女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
37号   p.97

劉徳華、日本語曲プロモーションのため来日!

宮崎暁美 (文&写真)



   前号でお知らせしたアンディの日本語の歌 「もう一度抱きしめたい」。この歌のプロモーションのため、アンディが来日した。 いろいろな雑誌にインタビューなども載ったし、ラジオやTVにも出たので、 皆様ご存じのことと思います。黒豹のところでも書いたけど アンディもなんと、ラジオ中国語講座、「アグネスの香港倶楽部」 五月放送分に出演した。しかも、アルバム『愛の鳥』の中から「情末鳥」 が流された(ちなみに六月はBEYONDの「海闇天空(遥かなる夢に)」がかかった)。 ここでは、3/29に渋谷のタワーレコードで行われたファンとの交流会をレポートしたい。

 95年の「アジア地区最優秀人気歌手賞」を香港や台湾のみならず アメリカのビルボード誌でも受賞したアンディ。超多忙ながら日本語の歌に挑戦したのは、 日本のファンがアンディとコミュニケーションするために広東語を一生懸命習ったり、 中国語でファンレターをくれるお礼とか。3/29の“トークショー”は、 四〇〇人近くが押しかけ、会場はぎゅうぎゅうで、熱気ムンムン(ホントに暑かったー)。 ファンからのリクエストで「もう一度抱きしめたい」をアカペラで二小節程歌ってくれた。 それ以上は覚えていなかったのかな(笑)。 ノリノリのファンとの交流会だったけど、質問コーナーでは シネマジャスタッフの羽原も北京語で「日木でのコンサートの予定は?」と質問。 「もしできたら年末くらいに開けたら」と答えていたけど、実現するといいな。 その後はサイン用紙を渡しながらの握手タイム。 やはり、ここでも気さくなあんちゃんぶりを発揮したアンディだった。 ファンの言うことが聞き取れないと、聞き返したりして、丁寧に聞いていたのも印象的。

 そして、なんと「もう一度抱きしめたい」の香港発売のMTVでは スタッフの羽原と読者のNさんがズームアップで映し出される。 実は私も少し映ってる。他にもシネジャの読者がいっぱい(笑)。 このMTVは、去年の東京国際映画祭で来日した時や、録音光景など、 日本に滞在した時の映像をつなぎ合わせたもの。

 この、たった一週間の滞在の間には、数々の取材をこなしただけでなく、 北京語盤の録音まで組込まれていた! アルバム『相思成災』、 この中の数曲は日本で録音している。しかも、歌詞力ードの表紙は 後楽園のそばで撮ったもの! 文京区役所も写っている!。 他にも日本で撮った写真がいっぱい。それにアンディのおとぼけポーズも入った、 日本のファンには特に嬉しいアルバム。

 その興奮も覚めやらぬ、6/1、再び、今度はプライペートで来日。 ファンとのパーティが開かれた。詳しくは読者のお手紙参照。



(写真省略)
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