今春の話題作、『友へ チング』がいよいよ4/6から公開されます。 そこで、公開前にふたりの主演俳優の簡単な紹介と、それぞれの役の魅力について 語りたいと思います。
(写真は先日来日した際、取材した時のものです。)
『友へ チング』詳しい映評はこちら
(「『友へ チング』完成披露試写会へ行ってきました!」)
1972年生まれ
92年に芸能界入り。翌年ドラマでデビューと同時に、その端正なマスクで 「韓国の貴公子」と呼ばれ、スターとなる。
97年『敗者復活戦』で映画デビュー。 主な出演作に、97年『ホリデー・イン・ソウル』、 99年『恋風恋歌』、 99年『情け容赦なし』 がある。
ドラマが放送された影響で、ベトナムでも人気があるそう。
歌手としても活躍している。
来日時に取材した時は、映画よりふっくらして「好青年」という感じだった。 今回のドンス役を演じるために、長ーいまつげを抜いたり、声をからしたりしたそうだ。
ドンスは、小学校からの友達ジュンソクの片腕として、いつも2番手の位置にいた。 2番手はイヤだ、ジュンソクを超えたいという思いから、 ジュンソクと対立している組織に入り、いろんな手を使って頭角をあらわしていく・・・。
家が葬儀屋をやっていて、からかわれた時に助けてくれたジュンソクをずっと慕ってきたが、 男として対等にもしくは追い越してみたいという思いからつっぱっているドンス。 ヤクザになってからは誰にも心を開かず、寂しい顔をときおり見せるのがたまらない。 幼い時、皆とあそんだ海を見つめて、楽しかった記憶を思い出し、子分にボソっと その事を言うところがすごくいい。
繊細な男の色気が漂っている。そんなドンスを演じきったチャン・ドンゴン、 これから日本でも人気が出るのでは?
1968年生まれ
92年舞台俳優としてデビュー。 舞台だけでなく、映画・TVドラマの助演クラス俳優として知られていた。
99年『スパイ リ・チョルジン』で初主演。 同年の『アタック・ザ・ガスステーション』の ムテポ(無鉄砲)役が記憶に新しい。 他の主な出演作に、97年『ビート』、98年『スプリング・イン・ホームタウン』など がある。
来日時のユ・オソンは、現在撮影中の次回作『チャンピオン』のために 70年代風長髪にしていてジュンソクとはまるで別人だった。 しかし、あの凄みのある顔はやっぱり健在。 でも笑うとかわいい顔にもなる。
ヤクザの息子に生まれ、幼い時からケンカも強く、皆に一目置かれていたジュンソク。 母親を亡くした時は自暴自棄になり麻薬中毒になったりするが、ヤクザになってからは 子分に尊敬される頼れる男になっていく。両親の葬儀を仕切ってくれたドンスに恩義を 感じていて、ドンスに仲間を殺されてもまだ、「一緒に逃げよう」と助けようとするのだが、 突っ張るドンスに断られ、哀しい選択をせざるを得なくなってしまう・・・。 高校時代、ケンカで退学になってしまった時に、優等生サンテクにポツリと「中学の時、 家出したけど誰も叱ってくれなかった。あの時誰かが本気で叱ってくれたら、 俺はもうちょっとマシになっていたかもしれない」と言うところがあるが、 ジュンソクが心に深い寂しさを抱いていることが良くわかるいいシーンだった。 そんな寂しさを押し隠して強い男であろうとするジュンソクを男気あふれるユ・オソンが 熱演している。特に友人のために「マイウェイ」を熱唱するところは超かっこいい!
★ ふたりの来日取材記事は、次号55号にたっぷり掲載予定です。お楽しみに!
NEWS!
4/6の公開初日に、チャン・ドンゴンの舞台挨拶決定。 詳しくは、『友へ チング』公式サイトで >>> http://www.chingu.jp/