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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
(1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

「パフェちっく!~スイート・トライアングル~」
DVD発売記念イベント「パフェちっく!感謝祭」

2012.04.28 品川ステラボール

Text by Yumi Osawa


2012年4月28日、品川ステラボールにて、『パフェちっく!~スイート・トライアングル~』DVD発売記念イベント「パフェちっく!感謝祭」が開催されました。

『パフェちっく!~スイート・トライアングル~』は、日本で7年に渡り掲載された、累計488万部発行のコミックス原作のドラマ化作品。 大也を飛輪海のケルビン、壱を同じく飛輪海のアーロンが演じています。 2010年12月から台湾で放送開始後、日本でも2011年4月からの放送を皮切りに開始され、現在も好評放送中です。

会場ロビーにはファンの方々から贈られた、色とりどりのお花がたくさん飾られていました。皆さんがどれだけこのドラマを、そしてケルビン&アーロンを愛しているかが伝わってきます。


イベント昼の部終了後に行われた合同記者会見の様子をご紹介します。

会場には、この日の為に、ななじ眺先生が描かれたという大也と壱の等身大のパネルが飾られていていました。先生ご自身も二人の大ファンとの事。

そして、いよいよケルビン、アーロンの登場です。本当に漫画の中から抜け出たような素敵な二人です。


ケルビン:皆さん、こんにちは。私はケルビンです。私は大也です(日本語で)。

アーロン:皆さん、こんにちは。僕はアーロンです。壱です(日本語で)。


Q 昼の部を終えて、日本のファンと会えた感想は?

ケルビン:とっても嬉しいです。特にななじ先生と一緒に仕事をすることが出来たこと、そのドラマを通して台湾の美しい風景や・スポットを紹介することが出来たこと、そして今日、ファンの皆さんと会えたことは本当に嬉しいです。
私達は、時には歌手、時には俳優として皆さんに会いに来ます。いつもファンの皆さんはそんな私達を応援して下さって、本当にありがとうございます。
今日、ファンの皆さんは、ケルビンとアーロンに会いにきたのではなく、ドラマの中の大也と壱に会いに来られたと思っています。それはとても良かったです。

アーロン:本当に面白い(日本語で)。
今回ファンの皆さんと会えて、とても嬉しかったです。皆さんには、ドラマの中の演技を通して、私達の努力をみていただければと思います。私達は原作の中の先生の考え方をきちんと読みとって、それを皆さんに伝えたいと思います。
僕は、本当に漫画の原作の先生を崇拝しています。特にドラマは内容だけでなく、その人物のバックグラウンドや考え方などを、私達を通して演じていきたいと思います。
今回もそしてこれからも、漫画を原作とする作品を演じる時には、まずじっくりと原作を読んで、安心して役を任せて下さいと、伝えたいです。


Q ドラマの撮影で一番大変だったこと、思い出に残ったことは?

ケルビン:大変だったことは、台湾の夏はとても蒸し暑くて、ドラマの大半は室内で撮影されました。音声をきちんと収録する為に、冷房をつけずに撮影したので本当に大変でした。もうひとつは、このドラマを撮影する為に、台北を離れて台湾の中南部に行きました。
台湾のドラマは台北で撮影する事が多いのですが、今回は撮影を通して、台湾の美しい風景を実体験する事ができました。

アーロン:大変だったのは、ドラマの中で風呼をおんぶするシーンがあり、 (ここで、ケルビンから彼女は重かったの?との質問が) 彼女が重かったのではなく、僕自身が足を怪我していたので皆さんが心配してくれました。現場の地面がデコボコしていたので、それが大変でしたが、それ以外は特になかったです。


Q ドラマの中でも出てきた、お薦めや好きなお好み焼きの具は何ですか?

ケルビン:チーズとエビです。シーフードが大好き。ソースはたっぷりで。

アーロン:蟹、鶏肉。(日本語で)


*編集部
お好み焼きに、鶏肉?と思ったのですが、彼らがお好み焼きの作り方を習った先生は台湾人で、日本で勉強され、台湾でお店を開いた方だそう。なので、台湾向けの材料を取りいれたりしたそうです。ケルビン&アーロンは以前、本場大阪のお好み焼きも食べたことがあるそうですが、実際お好み焼きを作った時には、忠実に日本の味を再現したかったそう。


Q 大也と壱は正反対の役柄ですが、自分自身と似ているところと違うところは?

ケルビン:最初オファーがあった時に、この役柄は私達二人に非常に近いと思いました。 僕は、自分自身とてもおしゃべりで、皆さんとこの様にお話する事が大好きです。 一方アーロンは、時々目線が非常に真面目で、壱に近いと思います。

アーロン:二人とも蠍座です(笑) なので、思考回路、考え方も近いですし、相手のことを理解しやすいと思います。


Q ななじ眺先生の描かれた等身大のパネルを見ての感想は?

ケルビン:台湾に持って帰りたいです。材料をみると折れてしまいそうだけど。

アーロン:背が高いから少しくらい折れてもいいんじゃない?(笑)

ケルビン:先生が本当に心を込めて細心に注意を払って描いて下さっています。 ドラマの中で実際に着た衣装や腕時計やブレスレットそっくりです。

アーロン:そうですね。凄い。(日本語で)
ずっと腕時計を見ていました。本当にそっくりです。日本の漫画の先生が、僕達をモデルに描いてくれて嬉しいです。自分自身も漫画の大ファンで、家にも少なくても500冊以上の漫画を持っています。日本の著名な漫画家の先生が、私達台湾の人間を描いて下さって、飛びあがるような気持ちです。嬉しいです。

ケルビン:以前、先生にプレゼントしていただいた肖像画は、家に飾っています。

アーロン:ペットを飼うと、だんだん飼い主に似てくるとよく言いますが、このパネルを持って帰って、よく見て、自分もこの様になるといいなぁと思います。


Q 今回は二人は学生で風呼を取り合う役でしたが、次に共演するとしたらどんな役で?

ケルビン:やはりお互いに奪い合います(笑)
この様なストーリーの展開は、実際、ドラマの中だけでなく現実の中でもあるでしょう。 親友だからこそ、好みも似ているし、好きな人の対象も近いと思います。だから奪い合うんです。どんなストーリーでも、親友・ライバル・敵、どんな役柄であっても、ドラマがテンションを持っていて、その力を感じる事が出来ると良いと思います。

アーロン:現実の中で、もし僕が三角関係に直面したらどう思うかって聞きたいの? (一同爆笑)
そうですね、自分は三角関係に直面しても、男としての独占欲があるので、チャレンジしてみたいですね。


会見は、笑顔の絶えない、本当に二人の仲の良さが伝わってくるものでした。



記者会見に引き続き、「パフェちっく!~スイート・トライアングル~」DVD発売記念イベント「パフェちっく!感謝祭」夜の部にお邪魔してきました。

このイベントは、DVD購入者を招待して、昼の部・夜の部と合わせて1200名の方が参加されたとか。

イベント司会進行は、お笑いコンビのイガイガワ(井川修司・岩井ジョニ男)のお二人。
通訳は、華流ファンにはおなじみのサミュエル周さんです。

ドラマの中にも登場する、お好み焼き屋を舞台とするイガイガワのコントに、ケルビンとアーロンが参加するような形で、イベントは始まりました。
お好み焼きの材料の買出しに出かけた二人が、頼まれた物とは微妙に違う物を買ってきてしまい(「玉子」を買ってきてと頼まれたケルビンが「王子」になって登場したり、「天かす」を買ってくるはずのアーロンが「点火するもの」を買ってきたり)会場の笑いを誘っていました。
そして、小麦粉を買いに行った風呼を探す設定で、二人が客席に降り、会場内を歩き周ったりしていました。この時にラッキーにも二人が近くを通ったり、触れあえたりしたファンの皆さんも多かったのではないでしょうか。
客席には、座席の裏に三種類の「粉」が隠されていて、ラッキーな三名の方にはプレゼントもありました。「片栗粉」と「パン粉」の方には、二人の直筆サインが入ったドラマのポスター、そして見事「小麦粉」の方には、ドラマの中にも登場したマグカップがプレゼントされました。もちろん直筆サイン入りです。

この後、次のコーナーの為に一度退場していたケルビン・アーロンが、ドラマのオープニングテーマでもある飛輪海の『守護星/GUARDIAN STAR』の曲にのって再登場をしたのですが、ここで嬉しいハプニングが!!
アーロンが曲に合わせて歌いだしたのです。
最初はびっくりしていた様子のケルビンも、途中から一緒に歌っていました。
これは完全にアドリブで、司会の井川さんも、もの凄く慌てていた&とてもビックリされていた程のサプライズだったようです。
もちろん、昼の部ではなかったとか。会場の皆さんも大盛り上がりでした。


二人の思わぬ歌のプレゼントの興奮も冷めないうちに、次のコーナーへ。

事前に募集をしていた『ドラマの胸キュンシーン TOP5』が発表されました。

<5位>怪我をした風呼を壱がおんぶするシーン(第8話)
井川さん:重かった?
アーロン:はい・・・(笑)
<4位>ペンションで、大也が寝ている風呼にブレスレットをつけるシーン(第18話)
<3位>オープニングシーン
<2位>図書館で、大也が風呼を後ろから抱きしめて「オレの風ちゃんでいろよ」と言うシーン(第18話)
<1位>「ちゃんと女だよ。オレの中では」というシーン(第6話)

印象に残っているシーンや思い出は?という質問には、

ケルビン:<3位>のオープニングシーンで、アーロンがセット(Lの文字)の上に乗ってしまって、壊してしまい、修理をする事になってしまいました。(ここで、バツが悪そうにセットの陰に隠れてしまったアーロンがとっても可愛かったです)

アーロン:ケルビンの話を聞いていて思い出したのですが、オープニングシーンは大変でした。

ケルビン:長まわしの撮影だったので、体力的にも大変でした。

との苦労話も。


この中から<2位>と<1位>のシーンを再現してみようという事になったのですが、風呼役はいったい誰が・・・? もしかして、会場の客席から選ぶのかしら・・・と思っていたら、なんとカツラで変装したジョニ男さんが登場。(会場からはブーイングも・笑)
ケルビン&アーロンとも、プロ根性をみせて熱演していましたが、やはり、さすがの二人もチョビ髭姿のジョニ男さん演ずる風呼相手のシーンには苦戦していました。


続いて、やはりドラマにちなんで、二人にパフェとお好み焼きを作ってもらおうというコーナー。実際に調理が出来ない為、お絵描きとなりました。

実際の二人は料理をしますか?の問いに、出来ます!と言ったものの、お湯を注ぐだけのインスタントラーメン作り(アーロン)や、水餃子を茹でるだけ(ケルビン)程度のよう。
お絵描きは、ケルビンがお好み焼きを、アーロンがパフェを担当。
自由な盛り付け、トッピングでという事でしたが、ケルビンのトッピングは、ちょっとイモムシにも見えてしまうエビやリボンの様な魚、何故か鮫やお気に入りのチーズ、客席からのリクエストで描いたリアルすぎる蟹などなど。 (ケルビンは何故か蟹のオス、メスの見分け方を披露!)
その後、待ちうけ画面にもなった二人のイラストは、非常に個性的なそして斬新なものでした。


そして最後は『アホなふりして聞いてみよう』という質問コーナー。 OKなら答え、NGなら、なんでやねんと言いながら、何故かハリセンでジョニ男さんを叩きます。

好きな日本女性のタイプは?⇒ OK 

アーロン:飛輪海のドラマを楽しんで見てくれる人。優しくて料理上手な人。

ケルビン:アーロンに言われちゃった。一緒に食べ歩き出きる人がいいですね。


好きな日本の芸能人は?⇒ OK

ケルビン:安室奈美恵

アーロン:同じです。

ケルビン:デビューして20年経つのに、プロポーションをキープして活躍しているのが素晴しいです。初めて見た日本人のコンサートは彼女でした。


キス顔見せてもらえますか?⇒ NG

会場はブーイング。

ケルビン:恥ずかしい~ あなたは、スケベね~(日本語で)


小さい時のあだ名は?⇒ OK

ケルビン:ジャックです。(留学時の時につけられたそう)

アーロン:ローズです(笑)冗談です。フェイマオトェイです。足が速かったので。(日本語で言う韋駄天のような意味だそう。)


一番最近のデートは?⇒ ケルビン:OK  アーロン:NG

ケルビン:2週間前に船に乗り、ハグしました。ドラマの撮影でしたけど。

アーロン:・・・・


日本でデートに連れて行くならどこ?

アーロン:松山です。本当に綺麗なところです。温泉もありますし。

ケルビン:僕は関西方面です。


お気に入りなのか、感謝祭中、終始「Easy~ Easy~」を連発して、かなりご機嫌な様子の二人でした。 また日本にやってきてくれるという嬉しい言葉を残してイベントは終了となりました。 ファンの皆さんも本当に楽しまれたのではないでしょうか。


◆ 『パフェちっく!~スイート・トライアングル~』ノーカット版DVD-BOX I & II 発売中
 希望小売価格:15,225円(税込)
◆ 『パフェちっく!~スイート・トライアングル~』レンタル(全10巻・20話)
好評レンタル中! 発売元:リッツプロダクション 販売元:ポニーキャニオン

ドラマ公式サイト:http://FRHJ.TV/pafe/

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