司会: ではまず皆さんに御挨拶を頂きましょう。
マイク: みなさんこんにちは、マイク・マイヤーズです。日本初来日です。私は「オースティンパワーズ第三弾」の時も日本にこれなかったので、今回来れたのがとても嬉しいのです。というのも私は幼い頃モデルプレーンを組み立てて作るのが大好きで、その箱を見ると、なんと全部"メイド・イン・ジャパン"だったのです。なので皆さんにお会い出来た事と、日本の国に小さい頃楽しく遊ばせてもらった事を感謝しております。
キャメロン: 去年「チャーリーズ・エンジェル」で来た時にも申し上げたのですが、実は私初めて家を離れて来た所が日本だったのです。16歳の時でした。夏の三ヶ月間を日本でとても楽しく過ごしました。それから14年余り経ちまして、去年帰って来れてとても嬉しかった訳ですが、いつも日本には戻りたいと思っていました。何故なら、私は日本の文化、アート、特に食べ物が好きなのです。そして16歳の時に来た時に、大人の第一歩として日本に来れて、それが私にとっては大きな印象をもっております。私にとって日本とは"詩的なカオス"という感じがするのです。それはとてもいい意味で言っています。いつか映画の仕事を抜きでゆっくり来たいと思っています。ゆっくりお風呂にでも入って過ごしたいと思っています。
濱田: どうもこんにちは濱田です。キャメロンが長かったのでこれくらいにしておきます。(会場笑) いや、僕は別にキャメロンみたいにこの土地に思い入れないんです。東京出て来て、十何年、食べ物も大阪の方が上手いし…。(会場笑)
司会: シュレックの声をなさって2本目ですけど、思い入れは?
濱田: 毎回言いますけれど、難しいんです。マイクの声に合わせてこっちは日本語入れなきゃいけないんで、そういう苦労はあります。
司会: では紀香さん
紀香: はい。このような調子で「シュレック」のプロモーションは毎回どの土地に行ってもすごく楽しくて、とても幸せにお仕事が出来ています。大好きなフィオナ姫を"1"で思い入れを持ってやり、そして"2"でますますフィオナが好きになり、もうすぐ「シュレック2」が公開ということで、今とてもワクワクしています。声の仕事をしていきたいなあと思ったのはこの作品がきっかけだっので、とても感謝しています。
ジェフリー: (紀香に)あと二本出ますので、よろしくお願いします(笑)。 ここ四ヶ月の間に6回来日しております。もう日本食大好きですし−ってキャメロンに合わせていますが、なぜ本当は来ているかというと、実はクロちゃん大好きだからです。 (司会の襟川クロさんの事)ホント、クロちゃんすばらしい!です。
司会: エーッ!?一応見かけはいい女なんですけど。
ジェフリー: 進行をしてください。(会場笑)
司会: では質問のある方
—— 皆さんにお聞きします。「シュレック」の中には面白いキャラクターがたくさん出てきますが、一番好きなキャラクターと、どんな所が好きか教えて下さい。
キャメロン: 私は基本的に猫派なんですね。ですから今回はなんと言っても新キャラのあの"長靴をはいた猫"です。彼の目にはもうメロメロになってしまいました。彼のユーモア、そしてなんといってもあのブーツが魅力的だと思いました。誰もが"長靴をはいた猫"には参ってしまうと思います。私もそうです。
紀香: 私も実は猫を飼っているんで猫派なんです。"長靴をはいた猫"を見ていると、猫を飼っている人にはもう、心をくすぐる表情をしますよね。あれは皆さんにぜひ見ていただきたいと思います。そうそうそう…と頷けると思います。そしてもちろん自分のやっているフィオナも大好きです。なぜ好きかと言うと、強くて優しくて、精神的にも"1"より成長していて、大好きな人を両親に紹介する時に、両親に反対されたらどうしようかな?なんて思い悩む所など共感できるからです。憧れの女性です。
マイク: 僕ももちろんシュレック−と言いたいのですが、冗談です。僕も"長靴をはいた猫"と"ロバのドンキー"が好きです。あの両方が僕の家に来て、一緒に住むのが一番いいんじゃないかな?と思います。
濱田: 僕も実は猫派なんです。 (会場爆笑)
司会: ほんとにー!?
濱田: 小さい時に猫飼ってまして、全然懐かなくて、虐待したことがあります。 (会場笑)でもまあ今回「シュレック」に出ている猫は本当にかわいいです。
司会: 素敵なコメント…
ジェフリー: 僕にとっては"シュレック"というキャラクターが一番大好きなんですね。彼がやはりこの映画の心臓の部分であり、魂の部分であると思います。やはりシュレックの旅が中心になっていると思います。これは前にも申し上げたのですが、すべての人間の中にシュレックらしさ、怪物の部分はあると思いますので、シュレック大好きです。
—— 普通のお芝居とは違う、相手がいなくて演じる声優という仕事にはどのような難しさがありますか?
マイク: 私の場合は最終的に、個々のキャラクターに恋に落ちてしまうと言う事だと思います。なので俳優たち、エディ・マーフイ一やキャメロン、アントニオにではなく、キャラクターたち、ドンキーやフィオナ、長靴をはいた猫、その彼らをどれだけ好きになるか、そしてその世界にどれだけ入り込めるかどうかという事だと思います。僕はそう言う世界に入り込むのが好きなのです。そういう感じでやっています。
濱田: 僕は…、ごめんなさい。そんな事一切考えてなかった!(会場笑)自分の声を合わせないといけないという作業がものすごい大変なんで−僕はもう辞めてもいいかなと思ってます。 (会場爆笑)とにかく難しいですよ、声優って。
ジェフリー: 絶対辞めないでください!
濱田: (笑)だからすごいと思いますよ。そういう気持ちでやっているというのは…。
司会: でも濱田さんのはとってもナチュナルですよ。
濱田: (照れて)いやいやいやいや!申し訳ないほんとに!
キャメロン: 私たちが録音する場合は合わせなくてもいいんです。
濱田: (興奮して叫ぶ)そうやん!知ってた?この人ら喋るだけやでー!?(会場爆笑) そりゃええって言うねん。私と藤原さんはこの人ら喋っているのをごっつ聞きながら、そこに日本語合わせていくんですよー!合わせないちゅーねん!(会場爆笑) もうやり方ないんですもんね。それしかね。難しいですよね。
ジェフリー: 給料アップも考えます。 (会場笑)
紀香: 私も悩みながらやってました。でもとにかくストーリーが面白いし、キャメロンさんやマイクさんの声を聞きながらやっていると、二人と共演しているみたいで、すごく楽しかったです。
—— 濱田さんと藤原さんに質問です。キャメロンさんやマイクさんに日本はどういう風に過ごすと面白いよとおススメしますか?
濱田: いやいやいやいや…面白い所ですか?
キャメロン: カラオケ?
濱田: カラオケも、別にないちゃうの?
キャメロン: カラオケ大好きなんです。すっごいヘタなんだけど、すっごく楽しいです。
濱田: ああ、そうやろね。(会場笑)
濱田: でも食べ物はおいしいですよ。大阪の方が絶対おいしいですけど。 大阪とか行った事あるんですかね?
ジェフリー: 明日行きます。
濱田: 明日行く!?じゃあもう、お好み焼きとかたこ焼きとか食べた方がいいですよ。
マイク: 口調を聞いていると喧嘩しているみたいですけど? (会場笑)
濱田: アハハハ!(笑)
マイク: 僕はもともとカナダ出身で、カナダはむちゃくちゃ食べ物がまずいんです。だからほとんどカナダには食べ物がないと思っています。例えば「今晩カナダ料理を食べたいな」と思う人はいないでしょ? (会場笑)
キャメロン: でもカナダ料理のプーティーンは大好きですよ。
司会: 藤原さんはどこかおススメありますか?
紀香: マイクさんには家族で日本の温泉、温泉スポットとかに行って欲しいなと思います。 キャメロンさんには趣味がサーフィンなので、日本の余り人が居ない所を後でこっそり教えたいと思います。
キャメロン: それは素晴らしい!あとで電話をするので教えてください。
司会: そろそろお時間になりました。今日は本当にナチュナルな素顔でおいでいただきました。有り難うございました。
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