BY HAPPY RICE FIELD 去年のアンディ、夏の學友についで、この秋は黎明(ご存じ香港・四天王のひとり、 レオン・ライ、地元香港では『リヨン』と呼ばれる)の演唱會へ行ってしまいました。 HAC(Hong Kong Addict Club)主催のツアーです。主催者のMs.モニカ水田、 夏もいっしょだったW小姐・Y小姐、大黎明迷のS小姐など知った顔ばかり。 それにしても華仔ファンの多さときたら…、参加した9人のうち5人はそうなんだから(笑)。 〈リヨンツアーなのにね〉 でも、去年の私だったら、「私にとっては三天王」とうそぶき、リヨンは、限りなく キライに近い興味のなさだったのに…。パッと見派手なアンディやアーロン、 歌唱力では他の追随を許さない學友。比べてリヨンは、さっぱりしすぎて印象薄くて、 地味。それがいつからでしょうか、ジワジワと取り込まれ、ハマれば磁石に 引き寄せられるがごとくです。一種麻薬チックな魅力かも。鼻にかかった甘い低い声は ナイスだし、演技はさりげないし、たよりなげな風情が可愛い、とゲンキンなものです。 メキシコロケの「仙人掌」・教師役の「阿SIR早晨」(TVBのドラマ)は面白かった。 (他の出演作には話題の「堕落天使」「飛狐外傳」「都市情縁」「妖獣都市」等があり) 貴公子然としてる割には踊りがちょっとヘン(かなりヘン!?)なのは笑っちゃいますが、 それが愛嬌だよネ。と、前置きが長くなりましたが、演唱會の報告といきます。 11/2から、27日までの26日間にわたって(2度ほど追加が出たそうな)、 四天王恒例の香港コロシアムで開催。私たちは2日目にあたる11/3と4日目の 11/5の2回を観ました。センターステージじゃなくて、普通の三面のステージ、 握手タイムはなし、などの情報は聞いてたので心の準備はできてたのですが。 やっぱ、四天王は四面じゃなくちゃあねぇ、正面の席だったせいか平面的に見えちゃうのが 惜しいです(前回のLDのジャケットも三面だったけど、どうして?黎明は四面にしちゃ いけないわけでもあるのでしょうか?)それに、なんかダサイ。 唐草模様を彷彿とさせるような緑の布があちこちに張ってあったり、グルグルまわってる ライトはナイトクラブ系だったり。コンサート始まる直前にアリーナ席の人が 総立ちになるほどの騒ぎ、と思ったら観客席にヒョウ柄服の李嘉欣(ミッシェル・リー) が来て、みんないったい何を観にきているんだよー、リヨンに失礼じゃんと思うほどの 大騒ぎ。コンサートでは決して立ち上がらない香港人のくせに、全員総立ちなんだもん。 と、思うまもなくステージが始まります。これがメチャクチャかっこいい斬新な演出。 白の緞帳をスクリーン代わりにスタッフ名がテロップで流れ、例のポケベルのCMを 思わせる近未来チックな映像が5分ほど流れます。緊急事態発生!でガンダムスーツ みたいなのに身を包んだリヨンが、ロケットで打ち上げられてってとこで舞台と ドッキングという、ドキドキするような疾走感のある登場。でもそのロケットから 歌いながら出てくるのが、妙にスローではずしてくれます。曲は「Just For Fun」で (「Everybody Talk About LEON♪」リ・ヨ・ンと観客の声が重なります。 噂のリヨンコールが凄い!!) 表情は最初ちょっと固めかな。初日はメロメロだったっていうし、四天王といえども、 あがっているのかもね。で、2曲目は米米CLUBの「Shake Hip!」のカバー。 ナマでみると一段とおかしい味のあるダンスです。そして「しぃねま〜♪しぃごいま〜♪」 の「一生最愛就是 ここからはオマケです。爽やかなこの季節の香港ですが、映画は、時期が悪いからか、 ホントに映画界がドン底だからなのかわかりませんが、まるっきりの不作でした。 『堕落天使』は終わっていたし、観られたのは、金城武と呉奇隆、楊采[女尼]の 『新紮師兄追女仔』の一本のみです。平日の12:30PMの回だからでしょうか、 私たち以外には客も5人ほどしか入ってなくて、場内の寒さもひとしお。 あくまでも役の上ですが、正当派二枚目のニッキーと三枚目のタケちゃんが、 囮捜査で学生に化けて学校に潜入する刑事モノで、ストーリーはあらためて言うほどでは ありません。ただ、今が旬な美形の2人を観れただけでよしとしました。眼福、眼福。 映画の中で、上司にこの任務がいやだったら、ゲイクラブの捜査があるぞって何度も 言われるのですけど、そっちの話のほうがよかったなー。(笑) ロケ地訪問第一弾、連れてってもらったのではっきりした住所が分からないですが、 (『別冊宝島』の最新版香港特集号に詳しいことが載っているはずです)『欲望の翼』 でアンディとマギーが語り合う、雨の電話ボックス(はないけど)の場所へ行ってきました。 中環のフェリー乗り場近くのバスターミナルで、13番のバスに乗って、終点近くのところです。 私たちは降りるタイミングを逃して、終点から引き返し15分ほど歩いてしまいました。 本当は自動車専用道路で人が入ってはイケナイので車が来るとわきに避難しながら、 大撮影大会となってしまいました。思ったより小さな場所ですが、風情がとても ありますよ。マギーがバスを待つところも、すぐ上です。 そしてまた、ロケ地訪問第二弾として、まだ記憶に新しい『烈火戦車』のバーにも 行って来ました。尖沙咀の新しくできたHMVのそば、アシュレイ Rd. (ネイザン Rd. と平行)にある、『Kingston』というのがそこです。(劉徳華の相棒役、銭嘉楽の お兄さんの銭小豪がオーナーだという話)私たちも夜中の12時頃に行ったのですが、 女性だけでもフラッと入れる健康的なお店です。(20人ぐらいでいっぱいになるくらいの 大きさ)打ちっぱなしっぽい内装や、小さなタイヤでできている椅子がオシャレです。 店内で、大阪から参加の2人のYさんたちと合流。4人で盛り上がってしまいました。 店にいた男の子に、この店は華仔の映画にでてきたんだよ、といっても、たぶん クリスマス映画なんでしょうね、公開前だから(金声戯院でポスター発見)わかって くれなかったみたい。 そして、今回の旅行のラストにとっても嬉しいことが…。私、S姐、Y姐の3人が空港の、 出国審査に並んでいるとき、私たちのすぐうしろに、なっなんと 趙文 |