7月23日(木)11:30~
於 ザ・リッツ・カールトン東京
登壇者:竹中直人監督、成海璃子、AKIRA、マイコ、沢村一樹
2008年7月1日に山形でクランクインして8月27日にクランクアップ。撮影開始から約1年経って、いよいよ8月1日から公開されるのを前に記者会見が開かれました。
司会は伊藤さとりさん。
マイコさん、沢村一樹さんに続いて、登壇した竹中直人さんはピンクのド派手な柄のスーツ姿! こんなスーツが似合ってしまうのも竹中直人さんだからこそ。途中で2回つっかかりながら真ん中の席にたどり着き、さらに椅子に崩れ落ちるのもご愛嬌。
竹中直人監督、「たけうちまさとです。 あがってしまって、名前も間違えてしまいました・・・ 最高のキャストとスタッフで、今、ここにいるメンバーを見ても、眩し~いっ!」と、最初の挨拶から竹中節炸裂です。
「隣の派手な方が監督で・・・」と素敵な笑顔(苦笑まじり?)で監督を見守る落ち武者ゾンビ役の沢村一樹さん。
「ど~も! 三太郎デス! 走って、騒いで、逃げて、愛嬌のある役をさせていただきました!」と、すっかり三太郎が気に入り、衣裳も持ち帰り、時々着て一人家で叫んでいるというAKIRAさん。
「とにかくハイテンションで楽しかったので、自然にテンションもあがっていきました」と、歴史研究会顧問の勝先生役のマイコさん。
ゾンビや、跳んだキャラの多い中で、1人普通の女子高生を演じた成海璃子さんは、記者会見でも終始冷静。「1年前を振りかえって、成長したなということは?」と記者に質問されて、「う~ん そうですね・・・ 毎日生きるのに精一杯ですから、成長してるって言われると、う~ん・・・ 常に今を本気で生きているつもりです」と、真面目に答えていました。
山形をロケ地に選んだのは、「女子高生の歴史研究と落ち武者に山形弁がマッチすると思ったこと、食べ物が美味いこと、24時間撮影していても“うるさいっ! この野郎~ 寝れねぇ~”と言われそうになかったこと」と語る竹中直人監督。蝉と蛙がうるさいと言われていて、同時録音するのに困るなぁ~と思っていたけれど、全く静かだったので、お礼に田んぼに行ったのだとか。「1匹デカイ蛙が出てきたんで、“ありがと~”って言ったら、“うん”って。戻っていく蛙にもう1度、“ありがと~”って言ったら、振り向こうとしたけど首がないから体全体で振り向いてくれました」と、ほんとに蛙の振り向く姿が目に見えるよう。「木に1匹蝉がとまってたんで、蝉にも“ありがと~”って。蝉も首がないから、振り向こうとして下に引っくり返ったので、指で掴んであげたら、全身でバタバタしてお礼の気持ちを表わしてくれました」と、どこまでも本気!?
3人の魅力的な男性が揃った合宿の感想を聞かれ、竹中監督は、「沢村さんは、日本のジェレミー・アイアンズ。いつもの“エロ男爵”の沢村一樹はいませんでした」と落ち武者ゾンビを素敵に演じたことを絶賛。沢村一樹さんも「“エロ男爵”の部分をあれだけ封印したのは久しぶり」と答え、「落ち武者ゾンビが汗をかいちゃいけないと思って、あまり皆ともしゃべりませんでした。AKIRAとも現場で2回しか会ってなくて、その後、EXILEのライブに行きたいと思ってチケットを取って貰った時に会ったら、腹筋で鍛えた身体には卵が6つ入っているみたいでした」と、AKIRAさんの男っぷりを明かしてくれました。
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スラップスティック・コメディに憧れていたという竹中監督、「満を持して撮ったという感じ」と自信たっぷり。『ブレードランナー』や『死霊のはらわた』など大好きな映画へのオマージュを散りばめたのだそうですが、「あまりに映画オタクなので、皆さんにわかっていただけるかどうか」と語っていました。さて、皆さんは、この竹中ワールドについていけるでしょうか!?
竹中監督の山形弁まじりのトークに爆笑、爆笑の記者会見も終わって、フォトセッション。「スクリ~~~ムと叫んでください」の声に、いつまでもスクリーム顔の竹中監督。カメラマンから、「監督! 普通の顔でお願いします!」という一幕も。撮影現場でも、監督が一番ハイテンションだったことを感じさせてくれる記者会見でした。