監督・脚本:セディク・バルマク
プロデューサー:セディク・バルマク、上田信、ジュリー・ルブロック、ジュリア・フレイザー
出演:マリナ・ゴルバハーリ、モハマド・アリフ・ヘラーティ、ゾベイダ・サハール
制作:バルマク・フィルム、NHK、ルブロック・フレイザー・プロダクション
配給:アップリンク、ムヴィオラ、NHKエンタープライズ21
原題:OSAMA/2003年/アフガニスタン、日本、アイルランド
★予約購入は定価の22%オフ
★2003年12月NHK BSにて放映の監督インタビュー映像付き
★初回生産分のみアウターケース仕様、公開時パンフレット封入
★詳細はアップリンク公式サイトまで →http://www.uplink.co.jp/
女性の就学・就職が禁じられ、外出さえも制限されたタリバン政権下。少女マリナの家では男たちが皆戦争で亡くなり、今は祖母と母との3人暮らし。生活のためマリナは髪を切りオサマと名乗り、少年になりすまして働きに出る。女であることがばれるのではと怯えながら過ごす毎日が始まった・・・。
復興後のアフガニスタンで初めて撮影された映画である。当初は『虹』というタイトルだった。虹をくぐれば自由になれるという同国の伝承によるもので、少女が虹をくぐり自由と希望に向かうラストシーンになるはずだった。しかし戦時下を思い出しては涙を流す主演少女の姿に、アフガニスタンの悲劇はいまだ終わっていない、今、虹を描くのは嘘になるとの思いを強くした監督は、タイトルも結末も変更した。
長期の戦乱に加え、女であるために課せられる抑圧。常に脅かされ、出口も見いだせない苦しみが切々と感じられる。今アフガニスタンを知るために、これは避けては通れない作品である。
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