2006年11月1日(水) 11時〜11時40分
新宿パークハイアットホテルにて
いつか誰しもに訪れる、大好きな人との別れ…。 4組8人の別れが、切ないのに、心温まる余韻を残してくれる物語『Sad Movie』。 8人が主演という本作の4つのエピソードから、それぞれ1人の主演俳優、チョン・ウソン、 チャ・テヒョン、シン・ミナ、ヨ・ジングが来日し、4人揃って記者会見に登壇しました。
チョン・ウソン、チャ・テヒョンの二人は、このところ足繁く来日していますが、シン・ミナは、『火山高』以来の来日、9歳のヨ・ジング君は、初来日。司会の伊藤さとりさんから、「ヨ・ジング君が楽屋で一所懸命日本語を覚えているようですよ」とお披露目がありました。
日本公開のイメージソングとして、バンドrockwell(黒田学、宍倉聖悟)のカバーによる 「Without you」が流れる中、4人が登場。(オリジナル の「Without you」を若いころによく聴いたのを思い出して、ちょっぴりセンチメンタルな気分になりました・・・)
2006年11月2日(金)夜
場所:お台場シネマメディアージュ
前日の記者会見に引き続き、来日した主演4人の舞台挨拶付ジャパンプレミアがお台場シネマメディアージュで行われました。舞台挨拶に先立ち、シネマメディアージュの吹き抜けスペースにレッドカーペットが敷かれ、2階バルコニーでのお立ち台に始まる、華やかなファンサービスのイベント。スタート予定時間は6時半でしたが、私が到着した5時過ぎには、すでに大勢のファンの方たちが詰め掛けて、場所を確保して待ちわびていました。
予定より10分ちょっと遅れて、いよいよ「お立ち台に登場します」とのお知らせ。しゃがんでいる私には姿が見えないうちに、「きゃ〜っ」と歓声があがります。はっと見上げると、黒いスーツ姿の颯爽としたウソンさまが、手を振っています。続いて、テヒョン君にシン・ミナさんが姿を現しますが、9歳のヨ・ジング君は、手すりに背が届かず姿がちゃんと見えません。ひとしきり観客に手を振ったあと、階段を下りてくる4人。ウソンさまがヨ・ジング君と手をつないで降りてきたのですが、階段脇のファンの人たちと握手するときにも、しっかり手
を握っていました。精力的に握手しているウソンさまのそばで、映画初出演のヨ・ジング君は、ちょっと戸惑っている感じでした。
ムービー取材の方たちに近寄って受け答えしているテヒョン君。相変わらずひょうひょうとした雰囲気です。シン・ミナさんは、黒いシックなワンピースに赤いハイヒール。ヘアースタイルも昨日とはぐっと雰囲気の違うアップで、ちょっぴり大人っぽい感じでしたが、思い切りの笑顔があどけなくて可愛かったです。ようやく、パネルの前でフォトセッションとなりましたが、それもあっというまに終わって、握手攻めにあいながら、消えていく4人。
いよいよ舞台挨拶取材のために、大急ぎで劇場に入りましたが、観客席にすでに座っているのは、関係者のおじさまたちのみ。運よくこの日の席をゲットしたファンの人たちは、もちろんレッドカーペットで彼らを見ようと、外にいた次第。
ファンの方たちが着席して、いよいよ舞台挨拶。司会は伊藤さとりさん。ステージ右手からウソンさまを筆頭に4人が入ってくると、もう、ものすごい歓声です。
なごやかな質問コーナーが終わって、「さて、本日は、チョン・ウソンさんにプレゼントがあります」と、伊藤さとりさん。
別れがテーマの『Sad Movie <サッド・ムービー>』で印象深いのは、別れに伴う涙。涙と切り離せないハンカチについて、ギャガの宣伝担当者の方たちが色々とリサーチしたところ、ジャパンプレミアの翌日11月3日は、日本ハンカチーフ連合会が1983年に制定した「ハンカチーフの日」だと判明。日本ハンカチーフ連合会に後援をお願いしたところ、『Sad Movie <サッド・ムービー>』が涙を誘うものであること、主演のチョン・ウソンさんが昨年公開された『私の頭の中の消しゴム』において、日本における韓国映画興行収入記録を塗り替え、多くの人に涙を流させたことにちなんで、チョン・ウソンさんにベストハンカチスト賞を授与することになったという次第。
日本ハンカチーフ連合会理事長の川辺正二氏が登壇して、表彰状とハンカチで作ったフラワーアレンジメントをウソンさまに贈呈。深々とお辞儀して、受け取るウソンさま。
他の3人にも特別賞が授与され、続いてフォトセッションとなりましたが、今回は、600人のファンの方たちが、ハンカチを振る姿を背景に4人を撮るという設定。(用意されたブルーのハンカチも、もちろん日本ハンカチーフ連合会の提供)4人が舞台を降りたのと入れ違いに、カメラを構える私たちが壇上に上がることになりました。
観客席のすぐそばに立つ4人。ウソンさまやテヒョン君が観客の方を振り返るたびに、どよめきの声があがります。フォトセッションが終わると、観客席の端から端まで、ハンカチで作った花を配り歩きながら、握手をしてまわるウソンさま達。ファンサービスたっぷりのジャパンプレミアで、この日、参加できたファンの人たちは、ほんとに幸せな気持ちでいっぱいになったことでしょう。
ちなみにフォトセッションのときに上がらせていただいた舞台。ウソンさまが立っていた舞台から眺める観客席は、ライトがあたって眩しくて、なかなか一人一人の顔を確認するのは大変でした。けれど、今回もウソンさまは、会場のあちこちに気を配り、アイコンタクトされていて、ほんとにファンの気持ちに応えてくれる方だなぁ〜と感心します。記者会見の時には、きりっとまじめな姿で臨んでいらして、確実に置かれている状況で対応を区別していることに、スターの風格を感じました。
さて、映画上映後には、ウソンさまとテヒョン君が、涙を流している観客の涙をハンカチで拭いてあげるというサプライズも用意されていましたが、さすがにその時間まで待ちきれず、退散してしまったのですが、涙を拭いてもらえたラッキーな涙もろいお客様、さらに感涙だったことと羨ましい限りです。