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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

『無問題2』
銭嘉樂(チン・ガーロウ)、李燦森(サム・リー)来日!

岡村隆史、ユン・ピョウ、サム・リー、チン・ガーロウ  サム・リー、チン・ガーロウ  サム・リー、チン・ガーロウ

2月9日、『無問題2』のプロモーションのため来日した2人の会見が、渋谷、 新宿での3回の初日舞台挨拶の後、行われました。 カジュアルな服で若々しい感じのガーロウ監督と、全身を黒でまとめ 大人っぽく決めたサム(へアースタイルは何と坊主頭!)。さっそく質問が始まりました。

日本のファンについて聞かれると、2人そろって「日本に来る度にいつもビックリするけど、 礼儀正しく、そして自分達を応援してくれるファンがこんなにたくさんいてくれることを とても嬉しく思っている」とコメント。また、撮影中のエピソードとして、監督は 「最初は日本人の役者、スタッフと仕事をするということで、 皆とうまくコミュニケーションがとれるか心配だったが、撮影中、 一度も怒ることがなかった」と語ってくれました。

主演の岡村隆史についても、「アクションシーンなど、期待以上の演技を見せてくれて、 才能を感じた」と大絶賛。アクションシーンには元彪(ユン・ピョウ)、 パロディの部分にはプロデューサーの梁徳森(サム・レオン)、 映画全体にはサムのアイディアが使われているそうで、 「この映画のアイディアはチームワークで考えた」と監督は話してくれました。

サムは日本語のセリフに苦労したことや、岡村くんとの共演に最初は緊張したものの、 彼がとてもマジメでプロフェッショナルだったこと、「言葉が通じなくても ボディランゲージなどでコミュニケーションがとれ、よい仕事ができたと思う」 と胸を張って答えました。

チン・ガーロウ  サム・リー

会見中に何度も2人の口から出てきたのは、「撮影中、とても楽しく仕事ができた」 という言葉。特にサムは「撮影終了後、皆と離ればなれになるのがとても寂しかった」 と話していました。

最後にこれからの抱負を聞かれた2人は、「これからもいろいろなことに チャレンジしていきたい。特にドラマをやっていきたい」(サム)、 「監督、俳優と両方の仕事を続け、この『無問題2』もシリーズ化できたら嬉しい」 (ガーロウ監督)と答え、この日の会見は終了となりました。 これからの2人の活躍がとても楽しみです。 (編集部註:サム出演、窪塚洋介主演の『ピンポン』も要チェック!)

サム・リー  サム・リー  サム・リー  サム・リー  サム・リー
いろんな表情のサム・リー

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(文:大澤ゆみ 写真:宮崎、大澤)
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