つながりから。
『バンガー〜』は、ゴールディ・ホーン演じる風のような女スゼットが、 昔一緒にミュージシャンのグルーピーをやっていた親友にお金を借りる為に20年ぶりに会いに行くが、 今やリッチな弁護士夫人となった友人ヴィニー(ス−ザン・サランドン)は彼女を迷惑がる。 絵にかいたような理想的な家庭にみえたヴィニーの家庭だが、 彼女も良妻賢母を無理して演じているし、娘たちも窮屈に思っていた。 それをスゼットがいっかいぶっ壊して・・・ というストーリー。主演女優ふたりも魅力的だし、 ひょんなことからスゼットにまきこまれる男も良かったのだけど 最後がさっさとお決まりのコースになってしまって、ちょっと物足りない感じがした。
『ヤアヤア〜』は、過去にわだかまりをもつ母と娘の和解までのストーリーで、 娘を演じるサンドラ・ブロックを 『トゥー・ウィークス・ノーティス』でとってもイイ!と思ったので観に行った。 重いテーマになりがちな子供時代のトラウマを、 母親を同じ女性として理解することで許しあうまでが描かれている。 母親の50年来の友人達がヤアヤアシスターズで、彼女達のずっと続いている友情物語にもなっていて、 とても丁寧な映画だなあと思った。ベストセラーだという原作も読んでみたい。
あとは取材するためにビデオで『クローン・オブ・エイダ』、 試写で『白百合クラブ東京へ行く』、『人生はときどき晴れ』を観た。 また作品紹介にアップしなくては!
そして今日は次号のとーく記事のため、シネジャスタッフが集まり 『めぐりあう時間たち』について話し合った。 今日は7人いたのだが、7人いれば7通りの感想や見方が出て来るのがとても興味深い。 こうやって話すと、映画というのはとてもその人の内面を掘り起こす事ができるのだなあと思った。 私はあの映画で特に50年代の主婦に共感とは言わないまでも少し気持ちがわかる部分があった。 幸せな結婚をしているけど、 「本当に自分は自分が生きたいと思ってる人生を生きているのか」と考えると、 躊躇なくイエスと言えないところ。 私はただぼんやりとそう思うだけで、毎日まあまあ幸せに生きているけれど、 子供を捨てて家を出ほど追いこまれていたローラに同情したのだ。 とーくでは上手く言えなかったけれど・・・。
(みずま)
★ 今週は、『二重スパイ』 のハン・ソッキュ記者会見があったので取材に行った。 思えば99年の東京国際映画祭で『シュリ』が上映されて、 舞台挨拶でハン・ソッキュを見て、 韓国映画に興味をもったので、久々の対面(勝手に私だけの盛りあがりだけど)だ。 登場したハン・ソッキュ氏は、とっても穏やかで優しい感じで、 映画で厳しい拷問シーンやアクションを演じているとは思えないほど。 そしてなんといっても声! 質問にゆっくりと丁寧に答えるその心地よい声を目をつぶってずーーと聞いていたいと思った。 どこかで、ハン・ソッキュ氏朗読の韓国語講座を出してくれないかなー。私は絶対買うけどなー。
取材後は、ダッシュでその日で最終試写の 『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』へ。 これは実生活でシャルロットの夫である俳優のイヴァン・アタルの監督作で、 女優を妻にもってしまった一般ピープルの苦悩をおもしろおかしく描いたコメディ。 でもしっかりと女優の仕事の大変さが描かれていたし、 なんといってもシャルロットが怒ったり叫んだりするのがオドロキ。 彼女って「アンニュイ」という言葉が似合う、大きい声なんか出さないイメージがあったから。 私は生まれ変わったら、今度はああいう女性に生まれてきたい。 細くてしなやかな体にトレンチコートをひっかけるだけで様になり、 髪がくしゃくしゃでも絵になるひと・・・。
時間があるのと、ダイエット(朝・昼はあるダイエット食だけ) していて気をまぎらわせたいのとでひんぱんに映画を観ている。 次号のとーく課題映画、『めぐりあう時間たち』も観に行った。 平日の朝の回、40代〜50代の女性でほぼいっぱい。 個人的な感想は「うーん、重い・・・」だった。 なんか俳優がみんな力が入ってて、思わせぶりで・・・。 来週のとーくが楽しみだ。
そして『トゥーウィークス・ノーティス』。 これはすっごくおもしろかった!絶対合わない二人が恋におちる話。 サンドラ・ブロック演じる確固たる信念をもった弁護士が、 男性によって信念を変えないところが良かった。 ヒュー・グラントは社交的なことだけがとりえの大会社の社長で、実際の経営は兄が取り仕切り、 何ひとつ自分で決められない優柔普段男がぴったりハマっていた。 最初から合わないと思っているから、意識しないで何でも言えるし気をつかわない。 そういう存在の人がホントは大事だったってわかるまでが、 最後まで飽きないでおもしろく観られるように作られていた。 ヒューが最後にサンドラに頼むスピーチの点検のシーンは、ぐっときた。 あんがい使えるアプローチかも。
(みずま)
★ 水曜日レディースディはもう終わってしまう 『ガン&トークス』を観にいった。 ずいぶん長いこと上映していたけど、そのうちそのうちと思っててまだ観てなかったのだ。 韓国ものにしては、かるーい感じで日本映画ぽいなあと思った。 観ながら考えていたのは、シン・ヒョンジュン=阿部寛 チョン・ジェヨン=田辺誠一 シン・ハギュン=市川染五郎 ウォン・ビン=妻夫木聡(異論あると思いますが・・・)だと 雰囲気がぴったりじゃないか!ということだった。どうでもいいんだけど・・・。 ウォン・ビンのかわいさに改めてびっくりしたが、 私が好きなのは彼らを追う特捜刑事を演じているチョン・ジニョン。 ちょっとチイチイ(地井武男)に似ているが、あのひょうひょうとおもしろい雰囲気が好きだ。 昨年のコリアンシネマウィークで上映された 『達磨よ、遊ぼう』にもそんな雰囲気で出ていて いいなと思った。他にも『飛天舞 アウトライブ』にも出ていて、ちょっと気になる人なのだ。
(みずま)
★ 今週は『母と娘』 『メイド・イン・マンハッタン』を観に行った。 もちろん水曜日のレディースデイである。両方とも新宿武蔵野館で上映しているのだが、 時間がうまくつながっていてあまり待ち時間なく続けて観られるのがありがたい。 (ヘンに時間があくとコーヒーを飲んだり、 ウィンドーショッピングに行ったつもりが何か買ってしまったりするので・・・。 無職なのでそれはご法度!)
『母と娘』は、シネジャ58号で宮崎さんも書いていたが、 香港に出稼ぎにいっていた母親が6年ぶりに帰国してみたら子供(特に娘)の心が離れていた・・・ というフィリピンの家族の物語。 母親の強さに感動した。私もあの娘のようにわりと反抗する娘 (グレたりはしなかったけど優しくできなかった)だったけど、 年がいってくると自然に母親を尊敬するようになってきたので、 そんなことを思いながらボロボロ泣きながら観ていた。
『メイド・イン・マンハッタン』は、 まさにメイド・イン・アメリカ!のお決まりハッピーエンドもの。 ヒスパニック系のシングルマザー、マリサ(ジェニファー・ロペス)はホテルのメイド(客室係) をして一人息子を育てていて、ひょんなことからハンサムなお坊ちゃま議員(レイフ・ファインズ) にお金持ちのマダムと勘違いされてアタックされる。 言い出せないままウソを重ねていたが・・・という、まあよくある話。 せっかくメイドからマネージャーに昇進とか話がすすんでるのに、 恋におちてしまってダメじゃん!と思いながら観ていた。 それにしてもホテルをクビになった(これは当然)マリサがやり直して、 マネージャーになったぐらいでマリサを探し続けていた議員が見つけてハッピーエンドだったら良かったのに、 ハッピーエンドになるのが早いんだよぉー。 ああ、こういうファンタジーを素直に観れなくなってしまった。 でもあんまり甘いシンデレラストーリーには「ちょっと待ってよ」と言いたくなってしまう。
(みずま)
★ 今週は試写会が1本。同じ日に2本重なってしまい、1日限りのを優先した。
家でTVの前にいるときは映画チャンネルにしているので、 知らずに古い映画にあたったりする。 白黒の日本映画は古臭いなぁと思うのと、あら!と思うのがある。 先月見た仲代達也の『切腹』(’62小林正樹監督)は凄かった。 武士が貧しいのは庶民より辛いのではないかしら。 自分はともかく妻や子が飢えたり、病気になったらどうするか。観ていて泣けた。 40年も前の作品だから仲代達也はもとより、三國連太郎、岩下志麻、丹波哲郎、 石浜朗 とみな若い。 いまでもビデオがあるのかどうか? カンヌ映画祭でなにか受賞した作品らしい。
ほか、浅草の寄席に行ってきた。ここ何年か「和」に回帰してきたのは年のせいかな? 生の舞台は面白くて、切符が手に入ると出かけている。人情噺でほろりとしたり、 わははは笑ったりの話芸や曲芸は楽しい。みなさんも一度どうぞ。
(しらいし)
★ 今週は取材が入った。7月公開予定の『チャンピオン』主演俳優ユ・オソン氏が来日し、 合同取材があったのだ。 何をかくそう(かくしてないけど)私はオソン氏の大ファンである。 前回『友へ・・・チング』 の宣伝で来日した時も取材させてもらったが、 その時はこの『チャンピオン』 の撮影途中ということもありあまりリラックスしていない感じがしたが、 今回は奥さんも一緒に来日しているせいか、何か心境の変化があったのか、 とってもやわらかい雰囲気だったのが印象的だった。 (取材の記事はWEB版特別記事として、掲載予定です) その後、その日の「いいとも」にオソン氏が出るというので、急いで帰ってTVを観た。 最初のコーナーに出たのだが、一緒にでた超巨漢のマネージャーさんの方が目立ってしまい、 普通の人のようにしか映っていないのが、残念だったというかオソン氏らしいというか・・・。 私としては、「みんなー、この人はあのジュンソクを演じて、 今度の映画でもすごい演技してる人なんだよー」 と叫びたいぐらいの気持ちだったんだけどなあ。
(みずま)
★ レディースデーの水曜日『エルミタージュ幻想』 と『母と娘』を観にいった。
9時40分からのモーニングショーは朝が苦手な私には辛かったけど、 ロシアの皇帝に謁見するペルシャの使節がペルシャ語を話していると、 予告編を観たイランの友人から聞かされて気になっていたので頑張った。 今は美術館となっている壮麗なエルミタージュ宮殿を舞台に、 300年のロシアの歴史が行きつ戻りつ繰り広げられるこの映画、 90分ワンカットという想像を絶する撮影方法に観ている私も緊張した。 寝てしまってお目当ての場面を見過ごしてはいけないという緊張もあったのだけど、 映画がようやく終わりを告げたとき、ほんとにほっとして、 この映画にかかわった皆様にお疲れ様と心の中でつぶやいた私がいた。
緊張をほぐすために、ちょっと泣ける映画もいいかなと、続けて観た『母と娘』。 子供たちに豊かな暮らしをさせてあげようと香港に出稼ぎに行った母と、 置き去りにされたと恨みを持つ娘の葛藤。 フィリピンの海外出稼ぎ者はなんと600万人もいるという。そしてその6割が女性。 貧しさゆえに家族そろって暮すことのできない悲しさ・・・ 日曜日の香港、うっかりセントラル界隈に足を踏み入れると、 フィリピン女性で埋め尽くされていて、通り抜けるのが大変なのだけど、 彼女たちにとっては、1週間に一度ああやってお仲間で集まって、 日長一日おしゃべりを楽しむのが唯一のなぐさめなのだなぁと、 彼女たちをちょっとうとましく思っていたことを反省。 で、『母と娘』 の最後の場面は、皇后像広場の人垣に消えていく主人公なのだけど、 あ〜なんとこの広場の隣は、レスリーがこの世にお別れを告げた場所。 一気に現実に引き戻されて、どうしてこんなことになったの・・・ とまたまたやりきれなくなった。
(かげやま)
★ しつこいカゼをひいてしまい、咳がなかなかとまらなかったりして体調が悪かった。 実家でゆっくりしようと(5日間だけど)、四国に帰っていたりして日記は久々だ。
体調が悪い時は、家で買ったまま観てなかった韓国映画ビデオを観ていた。 韓国語オンリーなので細かい部分はわからないが、イ・ビョンホンの『中毒』や チョ・スンウの『クラシック』は、それでも魅入ってしまう作品だった。
今週は元気になったので映画を観にいく気力が出てきて、 『北京ヴァイオリン』 『おばあちゃんの家』 『WATARIDORI』 『シカゴ』 を観に行った。 みんな観に行って良かった〜と思える作品ばかりだったけど、特にオススメは 『北京ヴァイオリン』 と『シカゴ』。 『北京ヴァイオリン』のお父さんには号泣!変化する北京を背景に、 決して変わらない父子の絆が描かれている優しい作品。 『シカゴ』は圧倒的な歌とダンスと話のおもしろさに完璧に酔わされる。 特にキャサリン・ジータ・ジョーンズの歌とダンスは素晴らしくかっこいい! どんな手を使ってもスターになりたい女のしたたかさ、タフさがまさに「アメリカ」って感じだった。 リチャード・ギアのタップダンスや腹話術が見られるのもおもしろかった。
それにしても、約2時間、北京や韓国の田舎、鳥になって大陸横断、 華やかなエンターテイメントの世界へどっぷりひたって楽しめる映画ってものは、 本当におもしろいなあ・・・。
(みずま)
★ 五月晴れの連休というのに、うちで片づけ物をしている。 なかなか捨てられない性格ので、確認しつつ場所を移動してるだけって気がするが…。 ときどき引越しでもしないと思い切りがつかないのだ。 ずっと転勤していたのが東京住まいになって、ものが増殖している。 自分で買って来てるんだけどね。
映画関係に限っても、ビデオ、VCD、DVDとある。 録画したビデオはなかなか見直す暇もないので処分すればいいのに、 もう手に入らないしと取ってある。はぁ。 その他本や趣味関係で、夫のものの何倍もありそうだ。なんとかしなくては。
今週観た映画は『魔界転生』。柳生十兵衛はやっぱり千葉さんの勝ち。 窪塚くんはたまに『ピンポン』のペコに見えました。麻生久美子さん妖艶でした。 家康に扮していたのは舞踏の人ではなかったかなぁ。 『たそがれ清兵衛』でも腕の立つ武士役の田中泯さんが1人別の空気をまとっていたっけ。
『シカゴ』は混んでるようだ。後でゆっくり行こうっと。
(しらいし)
★ 銀座松屋で開催中の星野道夫さんの写真展に行った。 大きな白熊の写真がエレベーターの中、会場入り口でもお出迎え。けっこうな人出 だった。
夜空を彩るオーロラ、雪と氷の上のアザラシの赤ちゃん、熊の親子、カリブーの群れ… 星野道夫さんが愛してやまなかったアラスカの自然があった。雄大な風景ばかりでなく、 足元の小さな花も愛しんで撮っている。44歳で亡くなってもう7年になることに驚く。 生前のようすを残された映像で見ていると、 もういない人なのにちょっと留守してるだけという感じもする。 きっと命はつながっていて、大地や作品の中に星野さんは生きているのだろう。 それから大切に思っている人たちの中にもね。
「展覧会 星野道夫の宇宙」5月5日まで のち全国巡回(しらいし)
★ 『WATARIDORI』を高島屋タイムズスクエアに観に行ってきた。 水曜日の女性サービスデーということもあって、ほぼ満席。 ここは、どの席に座っても前の人の頭が邪魔になることはないけど、 さすがにはしっこや前は観にくい。これから出かける方はお早めに。
劇場動員記録を作っている、と新聞広告にあった。出演は100種を越える鳥と、 ほんの少しの人間。ナレーションも少し。ただただ鳥たちと一緒に地球の上を飛ぶ。 数千キロの旅をする鳥たち。あたりまえだけど「身一つ」だ。休むところのない海の上も、 山の上もひたすら飛ぶ。ひとつところにとどまらず、厳しい旅を繰り返すのは何故だろう? 繁殖し、生きるためなのだろうけど、やっぱり不思議でならない。
吹雪の中で丸まって眠る鳥、汚泥に足を取られて動けなくなる鳥、猟銃で撃たれて落ちてゆく鳥、 伴侶を求める鳥、子育てをする鳥…さまざまな姿を観ていると、 人間の自分がとても小さく思えた。 何も持たずに生まれてきて、何も持たずに死んでゆく生き物たちの中で、 人間だけがいろんな欲にまみれて生きているんだとしみじみ思う。
鳥と一緒に空を飛んだ気分になって(どうやって撮ったかはプログラムにあり) 劇場を後にしました。
(しらいし)
★ SARSの影響で、しばらく香港にいけなくなってしまった今、 私達夫婦の新たなハマり場所ができた。 それは「築地市場」! 大江戸線で1本で行けるし、おいしい店がいっぱいあって何回行っても あきない。なんといっても活気があるのが楽しいのだ! ターレットという、多分築地でしかみない荷物を運ぶ車 (じゃないけど何て言えばいいんだろう?)がガンガン走ってて、 市場で働いてるおっちゃんたちが店の外でご飯を食べてるその感じがなんとも言えない。 さすがにお寿司がおいしいし、そんなに予算がなくても安くておいしいまぐろどんぶりや あっさりラーメン、定食のお店もいっぱいあって迷ってしまう。 干物や大好きな練り物なんかも安い。 プラプラ歩いているだけで、元気になってくるのが香港と一緒だなーと思う。
(みずま)
★ 3月末で3年4ヶ月勤めた会社を辞めた。
とっても居心地のいいところだったのだが、仕事自体がストレスがたまる (クレームを受ける業務)ものだったのと、結婚して家事もちゃんとやらなきゃ、 シネジャのこともやらなきゃ、 といつも「今日のやることリスト」に追われるのにちょっと疲れたので、 いったん休憩してもいいかな・・・と思って辞めた。 今後のことを考えつつ、たまったビデオなど観てしばらく過ごそうーと思っている。
今週はレスリーの自殺というとてもショッキングなことが起こった。 あんなに才能があり、仕事にも恵まれているように思うのに何が彼をそうさせたのだ ろう? 本当に悲しく心が痛むが、天国で安らかであることをお祈りします・・・。
(みずま)
★ 先週、香港行きが楽しみ!と書いた翌日に「香港で謎の肺炎!!」というニュースが出て来てびっくり! いろいろ調べてみてもあまり詳しいことがわからず、香港の友人に電話しても はっきりしたことはわからない・・・とのこと。 更に戦争が始まってしまったし、「わざわざこの時期に行かない方がいい」という結論を出して、 明日キャンセル(まだギリギリかろうじてキャンセルできる)することにした。 もう今週はその事ばかりを悩みに悩んだ1週間だった。 本当に楽しみにしていたので残念だけど、何かあったら取り返しがつかないし そうやって迷っているというか悩んでいる状態がイヤなので、そう決めた。
今日はシネジャ次号の編集日。
原稿が集まっていたので、スムーズに進み、六割がたできた。 こんなことは久しぶり。でも私はまだ最大の難関、「トーク」の原稿ができていないので まだもう少し苦しまなくてはいけないのだが・・・(泣)。
(みずま)
★ 1月に香港に行ったばかりなのに、来月また行く事にした。
97年の返還前に一人旅してから(その前には何回かツアーで行ったことがあった)、 興味が韓国映画にうつったこともあり足が遠のいていたのだが、 一昨年久々に行ってやっぱり楽しいことを再確認して、昨年9月、 今年1月そして来月と行くスパンが短くなってきた。
一緒に行くダンナは、イギリス好きでアジアに全く興味がなかったのに、 「ご飯がおいしいし、イギリスで知り合った香港人の友達にも会えるよー」と、 一昨年私が無理やり連れていってからというのも、かなり気にいったようだ。
特に前回、香港に行く日にギックリ腰(軽かったけど)になって、それでも行ったけど 全力で楽しめなかったことが心残りらしく、仕事が一段落する来月に 「もういっかい行きたい」と言い出したのだ。
最近の私達はといえば、今度香港にいったらいく店とか、買うものとかのプランづくりや 香港本の読破に没頭している。最近はあまり新しい香港本が出ていないので、 古本やで探したりしているほどだ。やばい・・・。原稿書きしなきゃいけないのに・・・。
(みずま)
★ 今週は、とってもいい映画を2本も観た!
まずは、水曜日のレディースディに観に行った『kissingジェシカ』。 新宿タカシマヤに入っているテアトルタイムズスクエアで上映されているのだけど、 ここは席が1段づつ高くなっているので前の人の頭で観にくーいということがなくて良い。 映画は、28歳になっても理想の相手にめぐり合わないジェシカが、彼女の感性にぴったり合う 人を見つけるのだが、その人は女性だった・・・というストーリー。 厳格なユダヤの一家に育った典型的ないいコのジェシカは、何事も頭で考えてから行動するタイプ。 いっぽうのヘレンは個性的でセンスが良く、自由奔放。正反対の二人だけど惹かれ合い、 つきあうようになる・・・。 ニューヨークの普通の女性が、とまどいながらも女性を好きになって自分を見つめなおす様子が 描かれていて、今の東京に暮らす女性にも、とても共感を得られる映画だなあと思った。 二人のファッションやインテリアもいい。会話も聞き取りやすく、英会話の勉強にもなる。 主演女優二人が、製作・脚本を担当していると知ってびっくり。この二人には要注目だ!
もう1本は試写で観た『ベッカムに恋して』。
タイトルだけだと、ミーハーな女のコのおっかけストーリーかと思うが、 これが泣かせる青春物語だった。
イギリスに暮らすインド人のジェスはサッカーが大好き。 公園でプレーするぐらいだったが、町の女子チームに入ることになり才能を開花させていく。 いづれはアメリカに行ってプロになりたい!という夢を持つが、 厳格な両親が許すはずがない。 そのうえ、コーチのジョーをめぐって親友とはきまずくなってしまうし、 とうとうサッカーをやめる決意をする・・・。 「自分らしい幸せ」って何?その為にのりこえなきゃいけないことは・・・? 自分の夢にまっすぐなジェスが、とってもいじらしくて泣けた。 両親との関係などは、インド系女性監督の自伝的でもあるそうだ。 エンドロールで、監督やスタッフが映し出されるのだが、映画と同じように家庭的な雰囲気で いい現場だったんだなーと思った。
(みずま)
★ 『ハンニバル』の原作本、上下巻を読み終えた。
映画はフィレンツェを舞台に、グロテスクなイメージが強かったのだが、原作では 登場人物の心理状態のグロテスクさが出ていて、読んでいるとイヤになってくるのだけど 先を読んでしまうという感じだった。 特にレクター博士の犠牲者で唯一の生存者、 大富豪のメイスンはもともとサディスティックな性格だったけれど、 レクターの復讐にいたっては良くもまあそんなこと考えつくなあとおもう方法を考え、 金にまかせて実現しようとする。 そしてやはり金と政界進出のためにメイスンに情報を売る司法省のクレンドラーの卑怯さには腹が立った。 彼はクラリスが議員の娘を救出(『羊たちの沈黙』 に描かれている)した際に、クラリスに手柄を全部もっていかれたことを妬んでいて、 セクハラしたり出世をことごとく邪魔したりする最低の男なのだ。 一見、普通に生活しているそういう人間の方が、 狂人として恐れられるレクター博士よりももっと邪悪なところがコワイと思った。
(みずま)
『クローサー』の記者会見に行ってきた。 ヴィッキー・チャオ、スー・チー、カレン・モクの主演女優勢ぞろいで、 会場はすごい人、熱気むんむんで暑いのなんの・・・。 なんとか場所をとり、3人があらわれるのを待つ。 さすがにそれぞれ一人づつでも主演がはれる女優が3人そろうと 「華やかー!」という感じで、後ろから光がぱーっと当たっているかのように輝いている。 3人ともとっても顔が小さく、もちろん細くて足が長く、お肌はツルピカ。 思わずぼおーっと見とれてしまう。 こないだのチョン・ジヒョンの取材でも思ったけど、 黒い髪にきれいな肌の東洋美ってすばらしい。 この取材の詳細は次号にて掲載予定です。
金曜日は、女性と仕事の未来館主催のビデオ上映会に行った。 シネジャの企画展をやっていることもありあんまりお客さんが少ないのも・・・ ということで行ったのだが、盛況だった。 『チャンス』という、 ウーピー・ゴールドバーグ主演の「働く女性」映画。 会社での女性差別(彼女の場合、黒人であるということも)に耐えきれずに、 自分で会社をおこしたもののもっと厳しい状況におちいった彼女が考え出したのは、 「男性で白人」のパートナーを持つこと。正しくいうと創り出したのだ。 実体がなくても「彼」の考えだというとビジネスはうまく進んでいく。 本当は全部彼女のビジネスアイデアなのに、 その仕事が成功すると賛辞を送られるのはみんな「彼」なのだ・・・。 コメディタッチでつくってあるものの、とても悲しい気持ちになった。
(みずま)
★ 先週『レッド・ドラゴン』を観て、その他の作品も観よう! と思っていたらテレビで『羊たちの沈黙』をやっていた。 これは公開時に観たのだが、もう10年以上も経っているなんてびっくり。 テレビなのでCMが入るし少しカットされてもいたけど、やっぱりとても良かった。 それからどうしても『ハンニバル』も観たくなり、 ビデオやさんで探すも貸し出し中ばかり・・・。 やっぱりみんな思うことは一緒なんだなー。 『ハンニバル』は 『羊たちの沈黙』から10年後の設定で、 クラリスをジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアが替わって演じているが、 あまり違和感はなかった。でも『ハンニバル』は気持ち悪すぎ。 『羊〜』は緊張感あふれるサスペンスになっていたけど こちらはただショッキングな映像を出してくるだけで、いまいちだったかな。 『レッド・ドラゴン』の原作は読み終えたので、 今度は『ハンニバル』の原作を読んで映画ではこうしたのかーと確認したいと思っている。
(みずま)
★ エドワード・ノートンファンの私が心待ちにしていた映画、 『レッド・ドラゴン』がとうとう公開! ということで初日に観に行ってきた。今回のノートンは、初の子持ち役。 FBIの異常犯罪推理担当で、 あのレクター博士を逮捕したことにより心身ともに疲れ果て退職したのだが、 家族を皆殺しにする連続殺人犯逮捕のために再度仕事をする決心をする・・・。
こういう映画を観ていつも思うのは、 実際に異常犯罪者心理をする人って本当にいるのかなーということ。 もちろん存在するのだろうが、ちょっと想像できないようなヘビーな仕事だと思う。 人間の邪悪な部分やゆがんだ感情などと向き合わなくてはいけないのだから。 本当にすごいと思う。
映画はとてもわかりやすくできていて良かったが、 もっとその世界にひたりたいと思ったので原作を買ってきた。 これから読むのが楽しみだし、読み終わったらもう一度 『羊たちの沈黙』を観て、 『ハンニバル』 (これはジョディ・フォスターが出ていないので観なかった)も観ようかなと思っている。
(みずま)
★ 今、私はカラオケに凝っている。 もちろん、それはジェイ・チョウのファンになったからである。 私は複雑なところもあるが、案外単純なところもあり (それがどういうところでどう出ると自身にもわからないところが問題なのだが……)、 ファンになると一直線に突っ走ってしまうのだ。
ジェイファンになり、2カ月が経過したある日、 ハイパーJOYとサイバーDAMにジェイの歌が入っている、ということを聞きつけた。 「う〜ん、行きたい」。何の曲がどのように入っているのか確かめたくなり、 正月休みに一人で行ってみた。サイバーDAMは、 駅前にビッグエコーがあるからよかったものの、ハイパーJOYは、 わざわざ隣の市まで出かけた。 調査の結果、(注意:わざわざ行かなくても何が入っているかは それぞれのサイトから簡単に調べることができる)サイバーDAMには3枚目のアルバム 「八度空間」から「分裂」と「回到過去」が、ハイパーJOYのほうは、 1枚目のアルバムから「可愛女人」「星晴」「黒色幽黙」「龍捲風」「完美主義」 の5曲が入っていた。
一人でカラオケに行くなんて初めての経験。 そもそもカラオケはあまり好きではない……というのはイーキンファンになる前の話。 単に、日本の歌手の中で歌いたい歌がなかっただけのことだったと、 初めて中国語カラオケに行ったときに悟ったのだった。 受付で「何名様ですか」と聞かれ、「一人です」と答えるのは、 やっぱり恥ずかしかったが、ここをクリアしないとジェイの曲にはたどり着けないと、 自らを叱咤。部屋に入った。一人だし、北京語の歌だとジェイしか歌える、 というか歌いたい人がいないので、1時間、サイバーDAMならひたすら「分裂」と 「回到過去」の繰り返し。歌詞にルビがふってあるのはありがたいが、当然、 映像に本人が映ってるはずもない。 演歌用の映像では?と思われるものが平気で流れている。 それでも「ジェイの歌が、自分の家の近くでカラオケできるなんて!」と感激した。 きっと人の目にはわびしく見えるのだろうなぁ……でも楽しかった!
と、自分の中で大いに盛り上がったところで、 みずまさんも日記に書いていたカラオケ大会(?)に突入したのだった。 今度は広東語もOKなので、まずイーキンで喉ならし(歌いやすい歌が多い)、 レオンで調子をあげ、そしてジェイに突入(私のレパートリーはこの3人のみ)! 曲は多いし、広東語曲は入ってるし、本人は映ってるしで、 やっぱり中国語カラオケのほうが数倍楽しい。3時間があっという間で、 ますますカラオケ魂に火がついてしまった。ああしかし、 今は仕事で企画を練り上げなければいけないので、土日もない生活。 こらえきれなくなったら、退社後、上り電車に飛び乗って、 朝まで歌いそのまま出社……なんてこともあるかもしれない。
(まつした)
★ 今週は『クローサー』の試写にいくことができた。 原題は『夕日天使』で、スー・チー、ヴィッキー・チャオ、 カレン・モク主演のアクションムービーだ。 昨年9月に香港に行った時に観ようと思っていたが上映劇場が少なくなっていた時期で 結局予定が合わず、観られなかったのだ。 スー・チーのBF役で、韓国大ヒットドラマ「秋の童話」 のソン・スンホンが特別出演しているのも見逃せないと思っていたのだが、 少ししか出てこなかった・・・。 前半はスー・チーのイメージプロモのようで、ちょっと心配 (このままずーっとこの調子?と思ったので) になったが後半はヴィッキーの成長物語にもなっていて良かった。 スー・チーが落ち着いた大人の女性を演じていたのにもびっくりした。 スー・チーの映画を見たのは『ゴージャス』 で舌ったらずにしゃべっていたの以来だったので。 主演三人のアクションがすばらしく、ホレボレする。 観終わった後、なんとなく自分もできそうな気になって体を動かしてみたり・・・。 腰を痛める前にやめといたけど・・・。 今月には主演女優陣が来日するらしいので、是非取材したい。
(みずま)
★ 今週は『アウトライブ』を観に行った。 松下さんから「シン・ヒョンジュンいいよー」 と聞いていたので楽しみにしていたが、私には濃すぎた(顔が)・・・。 でも映画はおもしろかった。 秘法を書いた本をめぐる戦いと、子供の時からの恋 (悲恋に終わるところが泣ける・・・)を描いているのだが、 アクションは見応えがあったしキム・ヒソンはとーってもはかなげできれいで見惚れた。 もとは韓国の女流マンガ家が描いたマンガだそうで、それも読んでみたいなと思った。
それから今週は納品にまわった。 毎回感じ良く置いていただいている映画館さんにはホントに感謝!である。
そして今日、シネジャが企画展を出している 「女性と仕事の未来館」で大林ちぐみさんのトークショーと 『9時から5時まで』の上映会があるので観に行った。 大林さんのトークショーで、思いがけず我がシネジャを持ち上げてくれて、 とても嬉しかった。 映画も楽に観られるコメディだけど、いろんな問題をはらんでいて、 その後行ったシネジャ次号用のトークも盛りあがった。
それからシネジャスタッフとお手伝いしてくれている方やそのお知り合いの方達と 新大久保の中華カラオケ(?)へ繰り出した。 アジアのカラオケが楽しめる、日本ではないような不思議な空間だ。 料理も本格的。 おのおののファンの曲を入れ、 MYVを堪能(昔のレオン・ライには笑った・・・)して楽しい夜だった。
(みずま)
★ 先週末から香港に行ってきた。なんと行く日の朝に、一緒に行くダンナがギックリ腰になり 一瞬行けなくなるかと思ったけど、幸いたいしたことがなく無事行ってこれた。 香港のことは又別に書こうと思っているが、旧正月前で年末の活気があり楽しかった。
木曜日に帰ってきて、金曜日仕事に行って帰りにはキネカ大森へ。 韓国映画のサイト(とってもお世話になっています)をやっているソチョンさんが司会で、 田代親世さんのトークショーがあったのだ。メインはイ・ジョンジェのデビュー作 『若い男』の無料上映会なのだが、 1回観ているしトークショーが聞きたいのとソチョンさんにご挨拶したいのとで出かけた。 席の隣に、松岡環さんがいらして、しばしおしゃべり。松岡さんと私は、 ユ・オソンとイ・ジョンジェファンという、 あまりいないと思われる剛と柔の組み合わせの好みが一致しているのだ。 田代さんの話はとてもおもしろく、イ・ジョンジェファンも大満足!といったところ。 前々から観たいと思っていた、ジョンジェがブレイクしたと言われるドラマ 「砂時計」を絶対観よう!と思った。 田代さんが言っていた「ヒロインにうしろからショールをかけてあげるシーン」 が是非見たい。 『太陽はない』も、 お金をせびるジョンジェが上手いと言っていたので見なければ! 映画は観ないで帰ろうと思ったが、 「撮影時二十歳そこそこでアノ色気」とかトークでいろいろ言っていて また観たくなり結局全部観たが、 1回目観た時より演技が上手いのが良くわかっておもしろかった。 ソチョンさんにも挨拶できたし、充実した夜だった。
(みずま)