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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

(2003.6.1本文掲載、6.4. 画像掲載)

Wang Leehom Acoustic Live

ワン・リーホン
写真提供:Sony Music

2003年4月23日、王力宏(ワン・リーホン)のライブが行われた。
これはこの日に発売された日本特別企画盤である 「THE ONLY ONE/ジ・オンリーワン」 を記念してのライブである。 ライブ会場入り口には、彼と映画『SPY_N』 で共演した藤原紀香、 『MOON CHILD』で共演したGacktや、 台湾のビビアン・スーからのお祝いの花が飾られており、会場にはジュディ・オングの姿も。 会場内、多数のマスコミの他には、 抽選で招待されたラッキーな彼のファンクラブメンバー30名もいたそうだ。

私は今までCSの番組などで王力宏の歌を見る機会はあったのだが、「生」で聴く機会は初めて。 会場に用意されてあったワインに少し酔いながら、彼の登場を待った。

そしていよいよライブスタート!
スクリーンに彼のプロフィールが映しだされる。そしてステージに静かに王力宏が登場した。

「ラストナイト/Last Night」
映画『MOON CHILD』の中でも使われている曲。
アコースティックギターを弾きながら静かに歌い始めた。
私はこの時まだ映画を観ていなかったので、この歌がどんな場面でかかるのだろう? と思いながら聴いていた。 素直な彼のボーカルが心に広がった。元々、この曲は彼のデビューアルバムの収録曲。 今とはどう違うのか聴き比べてみたくなった。

「手のひらの涙/流涙手心」
ギターからピアノに移って歌い始めた美しいバラード。
この曲には英語歌詞バージョンの「Mary Says」がある。 こちらは作詞も彼。

「ジュリア/Julia」
パーカッションを加えてのパフォーマンス。
今までの2曲とは違って明るく楽しい感じの曲で、自然に会場から手拍子が起こる。 途中、間奏でピアノからバイオリンの演奏へ移る王力宏。 ビックリすると同時に、なんて多才な人なのだろうとつくづく思ってしまう。

3曲の演奏が終わり、ここでやっと彼のMCが入る。
日本でのCDデビューをとてもうれしく思っている様子がこちらにも伝わってくる。 周りの人すべてに感謝を述べている彼をみて、 彼はきっと多くの人達に愛されてきたのだろうなーと感じてしまった。 この日会場に来ていたらしい?(確認できず)Gacktにもメッセージを送っていた。

「ふるえる心/不要害怕」
再びピアノを弾きながらのバラード。
今日のライブで歌われる曲は全部で5曲と聞いていたので、残りあと1曲。 もっともっとこのここち良い空間に身を置いていたくなった。

「たった一人の君へ/唯一」
いよいよ最後の曲。
そして私が一番楽しみにしていた曲でもある。 なぜなら、この曲は私が知っている彼の“唯一”の歌であり、 このアルバムに日本語で収録されたバージョンもあるので日本語で歌ってくれるのでは? という期待があったからだ。 途中、中国語から日本語の歌詞へ。 そして彼の歌を聴いていると、自然に涙がこぼれてきた。 私はこれまで外国人(中華圏)の歌手が日本語で歌っているのを何度も聴いた事はあるが、 こんなに感動した事はなかった。 そしてこのライブの前に、 CSのニュースで台湾でのイベントで王力宏がこの「唯一」 を日本語で歌っている様子を見たのだが、 歌詞を思い出し思い出し歌っているような感じで、少しガッカリしてしまっていたのだった。 ただ、この日の彼の歌はとてもただ日本語の音だけを覚えて歌っているようには聞こえず、 歌詞がストレートに私の心に響いてきたのだった。

ライブは余韻を残しながらも無事終了。
そして今回は、ライブ終了後王力宏とのMEET&GREETが行われた。
無事ライブを終えて、リラックスした様子で会場の多くの人達と挨拶をかわす彼を見て、 どうしても今日の感動を伝えたくて思いきって声をかけた。 つたない英語で感想を述べると、彼はとても喜んでくれた様で、日本語をまじえて返してくれた。 本当にナイスガイであった。

ワン・リーホン ワン・リーホン

ライブの翌日、さっそく私は 「THE ONLY ONE」を買い求めて聴いた。 改めてこのアルバムを聴いて、もっともっと彼の歌をライブで聴きたいと感じた。 そして、多くの人にもぜひ聴いて欲しいと思った。

王力宏公式サイト(Sony Music Online Japan): http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/WangLeehom/

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(文:大澤ゆみ)
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