女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
14号 (1990)  pp. 22 -- 41

セックスと嘘とビデオテープ





『セックスと嘘とビデオテープ』アウトライン

1989年カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞
 同 映画祭 主演男優賞受賞(ジェームス・スペイダー)
 同 映画祭 国際批評家協会賞受賞
U.S. FILM FESTIVAL '89 観客賞受賞

監督スティーブン・ソダバーグのデビュー作である。 かのヴィム・ヴェンダースの絶賛の言葉でさらにハクがついた感だが、 とにもかくにもいい作品であることにはちがいない。 タイトルがそのままこの作品を語り、アメリカの現在のキーワードが そのままタイトルに掲げられている。主要人物は四人。 あまりに身近すぎて彼らひとりひとりに感情移入しやすいのか、しにくいのか、 キーワードのひとつひとつをといていくのも簡単なのか、 難解なのかわかりにくい作品である。

*スタッフ*

監督/脚本/編集…スティーブン・ソダバーグ
製作総指揮…ナンシー・テネンボーム & ニック・ウェッスラー & モーガン・メーソン
製作…ロバート・ニューマイヤー & ジョン・ハーディー
撮影…ウォルト・ロイド
美術…ジョアン・シュミット
音楽…クリフ・マルチネス

*キャスト*

グレアム…ジェームス・スペイダー
アン…アンディ・マクドゥエル
ジョン…ピーター・ギャラガー
シンシア…ローラ・サン・ジャコモ

*スティーブン・ソダバーグ監督*

1963年、ジョージア生。青年期はこの作品の舞台バトン・ルージュで過ごす。 学生時代、社会人になってからも映画と接してきたが、 ロックバンド“イエス”のドキュメンタリー『90125ライブ』 を監督する機会を得、これがグラミー賞のベスト・ミュージック・ビデオに ノミネートされ、その手腕を高く評価された。

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