司会:伊藤さとり
ゲスト:ツイ・ハーク監督、ナンスン・シー(製作&監督夫人)、川井憲次(音楽)、ドニー・イェン、レオン・ライ
ミラノ座入り口からほんの短い花道(?)は両脇に抽選に当たったファンと、カメラを構えたマスコミがぎっしり。たっぷり待ってようやく全員の登場となりました。ようやく撮れた数枚をご覧ください。 会場は満員立ち見あり。ドニー・イェン、レオン・ライのファン席が前方席左右に分かれて、いまや遅しと待ち構えています。大歓声の中、ゲスト登場。それぞれがまず 一言ずつ日本語で(監督は広東語)挨拶してくれたのには驚きました。
ナンスン:こんばんは!私はナンスンです。どうぞよろしく。
監督:(広東語で、と前置きして)大家好!ツイ・ハークです。今晩は楽しんでください。
ドニー:こんばんは!私はドニーです。どうぞよろしく。ありがとうございました。
レオン:こんばんは、私はレオン・ライです。
川井:こんばんは、川井憲次です。最後までゆっくりご覧になってください。
司会:ナンスンさん、監督としてのツイ・ハークさんはいかがですか?
ナンスン:(広東語でいい?と通訳さんに聞いて)ツイ・ハークと私は3つの関係があります。一つはビジネス・パートナー、これは非常に大変です。次に夫として。仕事に忙しくてあまり家庭を顧みません(笑)。3つめは友人として、これが一番です。面白い企画を生かせてもらえるし、そのアイデアを実現する才能も持っています。みなさん彼と友人関係になってください。トモダチ、トモダチ。
司会:世界に向けての武侠映画を作るにあたってのこだわりは?
監督:(広東語)実は私自身が武侠映画の大ファンなのです。監督として、今までにない作品をお見せしたいと考えました。この作品では新しい路線を確立したと思っています。
司会:ドニーさん、久しぶりに日本のファンを前にしていかがですか?
ドニー:(英語)日本のファンは大好きです。非常に情熱的で、いつも私を応援してくれることに感謝しています。
司会:今回ラブシーンや乗馬にチャレンジなさっていますが、大変でしたか?
ドニー:一番難しかったのは、韓国人の役どころだったので、韓国語を話さなければならないことでした。韓国語のセリフを覚えること、初めての乗馬のシーンが、アクションシーンよりずっと大変でした。
司会:(重ねて)ラブシーンは?(会場笑)
ドニー:アイ、アイ・・・、I think・・ 私はラブシーンを撮るのが全く初めてなわけではありません。それまで経験もありますし。作品の中で非常に情熱的なラブシーンを観ていただけると思います。楽しみにしてください。
司会:それではレオン・ライさんです。
レオン:(北京語)まず今日この会場に駆けつけてくださったことにお礼申しあげます。みなさんはきっとツイ・ハーク監督のファンだと思います。私も監督の作品が大好きでこれまでにたくさん観てきました。監督が製作した作品に出た事はありますが、監督される作品に出るのはこれが初めてです。長年の夢が叶って嬉しく思っています。みなさんぜひリラックスしてこの映画を楽しんでください。
司会:撮影のエピソードや思い出に残っていることはありますか?
レオン:大変厳しい環境の中で撮影されました。私達はその中で作品の成功のためにべストを尽くしました。みなさん面白さを味わっていただきたいと思います。
司会:川井さん、曲作りする上で特にこだわった点は?
川井:僕は武侠映画が初めてだったので、アクションシーンはカッコよくしたいなと思いました。監督は、人情的なメンタルな部分を表現したいということで、何度もやりとりして作ったものです。
司会:これからご覧になる方に監督からメッセージを。
監督:私は話したいことは全部作品の中に盛り込みました。観終わった後、皆さんの人生に新しい希望がありますように。
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