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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
(2003.07.08掲載)

女性監督作品、続々公開!

今春から夏にかけて、続々と女性監督作品が公開されている。

現在公開中の作品では

ホーリー・スモーク
ジェーン・カンピオン監督(1999年オーストラリア・アメリカ)
渋谷のシアター・イメージフォーラムにて公開中


ヤアヤア・シスターズの聖なる伝説
カーリー・クーリー監督(2002年アメリカ)
恵比寿ガーデンシネマにて公開中


デブラ・ウィンガーを探して
ロザンナ・アークウェット監督(2002年アメリカ)
ル・シネマにて公開中


おばあちゃんの家
イ・ジョンヒャン監督(2002年韓国)
新宿文化シネマにて公開中


があり、どの作品も見応えのあるものばかりだ。
今後も以下の作品が公開予定なので、見逃さないようにしたい。
沙羅双樹
河瀬直美監督(2003年日本)
河瀬監督の最新作。古都奈良を舞台にした、双子の兄弟の一人を無くした家族の物語。 監督自身、女優として出演もしている。本年度カンヌ映画祭正式出品作品。
7/12〜シブヤ・シネマ・ソサエティにて公開。
初日舞台挨拶予定。詳細は03-3496-3203(劇場)まで。


クローン・オブ・エイダ
リン・ハーシュマン・リーソン監督(1997年アメリカ・ドイツ)
記憶の遺伝子伝達を研究するエミーは、 かの詩人バイロンの娘であり人類最初のプログラマーといわれるエイダとの交信に成功する。 現代に生きるエミーと19世紀のロンドンに生きるエイダは親しく交信を続けるが・・・。
8/2〜新宿武蔵野館にてレイトロードショー。
※シネマジャーナル次号(59号)で、監督のインタビュー記事を掲載予定です!


名もなきアフリカの地で
カロリーヌ・リンク監督(2001年ドイツ)
第二次対戦下、ナチスの迫害を逃れる為にアフリカに渡った一家の少女が、 新天地アフリカでたくましく成長していく・・・。
作家シュテファニー・ツバイクの少女時代の体験をもとに描かれた原作を、 スケールの大きい映像で映画化した。
8月中旬〜(現在公開日未定)シネスイッチ銀座にて公開予定。


クジラの島の少女
ニキ・カーロ監督(2003年ニュージーランド)
「祖先はクジラにのってやってきた」という伝説を信じるマオリ族の一家は、 代々男を族長としてきた。 双子の男女を授かったが、産後すぐに母親と男の子が死んでしまう。 残された女の子パイケアは「この子が男の子だったら・・・」 と言われながら成長するのだった・・・。
マオリ出身の作家の原作を、新進気鋭の監督と『ロード・オブ・ザ・リング』 のスタッフが見事に映画化した。
8月以降(現在公開日未定)恵比寿ガーデンシネマにて公開予定。

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(文:みずま)
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