3日目の朝。昨晩は母のいびきの爆音でほとんど眠れなませんでした。どこか具合が悪いのかと思うほどのいびきだったので起こしたら、「いびきなんかかいてた?」思いっきりかいてるよ・・・。なのに朝からツアーに行く母をロッテホテルまで送っていかなくてはいけません。その後姪と汗蒸幕に行く予定だったけど、姪は疲れたのでお昼まで寝るとのこと。宿近くの安国駅から地下鉄で速攻母を送っといて、ダッシュで「シンソンソルロンタン」という牛スープの店へ言って朝食。ここは料理研究家のケンタロウ氏がお勧めの店で、牛から煮出したスープが有名です。白濁したスープにお肉とねぎが入っていて、味は思ったよりあっさりしていました。500円なり。
それからまた地下鉄で新村駅へ。「新村火汗蒸幕(シンチョンプルハンジュンマク)」というサウナが目的です。ここは日本人専用ではなく韓国人が多いということと料金が安い(入場料800円基本コース3500円)ことで決めました。しかーし、地図を持っていったはいいけど、迷ってしまい全くわからなくなってしまいました。何人かに聞いてみたけど、違うところに連れていかれるのです。多分似た名前のサウナだと思うけど、そこではないのです。どうしよう・・・・と思いつつ地元っぽい女の子に聞いてみたら、(切抜きの写真を見て)「わかるわっ」という顔をして手を引いて連れていってくれました。本当にありがたかった。もうあきらめて帰ろうかと思っていたので。ここのサウナは黄土でできているもの、塩をしきつめているもの、石でできているものがあって皆さん好きなサウナに入っては休憩を繰り返しています。時間があれば1日すごせそう。でも今日は目的の汗蒸幕をメインにします。初体験。麻袋をかぶって中へ。熱いとは聞いていたけど、本当に熱い。すぐ近くでドライヤーの熱風をかけられているよう。入って1分もしないうちに汗が出てきました。こわくなっていったん退散。出ては入るのを繰り返していると慣れてきて、出た後にものすごく気持ちよくなってきます。これを毎日やったら確実にやせるでしょう。(やりたい)もっとしたいけど時間がないので垢スリへ。日本語が出来るお姉さんがいますが、一人なので日本人が来たり電話がかかってくるたびに借り出されて忙しそうでした。でもきちんと垢スリ・きゅうりパック・オイルマッサージをしてくれました。お客さんは韓国人のおばちゃんがほとんどのようです。韓国人はおおらかで、お風呂でも隠したりしないと聞いていたので確認したかったのですがホントでした。みんな自分で垢スリを熱心にしていました。帰りに汗蒸幕で熱した玉子(後で食べたらホクホクしておいしかった)を買って駅へ。帰りはスムーズに駅へ行けて、何で迷ったんだろうと思いつつ、姪を迎えに宿へ帰ります。その時乗った地下鉄がちょうど運行していたシネトレインという列車で、車両ごとに照明からイメージから変えて、中央からビデオを吊るし映画や韓国のスターが出ているCMなどを流しているのです。これには驚いたとともに感動! この列車に乗れた偶然に感謝です。
午後からは姪と「食べたいなー」といっていたにんにくチキンの店へ。いまいち場所が良くわからないけど行ってみる事に。「パンポチキン」という名前の店です。地下鉄で漢江を超え、高速バスターミナル駅へ。集めた情報によるとここから地下の商店をぬけて地上に出るのがいいようです。ここの商店街はけっこうおもしろく、途中Tシャツやカットソーが1枚200円の店があり姪が5枚購入。袋にぐちゃぐちゃに入れられたのがカルチャーショックでした。50円ショップもあって、私も大さじを5本購入。(何で韓国で大さじ買ってるんだろう・・・・)そんなことをしながら突き当りで地上へ。誰かに聞きながら行くしかないなーと思い、道行く人に店の写真の切り抜きを見せて聞いてみるけど知っている人がいない・・・・・。またもやあせっていると、そんな私達の様子を見ていた女性が店に電話して道をきいてくれました。そしてどうせその近くに行くからと言って連れていってくれたのです。その人は英語を話せたので、少しおしゃべりしながら歩いたけど結構遠く、暑い日だったので悪くて冷や汗ものでした。そしてっとうとう店に到着。一緒に飲み物でもと言ってみたけど、にこやかに遠慮されて帰られました。本当にありがとうございました。待望のチキンはというと・・・・激ウマでした。今回食べた中でダントツにおいしかった。ローストチキンをぶつ切りにして、カラッと揚げてにんにくソースがかかっているのですが、そのソースが濃厚でヤミツキになる味です。ふたりとも手掴みでペロッとたいらげてしまいました。あー幸せ。(一皿1000円)とりあえず、今回の旅で一番食べたかったものは食べられました。
〜その5へつづく〜