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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
(1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

チャン・ヒョク
「itTRAVEL」発売記念ファンミーティング

チャン・ヒョク
©フラウ・インターナショナル

2009年12月8日 (火)16時~
於 メルパルク東京

主催:株式会社フラウ・インターナショナル http://www.frau-inter.co.jp/
協力:IHQ.INC


★「itTRAVEL」DVD&写真集

「itTRAVEL」
D V D  JANG HYUK HISTORY
写真集 JANG HYUK PHOTO BOOK
◇ 発売日 2009年12月8日(火)
◇ SET価格 9240円
チャン・ヒョク itTRAVEL DVD チャン・ヒョク itTRAVEL 写真集
【内容】
●DVD「itTRAVEL」JANG HYUK HISTORY
チャン・ヒョクのアメリカ西海岸での旅を収録した初のプライベートDVD!
素顔のチャン・ヒョクの魅力が満載です。
*日本語字幕
*構成 2DVD
*収録時間 DISC 1:約90分 DISC 2:約35分
*リージョンコード 2(NTSC日本国内向け)
*企画・制作 IHQ.INC&NINEPLANNERS.CO.LTD
●写真集「itTRAVEL」JANG HYUK PHOTO BOOK
チャン・ヒョクのアメリカ西海岸での旅を撮影した初の写真集!
素顔のチャンヒョクの魅力が満載です。
*仕様 W200xH300 約100ページ 完全撮り下ろし

映画では、『火山高』(01)、『英語完全征服』(03)、『私の彼女を紹介します』(03)などで日本でもお馴染みの韓国の俳優チャン・ヒョクさん。日本で初めてのDVD&写真集「itTRAVEL」発売を記念して、12月8日に株式会社フラウ・インターナショナル主催でファンミーティングが開かれました。当日は、「itTRAVEL」を購入したファンの方たちが招待され、トークショーやDVDの試写の他、チャン・ヒョクさんからDVDを直接手渡しする握手コーナーなどが繰り広げられました。

●第一部 トークショー

スクリーンに、サンフランシスコ、ラスベガス・・・と、旅へ誘う映像が映し出され、いよいよチャン・ヒョクさん登場。ベージュの革のジャケット、えんじ色のマフラー、グレーのズボン。ちょっと長髪でうっすら髭をはやしたワイルドな雰囲気。

★司会のイ・ユミさんとの会話をダイジェストでお届けします。

チャン・ヒョク
©フラウ・インターナショナル

チャン・ヒョク:温かく歓迎してくれて感謝! 応援していただいて嬉しく思います。昨日まで撮影していて、今日、朝の便で韓国からきました。

― ほとんど寝てない?

チャン・ヒョク:大丈夫! 皆さんとお会いできたので。

― 来日は半年ぶりですが、半年何を?

チャン・ヒョク:「itTRAVEL」の企画で海外に行ったり、「推奴(チュノ)」のドラマ撮影をしたり。

― DVD「itTRAVEL」を一足先に見せていただいたのですが、チャン・ヒョクさん、よく語られる方だなぁ~と。

チャン・ヒョク:語るために生まれてきました。

― なぜアメリカ西海岸?

チャン・ヒョク:チャレンジ、チャンスの土地というイメージ! 30代になり、私もチャレンジしたいと2週間旅をしました。

― 以前にも行ったことがあるのですか?

チャン・ヒョク:以前はぐる~っと回ってきただけ。今回は人々と接して、歴史なども感じることができました。

― 時差ボケは?

チャン・ヒョク:着いてから1日は眠り続けていました。徐々に慣れていきました。スタッフより一日早く着いて、コーヒーを飲んで食事して、昼寝と思ったら深夜まで寝てしまいました。

― これだけは!と持っていったものは?

チャン・ヒョク:家族の写真です。

― 最初に飛行機から降り立った時の気持ちは?

チャン・ヒョク:視野が広くて爽快! 異邦人として感じる違和感も。まったりとした感じで、エルニーニョ現象が自分の中で起こったようでした。

― 一番テンションがあがったのは?

チャン・ヒョク:サンフランシスコのツインピークスですね。旅の5~6日目だったのですが、広大な海を目の前にして、少しホームシックになっていたせいもあって、熱いものがこみ上げるようでした。

― サーフィンをしているシーンがとてもよかったです。

チャン・ヒョク:初挑戦で30回位失敗したのですが、波に乗れた時には爽快でした。

― ウェットスーツが身体にぴたっとして、濡れた髪の毛もぴったり顔にくっついて、少年のように可愛かったですよ。

チャン・ヒョク:失敗して何度もチャンレジするのが楽しかったですよ。

― 言葉が違う中での撮影が一番大変だったのでは?

チャン・ヒョク:自分のアイデンティティを確認する旅でした。

― 食べ物は?

チャン・ヒョク:土地の人たちが好むものや、韓国、日本、タイなどのアジアンフードも楽しみにました。食べ過ぎることなく3食きちんと食べてました。パンを作って食べたり、アイリッシュコーヒーを作ったりもしました。コーヒーにウィスキーを入れるのです。サンフランシスコが朝寒くて、夕方も冷えるんです。

◆ファンとコーヒーブレイク

アメリカ西海岸の旅でアイリッシュコーヒーを作ったことにちなんで、会場のファンにチャン・ヒョクさん自らコーヒーをサーブするというコーヒーブレイクを行うことになりました。「何人でも対応可能!」と言っていたチャン・ヒョクさんですが、席番号を抽選して、二人のラッキーなファンの女性が客席から舞台にあがりました。一人の方は、チャン・ヒョクさんと同じえんじ色のマフラー。まるでペアルックのカップルのようでした。
「これはコーヒーではなくて、僕の気持ちです」と言いながら、コーヒーを注ぐチャン・ヒョクさん。司会のイ・ユミさんも脇に退いてしまって、チャン・ヒョクさんが場を主導し、「日本のラーメンが大好きですが、お薦めのラーメン屋は?」などと二人に聞きますが、なかなか会話がはずみません。「どうもこういったデートに慣れてなくて。演技とは?といった話をしたいところです」と、今度は二人から俳優としての自分に質問をしてもらうことに。「俳優をしていてよかったことは?」と聞かれ、「答えは長く? 短く?」と確認しながら、「短くなら、関心を持って温かく迎えてくれる人がいること」と答えたあとで、さらに長いバージョンで答えます。「いろんなことを考えさせられる、出会いを通じて学んでいける・・・」と、書き留められないほど、長~く真剣に語るチャン・ヒョクさん。「ほんとに俳優をしていてよかった!」という気持ちが伝わってきました。

第一部の最後に、DVD「itTRAVEL」にちなんだクイズが出されます。「サンフランシスコにある貧しい芸術家たちの町は?」という質問に正解した方には、韓国から絵葉書が送られるという素敵なクイズコーナー。
この日のチャン・ヒョクさんは、日焼けして、ほんとにワイルドな感じだったのですが、ドラマ「推奴(チュノ)」の撮影が昨日まで行われていて、馬に乗るシーンが多くて落馬したり、激しいアクションシーンで筋肉痛になったりもしたとか。武術が大好きで、殺陣のシーンでは自ら演出にも加わったと嬉しそうに語るチャン・ヒョクさんでした。

チャン・ヒョクさんが退場し、もうすぐ誕生日だという彼のために、「♪Happy Birthday Dear ヒョギ♪」と、イ・ユミさんの指導によりファン全員で練習。


●第二部 握手&記念撮影、そしてHappy Birthday♪

チャン・ヒョク
©フラウ・インターナショナル

再登場したチャン・ヒョクさんは、眼鏡をかけて、髪の毛を留めて、ちょっとまた違ったインテリっぽい雰囲気。「心の準備はできています」と、ファン全員との握手に臨みます。握手して、DVDを手渡しして、記念撮影をして・・・を何度も繰り返し、ようやく終了して、舞台に再登場したチャン・ヒョクさん。
「握手して、目で挨拶して、心の中で“頑張ります”とか“ありがとうございます”と語り続けていました。一日握手して腰を痛めたりしても、ファンの方たちと心が通い合っている手応えを得られたので、なんでもありません」と、ひたすら真面目です。

ここで、司会のイ・ユミさんが、「ファンの皆さんからプレゼントが・・・」と先導して、先ほど練習したお誕生日の歌の大合唱。手拍子しながら会場を眺めるチャン・ヒョクさんの前に、大きなバースデーケーキが運びこまれます。
昨年も日本でお誕生日を祝ってもらったというチャン・ヒョクさん。
「祝っていただけるのも嬉しいですが、こんなに大勢の方にいらしていただいて声援をいただいて・・・、これからもベストを尽くします」と、感無量の様子。
「ケーキを味見してみて~」と促され、隅っこをちょっと切って食べるチャン・ヒョクさん。「すごく美味しいです!」とお水も一口。

最後に今回のファンミを振り返ってのメッセージ。
「ほんとに大勢の方に見守っていただいてありがとうございます。日本にしょっちゅう来ることはできませんが、こうして交流したことを内面に蓄えて、仕事に臨みたいと思います。皆さんの信頼に応えられるように一歩一歩進んでいきます」
手を振り、投げキッスをして、舞台の袖に消えるチャン・ヒョクさん。
アンコールに応えて再登場したチャン・ヒョクさんは、今度は両手を大きく振って会場のファンに最後のお別れ。
退場した舞台のスクリーンに「ファンの方に伝えたい。ありがとう、そして、見守ってください。責任を持って楽しい姿をお見せします」のメッセージが流れ、チャン・ヒョクさんの俳優という仕事に真剣に取り組む姿を確認したファンミは終了しました。

(報告:景山咲子)


★取材を終えて

司会者からの質問に少し間をおいて答える姿はドラマから受ける印象と違って、シャイでとても真面目な人だと思いました。ファンへの感謝の気持ちを語り、ファンと交流できる幸せを語り、これからも努力して良い作品やファンとの交流を通してお返しができるように頑張りたいと、一つ一つの言葉を選んで話す真摯な態度に誠実な人柄を感じました。また、ファンの方々が握手をしてもらえるという事でおしゃれをしていらっしゃったのがとても微笑ましく、可愛かったと思いました。(溝渕享子)

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