女が作る映画誌ー女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
　(1987年8月、創刊号　巻頭文より)　夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
　卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
　普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

第15回東京国際映画祭コンペティション作品

『新・仁義なき戦い−謀殺』記者会見

東京国際映画祭第15回記念大会のコンペティション作品である『新・仁義なき戦い−謀殺』の記者会見が、10月29日の作品上映に先がけて行われた。東京国際映画祭初のやくざ映画ということで話題になったこの作品。監督の橋本一は東映の社員でもあり、これが初監督作品である。ナレーションを俳優の遠藤憲一、音楽を東京スカパラダイスオーケストラが担当している。

橋本一監督
「作品を観て、いろいろなことを思っていただけたらと思います。学生時代に通っていた東京国際映画祭に、監督として参加できたことは、とても感慨深いです」

高橋克典（尾田組若頭補佐　矢萩徹幸役）
「初の仁侠映画で、1000人の子分を抱える役ということで、どうなるか心配だったのですが、素晴らしい監督、スタッフ、キャストに囲まれて、東映京都撮影所で暑い夏を過ごしました。ぜひこの映画を観て、熱い思いを感じてください。東京国際映画祭に参加できたことは、とてもうれしく光栄に思います」