2009年8月3日(月)於 赤坂アークヒルズ、ヘリポート&カラヤン広場
8月5日に『レッドクリフPartII ―未来への最終決戦―』のDVDが発売される直前イベントとして、これまで「レッドクリフ」のプロモーションで1度も来日したことのなかった趙雲役の胡軍が登壇しました。ヘリでの登場、そして、ファン誰でも参加できたカラヤン広場でのトークショーの様子をお伝えします。
昨年の東京国際映画祭では、グリーンカーペットのフィナーレを飾って、ジョン・ウー監督、トニー・レオン、金城武など14名が大行進、2009年4月のPart2公開直前には、大阪道頓堀に矢船を浮かべてのイベントと、派手な演出をしてきた『レッドクリフ』ですが、今回も空からヘリコプターで登場するという華麗な演出。当初、ヘリポートにも一般参加できるとの告知でしたが、危険とのことでヘリポートは取材陣のみに。ヘリが空から降りてくるのを観たい! と、取材を申し込み、期待して屋上に上りました。ヘリ到着前に、取材位置確認の為にヘリポートへ。東京湾、皇居、国会議事堂、新宿御苑・・・ 素晴らしい景色が広がっていました。ですが、プロペラが止まるまでは危険とのことで、階段で待機することに。ヘリどころか、ヘリから胡軍が降りてくる姿も観られませんでした。スタンバイできたところで、先にムービー撮影。その後に、ようやくヘリポートに上って胡軍の勇姿を観ることができました。両脇には、艶やかなチャイナドレス姿の眞鍋かをりさんと優木まおみさん。胡軍、ちょっと照れたような顔で2人をさりげなくエスコートしていました。フォトセッションの時に、せめてヘリから降りてくるフリだけでもしてくださればよかったのですが、ヘリの前での撮影でした。ちょっと残念!
37階から降りるエレベーターの中で、エイベックスのイベントは雨にたたられることが多いという噂を耳にしました。今回も、前日は雨。翌日も雨模様の予報で、1日早くても1日遅くても空から舞い降りるのはダメだったかもとのことで、胡軍は晴れ男!?
カラヤン広場に設えられた巨大ステージに降りると、そこには、“歴女”(歴史好きの女性)の皆さんが赤地にレッドクリフと白で染め抜いた旗を持って胡軍の登場を待ちわびていました。レッドクリフのテーマ音楽が高らかに鳴り響く中、私もワクワクその瞬間を待ちます。ステージ向って右手には、トニー・レオン演じる周瑜との場面写真、左手には、趙雲一番の見せどころ、赤ちゃんを助けて駆けるシーン。
いよいよ、司会の坂上みきさんが登場して、トークショーが始まりました。
司会: ようこそ、歴女の皆さ~ん! 歴女の皆さん、コスプレだって聞いていたんですが、そうでもないですね。2部作エンターテインメントのレッドクリフ、Part Iは、11月1日に、Part IIは、4月10日に公開されました。2009年上半期洋画興業ランクもNo.1。「歴女」の言葉もブームになりました。8月5日にPart IIがDVD発売されることになり、今日は発売直前イベントに、歴女の皆さんに集まっていただきました。まずは、その代表ともいえるお二人に登場いただきましょう!
艶やかな青いチャイナドレスの眞鍋かをりさんと、ショッキングピンクのチャイナドレスの優木まおみさんが登壇。
眞鍋: 歴女パワーに圧倒されています!
優木: 歴史は好きなのですが、もっぱら日本史。『レッドクリフ』を観て、中国の歴史にも興味を持つことができました。
司会: お二人は、好きな武将を語りあったりしているそうですね。草食男子の多い中、肉食女子が増えてるのかな。生身の男じゃ物足りない? 『レッドクリフ』はいかがでしたか~?
眞鍋: 漫画などを見ていて、映画で本物の迫力は出せないんじゃないかと思っていましたが、迫力ありましたね。
優木: 赤壁の戦いをよく知らなかったのですが、カッコイイ男子ばかり! トニー・レオンの周瑜も金城武の孔明も素敵。だけど・・・!
司会: 実際、誰が好き?
眞鍋: 選ぶのは難しいけれど、『レッドクリフ』の中では、趙雲ですね!
司会: これからいらっしゃるから?
眞鍋: いえいえ、赤ちゃんを助けるシーンとか、ほんとに素敵!
司会: 女の人は、子宮にぐっと来るとか・・・
眞鍋: パーフェクトな武将ですね。
優木: 映画の時も大好きでしたが、ヘリに一緒に乗った時にも、2人で挟むような形で坐ったのですが、とても紳士で素敵でした
司会: 試写会での人気キャラクターのアンケートでも、孔明、周瑜を抑えて趙雲が一位だったのですよ。でも、実はこれまで胡軍さんは『レッドクリフ』のイベントに一度もいらしてなくて、今日が初めてなんです。
歴女代表お二人のちょっと長いトークが終わって、いよいよ胡軍の登場! 歓声の中、颯爽と現れた胡軍、ほぼ坊主頭で黒いスーツ、それに黒のサングラスという、ちょっと組員風の凄みもありました。え~サングラス・・・と、思った矢先に、さっとサングラスを外し、またまた、キャ~っという歓声が沸きます。心憎い演出!
胡軍: コンニチワ! お会いできて嬉しい。撮影の関係でこれまで来られなくて、今日は空から来ることができて嬉しかったです。
司会: ヘリの旅はいかがでしたか~?
胡軍: 上空からの景色が素晴らしくて、皇居、相撲部屋(国技館のこと?)、野球のスタジアムも見えました。
司会: ぴったり寄り添うようだったそうですね。
優木: かをりちゃんは高い所が怖かったのですが、胡軍さんが「リラックス、リラックス」と言ってくださって・・・ エレベーターもレディーファーストでした!
司会: 胡軍さん、2人の印象を!
胡軍: ヘリに乗り込んで、女性として怖いというのは、女性らしい反応。2人とも勇気のある方。美女に囲まれて、ジェントルマンになれる機会を与えてくださって、ありがとうとお礼を言いたいです。
司会: どちらか1人を助けるとしたら?
胡軍: どっちも助けられません。あの時は、劉備の奥さんたちが死んでしまって、赤ちゃんを助けるしかなかったのです。(と、難しい質問をはぐらかしました。)
司会: それでは、歴女の皆様からの質問を!
―(ちょっと興奮ぎみの女性)信頼された趙雲と、胡軍さんには共通するところがあると思います。ご自身、趙雲との共通点はどんなところだと感じていますか?
胡軍: 忠と義に厚いところが、俳優にも通じるものがあると思います。
司会: 監督にも気に入られて、棒高跳びのように飛ぶシーンは、後から付け加えられたそうですよ。 それでは、別の方。
― レッドクリフで他のキャラクターを演じるとしたら?
胡軍: とても素晴らしい質問ですね。三国志の中で、関羽と曹操が好きです。三国志演義の中の曹操をご覧になったわけですが、歴史上の曹操は素晴らしい人物です。
司会: 歴女の中でも人気の人物ですね。あと、もうお一人質問を!
― ほんとにお待ちしていました。愛馬パイロンがなついているように見えましたが、実際に?
胡軍: 普段から馬に乗るのが好き。娘も連れて乗馬クラブに通っていますので、馬には特別な思い入れがあります。パイロンは実は2頭いて、現場に入る前に2ヶ月位一緒に過ごしました。大変なシーンもいっぱいあったのですが、馬は交代で、人間は1人で頑張りました。
司会: 赤ちゃんにも馬にも優しいですね。『レッドクリフ』の魅力を語っていただけますか
胡軍: Part IIのDVDを購入しても絶対後悔しないです!(おぉ~ あまりに率直なお言葉! こう言われたら、買うしかないですね~)
ここで、眞鍋かをりさんから花束の贈呈。普通の花束では面白くないので、ちょっと仕掛けを・・・と花束と共に手渡されたのは、おくるみに包まれた赤ちゃんの人形! 本物の赤ちゃんよりぐっと顔が大きくて、胡軍の顔と同じくらい! 赤ちゃんを貰って驚く胡軍、可愛かったです。
眞鍋かをりさんは、仕事の為、先に帰られ、優木まおみさんと2人での囲み取材となりました。
― 今のお気持ちを
胡軍: 映画館でもヒット、DVDもきっとヒットすると期待しています。
― 『レッドクリフ』のイベントでは、初来日ですが感想を
胡軍: とても感じがよかったです。別の作品で来たことはあったのですが、日本に親近感を持ちました。
― 空からいらっしゃいましたが・・・
胡軍: 非常に特別な感じでした。こんなスペシャルなことは初めてでした。
― 優木さんの印象は?
胡軍: 素晴らしいです!
― (スリットが深くて)目のやり場に困りませんでしたか?
胡軍: 顔を見ればいいので・・・
― 見つめられていかがでしたか?
優木: 目が引き寄せられるように素敵で・・
― 映画の趙雲さんと比べていかがでしたか?
優木: 目を見ると趙雲さんと同じで、不思議な感じがしました。役者さんというより、格闘家のようでした。(隣で笑う胡軍) 守ってくれそうです。(胡軍、優木まおみに握手を求める) 「俺について来い!」というたくましい男性が好きなので!
胡軍: 嬉しく思います
優木: 共通点は、忠誠心。それ以上に、立ち居振る舞いが重なる部分があって、とても素敵でした。
― 『レッドクリフ』を改めて観てみていかがですか?
優木: 迫力に引き込まれます。ストーリーもわかりやすいし、恋愛関係などもあって、見やすくて、はまりました。中国の歴史を勉強しようかなと思います。三国志を知らない人にも楽しめる! 是非、観てほしいなと。
― DVD発売にあたって一言!
胡軍: Part Iに比べて、Part IIの方がはるかに見せ場が多いと思います。
― 日本のファンにメッセージを!
胡軍: 久しぶりに日本に来て、お会いできて嬉しい。また、別の作品で再来日することがあればと思っています。
胡軍、囲み取材を終えて立ち去る時、彼を長年応援してきた浦川留さんに笑顔で合図を送っていました。『レッドクリフ』の中では、なんといっても、趙雲を演じた胡軍が一番!と思っていた私。イベントがあることを知ったのも、浦川さんのお陰でした。彼女の地道な応援を胡軍もさぞかし喜んでいることでしょう!
『レッドクリフPartⅡ ―未来への最終決戦―』
スタンダード・エディション
8月5日(水)発売 ¥3,990(税込)
発売元:エイベックス・エンタテインメント
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