2012年4月15日、香港カルチャーセンターにて香港電影金像奨授賞式が行われました。今年の焦点はベネチア映画祭で主演女優賞を受賞した許鞍華(アン・ホイ)監督の『桃姐』。13部門ノミネートされている徐克(ツイ・ハーク)監督の『龍門飛甲』と姜文(ジャン・ウェン)監督の『譲子弾飛』が何部門を獲得するのかも注目です。一体どのような結果になったのか、早速レポートしたいと思います。
ここ数年大雨に見舞われた授賞式。去年はびしょ濡れになりながらレッドカーペットを歩いたスター達でしたが、今年は汗ばむくらいの良いお天気でした。
『桃姐』御一行。可愛い中国服風のトップスにロングスカート姿の許鞍華(アン・ホイ)監督。「今日はスカートですね、スカートを履くと何かすごく良いことがあるのでは?」と聞かれ、一緒にいた劉徳華(アンディ・ラウ)が「じゃあ僕もスカートに着替えなきゃ!」と冗談を言ってみんなを笑わせていました。葉德嫻(デニー・イップ)が転んだりしないようにぴったり寄り添って歩く劉徳華の姿はまるで『桃姐』の一幕を見ているみたい。『桃姐』原作者かつプロデューサーの李恩霖(ロジャー・リー、一番左)も一緒でした。
中国音楽界のピアノ王子、李雲迪(ユンディ・リー)もゲストとして登場。許冠英(リッキー・ホイ)はじめ、昨年亡くなった香港映画製作に携わった方々へショパンの「夜想曲」と「英雄」を捧げました。
左上は『龍門飛甲』徐克(ツイ・ハーク)監督夫妻とスタッフの方々。個性的な髪型の方は衣装担当さん。
右上は『譲子弾飛』の姜文(ジャン・ウェン)夫妻とスタッフ達。受賞は衣装賞のみでしたが、俳優・裏方の足並みが揃った全てにおいて素晴らしい作品でした。個人的には小気味良い台詞回し、策略に策略を重ねたストーリー展開、見終わった後の爽快感から『譲子弾飛』に脚本賞を獲って欲しかった・・・。
中国語映画として香港興行成績史上No.1となり、文句なしの中国・台湾映画賞を受賞した『那些年,我們一起追的女孩/あの頃、君を追いかけた』のみなさん。陳妍希(ミシェル・チェン、中央)がドレスの裾を後ろから踏まれて何度も転びそうになり、柯震東(カイ・コー、右から3番目)が支えながら歩くというハプニングも。授賞式が始まってからは会場の客席から「謝謝香港愛我們!!」と一斉に叫ぶなど、とにかく若いパワーがみなぎっていてとても可愛らしいみなさんでした。
「レッドカーペットはこれで終わりです」というアナウンスが流れ報道陣達が移動を始めたものの、事前に劉嘉玲(カリーナ・ラウ)が梁朝偉(トニー・レオン)と一緒に来る、と聞いていた私は腑に落ちない。梁朝偉だけならともかく、劉嘉玲がレッドカーペット歩かないなんてことあるのか?それとも遅刻? と思っていると、司会者が慌てて「まだいました!劉嘉玲と梁朝偉です!!」と叫ぶ。大慌てで持ち場に戻る記者たち。「ごめんね~」と謝る司会者だけど、この2人はみんな撮りたいんだから忘れないでよ~。
トニーは「写真撮ってもらっておいで」といわんばかりにカリーナを笑顔で報道陣の前に送り出し、自分は隅っこでボケーッとしていました。いやいや、トニーさん、報道陣はあなたの写真も撮りたいのですよ・・・。
足早に2人が会場へと移動し、これで本当にレッドカーペットは終了。いよいよ本番です。
レッドカーペットで誰が一番輝いていたかを決めるベストドレッサー賞。丁度この日が誕生日だった舒淇(スー・チー)と2作品で主演男優賞ノミネートの劉青雲(ラウ・チンワン)が受賞しました。舒淇はマーメードラインの黄緑色のドレス。胸元からおへその辺りまでぱっくり割れていてかなりセクシー。これを着こなせる人はなかなかいないでしょう。ちなみに、授賞式の時に着ていた白と紫のチャイナドレスも可愛かったです。
新人監督賞プレゼンターとして壇上に上がった『那些年、我們一起追的女孩/あの頃、君を追いかけた』の九把刀(ジウバードウ/ギデンズ・コー)、陳妍希(ミシェル・チェン)、柯震東(カイ・コー)の3人。
監督の九把刀が主演男優の柯震東に向かって、「君は若かりし頃の僕を演じて(ここで何故か会場から笑いが)、そのおかげで金馬奨の新人賞を獲って、CDも出して、香港での映画の仕事も来た。だから1つお願いがあるんだ。陳妍希にキスしても良いかい?」と爆弾発言。柯震東は映画の中のセリフを引用して「良いけど、その前に僕にキスしてからにしてくれ。」と挑発。・・・すると九把刀、つかつかと柯震東に歩みよって濃厚なキス!
この演出、九把刀と陳妍希の2人で考えたもので、柯震東は何も知らされていなかったとか。報道によると授賞式後、みんなで火鍋を食べに行ったようですが、その席上で「監督の味はどうだった?」と質問されて「さっき洗ってきたよ・・・味?思い出したくも無い・・・」とちょと嫌そうな柯震東が可愛かったです。
新人賞を受賞した蕭敬騰(ジャム・シャオ)は台湾のスター誕生番組「超級星光大道」出身の台湾人歌手。初主演映画の『殺手欧陽盆栽』は曾志偉(エリック・ツァン)と共演、その娘で今回の金像奨の司会である曾寶儀(ボーイ・ツァン)がプロデューサーを務める作品。九把刀原作の「殺手」シリーズを映画化したもので、人を殺さず盆栽をこよなく愛する善良な殺し屋という役どころが、どこかとぼけた感じのするジャムの風貌とぴったりでした。
レッドカーペットでは緊張していたのか素なのか、ロボットのようなぎこちない動きで報道陣にポーズをとっていた彼。インタビューでは言葉少なに答えていた彼でしたが、司会者から「何でもいいから歌ってみてよ」と振られると、これまでとはうって変わって大きな声で「今日は~天気が~良いなぁ~♪」と美声を披露してくれるノリの良いお兄ちゃんでした。
授賞式後のインタビューで「次はカンフー映画に出てみたい」と言った蕭敬騰。授賞式では甄子丹(ドニー・イェン)の後ろの席に座っており、曾志偉から「授賞式中もカンフーの練習してたよな!ドニーの頭にずーっと鉄拳食らわせてたじゃないか」とからかわれていました。
『奪命金』で助演女優賞を受賞した蘇杏璇(ソー・ハンシュン)。もとはテレビを活躍の場としている女優さんなので映画出演はこれで3作目。同作品では投資にあまり詳しくない主婦の役を演じていました。大人しそうな表情の下に、勝負の血が騒いでいる所が香港人らしいと感じさせてくれました。
本人は病気療養中という事で授賞式には来られなかったのですが、電話中継で声だけ登場。お世話になっている病院の方々、今までの役者生活を支えて来てくれた同僚、友達、『奪命金』監督の杜琪峯(ジョニー・トー)に謝辞を述べていました。
ちなみにこの時『奪命金』で主人公を演じた劉青雲が代わりに壇上に上がってトロフィーを受け取ったのですが、何故かちょっと息切れをしている上に黒い箱のようなものを手に持っていました。なんだろう?と思っていたのですが後日謎が判明。
助演女優賞の発表が始まった時、ベストドレッサー賞を受賞した青雲は別室でインタビューと写真撮影の真っ最中。別室で流れていたテレビを見て発表が始まっている事を知り、会場まで全力で走ったとか。手に持っていた黒い箱はベストドレッサー賞の賞品だったのですね。
今回の助演男優賞候補達は甲乙付けがたい素晴らしい演技を見せてくれました。ずる賢い悪徳成金と頭の弱い彼の替え玉という二役を演じた『譲子弾飛』の周潤發(チョウ・ユンファ)だって、ノミネートされてもおかしくないと私は思うのですが、それだけ今回の候補者達はクオリティが高いという事なのでしょう。
さて、並み居る強敵を打ち負かして同賞を獲得したのは『奪命金』の盧海鵬(ロー・ホイパン)。事件のキーパーソンとなる、スケベで調子良いけれど抜け目ない高利貸しの役は、出番は少ないながらも印象的でした。特に、乱れたバーコード頭に見るからにスケベそうな笑顔は役柄の個性とぴったりマッチしていて脳裏に焼きついて離れません(笑)。そんな70歳になるベテラン俳優の彼ですが、助演女優賞の蘇杏璇(ソー・ハンシュン)と同じく、もともとテレビを中心に活動している為映画の出演本数は少なめ。今回が初ノミネート、初受賞となりました。
「何も言う事は無いよ。まさかこの賞を獲れると思ってなかったし。・・・そうだな、俺にマイクを握らせるという事は、長い間頑張ってやっとこの賞を受賞できたくらいすごい事だ」と言ったものだから会場は爆笑。どうやらこのお方、撮影現場等でマイクのテストをする時に決まって下ネタを言っているらしく、周りの人はいつもの放送禁止用語を叫ぶのではないかとワクワク・・・いえ、ヒヤヒヤしていたようです。
主演女優賞はもちろんこの方、『桃姐』の葉徳嫻(デニー・イップ)。ベネチア映画祭や台湾金馬奨はじめ、国内外で5つの主演女優賞に輝き、この香港金像奨でもトロフィーを手にしました。
『桃姐』は劉徳華演じるロジャーの家の家政婦として長年働き続けてきた桃姐が、脳梗塞を患って半身不随になり、迷惑をかけないように老人ホームに入る。いつも仕事仕事で桃姐に世話してもらう事を当たり前に感じていたロジャーが桃姐の有難さに気付き、献身的に彼女の世話をすると言うお話。茶目っ気のある彼女の演技が、映画の雰囲気を明るく暖かいものに変えていました。自分の事は二の次、人を気遣って生きる桃姐の笑顔には映画館で何度泣かされた事か。
「60歳を過ぎてこの賞を貰えて、もうこの壇上に上がる事も無いと思うから・・・なんていうとまるで遺言みたいね。もし劉徳華と許鞍華に出会わなかったらこの機会は無かったでしょう」と前置きしてから、『桃姐』のスタッフやお世話になった方々にお礼を述べていました。
また、葉徳嫻は歴代主演男優・女優賞を紹介するフィルムに合わせて「如果没有你」と「明星」を歌いました。彼女の気持ちのこもった歌声にも感動しましたが、フィルムの最後を『胭脂扣/ルージュ』の梅艷芳(アニタ・ムイ)と『阿飛正傳/欲望の翼』の張國榮(レスリー・チャン)が飾っていた事にもうるっときてしまいました。
下馬評で劉青雲、姜文の呼び声が高かった主演男優賞は、抑えた演技の劉徳華(アンディ・ラウ)が獲得し、『桃姐』親子そろっての受賞となりました。
私はこの人、ものすごいスター性を持っていてどこにいても何をしても輝いている、だからこそ何をやっても劉徳華だな、という感じがしていたのですが、今回の『桃姐』ではその輝きを消し、どこにでもいる平凡な孝行息子ロジャーを自然に演じていました。その普通さが『桃姐』のリアリティを深め、観客の心に染み入っていったのではないかと思います。
受賞を知って大興奮のプレゼンター、呉君如(サンドラ・ン)とは対照的に、ちょっと申し訳なさそうな表情で壇上に上がった劉徳華。
「今回はファン達が僕が手ぶらで帰ってくるのではないかと心配してくれていました。今回僕が受賞できたのは、僕の香港映画に対する貢献の大きさに拠るところが大きいのではないかと思います。審査員の皆様、ありがとうございました。そして、お礼を言いたいのがデニー姐さん。あなたとでなければこの賞を獲れなかったでしょう。そして許鞍華監督。今回僕は演技と言うものをしていなくて、僕がいろいろと動いているところを監督が撮って、それをつなぎ合わせて作品を作ってくれた。だから、(受賞を逃した)編集賞は『桃姐』が獲るべき賞だったはずなんだけどね」
謙虚に話を進めて行って最後に笑いをとるところはさすが(笑)。もうすぐパパになる劉徳華、今年は良い事づくめですね!
過去最多、4度目の受賞となった許鞍華(アン・ホイ)監督。香港映画と言うと多くの人に連想されるのは派手な二丁拳銃やカンフー映画かと思いますが、彼女が撮る香港映画は一般的なごく普通の香港人の生活を淡々と描いていて一見とても地味。だけど、身近な題材を扱っている分現実味が有り、何より監督の《香港》に対する愛が痛いほど伝わってきます。誰にでも起こりそうな、日常生活のささやかな幸せの一場面を、美しく愛情豊かに撮って暖かい気持ちにさせてくれるこの監督の作品が、私は大好き。
受賞のスピーチも、香港に対する愛が伝わってくるスピーチでした。
「この映画は幸運な事に投資家、優秀なスタッフ、観客の支持など多くの方々に支えられてきました。心の中で応援してくれるだけでも私にとってはとてもありがたい事です。もうこの壇上に上がる機会も無いでしょうから、この機会に、私が育ち、教育を受け、奨学金を出して映画の勉強をさせてくれ、インスピレーションも与えてくれて、商売もさせてくれて、美味しいパイナップルパンやミルクティーも有る、この《香港》という街にお礼を言いたい。そして、これからもこの街の為に働いていきたいと思う。」
『桃姐』と『龍門飛甲』がそれぞれ5部門ずつを受賞、『奪命金』と『武侠』が2部門、『譲子弾飛』が1部門を受賞する結果となりました。低コストでも良質な作品を作る許鞍華(アン・ホイ)監督、CG等を多用して完成度の高い作品を作る徐克(ツイ・ハーク)監督、俳優の使い方が絶妙な杜琪峯(ジョニー・トー)監督と、それぞれの監督の個性が顕著に現れた結果だと感じました。
「電影新世代」を謳った今年の金像奨でしたが、それとは裏腹にベテラン俳優ののノミネート、受賞が相次ぎました。蘇杏璇と葉徳嫻は64歳、盧海鵬70歳、劉徳華だってもう50歳。ノミネートされているのも若手の香港人では謝霆鋒(ニコラス・ツェー)くらい。主演女優賞にいたっては葉徳嫻以外は中国、台湾の女優。新人賞も台湾人の蕭敬騰の手に渡りました。もちろん、それらの方々も素晴らしい活躍を見せてくれた事に異論はないのですが、やはり香港映画ファンとしては以前の王家衛時代のようにカリスマ性を持った香港人の若手俳優が出てきてくれないかしらと願うばかり。
とはいえ、香港の映画館の収入は前年より増加しているとか。上映前は全く期待されていなかった某インド映画はたった3館でしか上映していないのに収入が3千万香港ドル。新しい監督、全く知名度の無い役者で撮った『那些年、我們一起追的女孩/あの頃、君を追いかけた』は先にも述べた通り、興行成績新記録を達成。良質な映画を撮れば、観客は自然と集まるのだという事をこの数字は示している、と冒頭のスピーチで曾寶儀(ボーイ・ツァン)が語っていました。
最近、続々と新しい映画館が増えてきている事からも、観客が戻ってきている事が窺えます。既に今年は彭浩翔(パン・ホーチョン)監督の『春嬌與志明』が大ヒット。惜しくも受賞を逃した劉青雲の『追凶』、今回監督賞にノミネートされていた『竊聽風雲2』の麥兆輝(アラン・マック)監督の『聽風者』、そして王家衛監督の新作『一代宗師』がようやく上映されるなど、期待の映画が盛りだくさん。
来年の金像奨を楽しみにしつつ、私も足繁く映画館へ通わなければ!
『桃姐 (A Simple Life)』(原題)
今秋、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
配給:ツイン
赤字が最優秀受賞者
受賞項目 | 候補者(出演作品) | プレゼンター |
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作品賞 | 『桃姐』 | 梁家輝 |
『奪命金』 | ||
『龍門飛甲』 | ||
『竊聽風雲2』 | ||
『讓子彈飛』 | ||
監督賞 | 許鞍華『桃姐』 | 陳可辛 |
杜琪峯『奪命金』 | ||
徐克『龍門飛甲』 | ||
麥兆輝、莊文強『竊聽風雲2』 | ||
姜文『讓子彈飛』 | ||
主演男優賞 | 劉德華『桃姐』 | 吳君如 劉嘉玲 |
劉青雲『奪命金』 | ||
劉青雲『竊聽風雲2』 | ||
姜文『讓子彈飛』 | ||
葛優『讓子彈飛』 | ||
主演女優賞 | 舒淇『不再讓你孤單』 | 黃秋生 |
湯唯『武俠』 | ||
葉德嫻『桃姐』 | ||
高圓圓『單身男女』 | ||
周迅『龍門飛甲』 | ||
助演男優賞 | 王羽『武俠』 | 劉德華 |
秦沛『桃姐』 | ||
謝霆鋒『新少林寺』 | ||
盧海鵬『奪命金』 | ||
曾江『竊聽風雲2』 | ||
助演女優賞 | 惠英紅『武俠』 | 高圓圓 余文樂 |
秦海璐『桃姐』 | ||
蘇杏璇『奪命金』 | ||
桂綸鎂『龍門飛甲』 | ||
劉嘉玲『讓子彈飛』 | ||
新人監督賞 | 曾翠珊『大藍湖』 | 九把刀 陳妍希 柯震東 |
潘源良『出軌的女人』 | ||
葉劍峰『金不換』 | ||
新人賞 | 蕭敬騰『殺手歐陽盆栽』 | 詹瑞文 |
連詩雅『喜愛夜蒲』 | ||
鄭爽『畫壁』 | ||
吳千語『開心魔法』 | ||
盛鑑『龍門飛甲』 | ||
脚本賞 | 陳淑賢『桃姐』 | 甘國亮 |
韋家輝、游乃海、陳偉斌、歐文傑『單身男女』 | ||
銀河創作組、歐健兒、黃勁輝『奪命金』 | ||
麥兆輝、莊文強『竊聽風雲2』 | ||
朱蘇進、述平、姜文、郭俊立、危笑、李不空『讓子彈飛』 | ||
アクション監督賞 | 程小東『白蛇傳說』 | 恵英紅 銭嘉楽 |
甄子丹『武俠/捜査官X』 | ||
元奎、元德、李忠志『新少林寺』 | ||
元彬、藍海瀚、孫建魁『龍門飛甲』 | ||
薛春煒、李忠志『讓子彈飛』 | ||
撮影賞 | 包軒鳴、黎耀輝『武俠/捜査官X』 | 舒淇 張智霖 |
余力為『桃姐』 | ||
蔡崇輝『龍門飛甲』 | ||
潘耀明『竊聽風雲2』 | ||
趙非『讓子彈飛』 | ||
編集賞 | 許宏宇『武俠/捜査官X』 | 舒淇 張智霖 |
David Richardson『奪命金』 | ||
邱志偉『龍門飛甲』 | ||
彭正熙『竊聽風雲2』 | ||
姜文、曹偉傑『讓子彈飛』 | ||
美術賞 | 奚仲文、孫立『武俠/捜査官X』 | 陳欣健 岑建勳 |
奚仲文、劉敏雄『新少林寺』 | ||
奚仲文、劉敏雄『龍門飛甲』 | ||
李仁港『鴻門宴』 | ||
黃家能、于慶華、高亦光『讓子彈飛』 | ||
衣装賞 | 吳里璐『武俠』 | 陳欣健 岑建勳 |
吳寶玲『畫壁』 | ||
賴宣吾『龍門飛甲』 | ||
莫均傑、黃明霞『鴻門宴』 | ||
張叔平『讓子彈飛』 | ||
音楽賞 | 陳光榮『不再讓你孤單』 | 李玟 |
陳光榮、金培達、Chatchai Pongprapaphan『武俠/捜査官X』 | ||
胡偉立、黎翰江、顧鑫『龍門飛甲』 | ||
黎允文『鴻門宴』 | ||
陳光榮『竊聽風雲2』 | ||
主題歌賞 | 錯過了地址『不再讓你孤單』 作詞・作曲・歌唱:王菀之 |
李玟 |
兩心花『出軌的女人』 作曲:恭碩良 作詞:潘源良 歌唱:林憶蓮 |
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迷走江湖『武俠/捜査官X』 作詞・作曲・歌唱:竇唯 |
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悟『新少林寺』 作曲:趙欽、作詞・歌唱:劉德華 |
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水漫金山『奪命金』 作詞:林夕、作曲・歌唱:岳薇 |
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視覚効果賞 | Ryu Hee Jung、黃宏顯、羅偉豪『白蛇傳說』 | 楊冪 彭浩翔 |
翁國賢、姜鍾翊『武俠/捜査官X』 | ||
Christopher Bremble『畫壁』 | ||
Wook Kim、Josh Cole、鍾智行『龍門飛甲』 | ||
黃宏達、謝伊文『讓子彈飛』 | ||
音響効果賞 | Nopawat Likitwong & Traithep Wongpaiboon『武俠/捜査官X』 | 楊冪 彭浩翔 |
金石源『龍門飛甲』 | ||
鄭穎園、林紹儒『鴻門宴』 | ||
曾景祥『竊聽風雲2』 | ||
溫波、王鋼『讓子彈飛』 | ||
中国・台湾映画賞 | 『那些年,我們一起追的女孩/あの頃、君を追いかけた』 | 李少紅 侯孝賢 呉思遠 |
『金陵十三釵』 | ||
『非誠勿擾II/狙った恋の落とし方2』 | ||
『星空』 | ||
『賽德克‧巴萊/セデック・バレ』 | ||
終身成就賞 | 倪匡 (小説・脚本家) | 徐克 |
プロフェッショナル精神賞 | 方浩源(映画写真撮影家) | 洪金寶 |