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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
(1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

『愛の言霊 ~世界の果てまでも~』初日舞台挨拶

美波

(左から金田監督、植野掘、河合、齋藤)

前作『愛の言霊』はBL映画の中で評判も高く、いまだに某巨大掲示板にスレッドが残っているくらいその世界では話題になった作品だが、又一味違ったサラリーマンBLの世界をこの『愛の言霊~世界の果てまでも~』は描いている。主演はいいとも青年隊出身、『テニスの王子様』ミュージカルにもでいていた植野堀まことさん、おなじくテニミュー出演、そしてBL系の映画に出ることが多いが、いまや実力俳優として認められつつある河合龍之介さん、さらに前作の立花役の齋藤ヤスカさんも出演。

8月7日、公開初日のシアターイメージフォーラムにて、舞台挨拶にこの三人と監督が登場。ほとんど妙齢の若い女性で満員になった会場に(河合さんがこの映画館来たことあるけどこれほどいっぱいなのは見たことがないそうな)、この主役の三人が登場すると皆そわそわ、それでも黄色い声がうるさく聞こえるほどではないのはやはり20代以上が対象年齢なのか。

司会の下元あきらさんがとても楽しく見事に突っ込んでくれるおかげで、舞台挨拶は和やかにでも笑いの絶えないものになっていた。開口一番、下元さんはこれから上映するからネタバレはいけないけど、ラスト10分間がこの映画のすべてと言い切る。皆、そのラスト10分間ね~と話を始めるので、試写会未見の私としてはこのあとの上映も見られないので、気になる気になる。まあ絶対にラブシーンに違いないとは想像できたが・・・。 監督は、河合君はBL映画たくさん出ているベテランだから、最後の10分間のラブシーンで、それは違うだろうとは言いにくかったと。さらに前作のラストの二人のシーンと違って、今回は撮影が押して午後くらいの撮影のため、自然光の中でとれなかったと残念がっていた。この監督さんは舞台挨拶に海に行くような格好は、自分とヤスカ、さらにプロデューサーだけと自虐したり、フォトセッションでは三人から外れようとして、監督も入ってといわれると、どうせ自分は切られるのだろう、切らないで載せてと言ったり、中々お茶目さん。

 監督にヤスカなにかやれ!といわれた齋藤くん。河合さんのボタンをはずしだすという美味しい場面が・・・実は3人、シャツの下におそろいのように黒のタンクトップを着ていて、シャツを脱いで見せてくれるという腐女子にはうれしい3ショットをご披露。


河合さんのボタンをはずしだす齋藤君

お返し~と齋藤くんのシャツをはだける河合さん        三人おそろいです       

また主題歌を河合さんが歌っているということで、「CDを帰りに買ってください、手渡しします。とファンに大サービス。

15分くらいの短い時間だったが、間近で彼らを目にしたファンにはとても貴重な時間だっただろう。

個人的に、斉藤くんのサービス精神、受け答えのすばやさに、これからの活躍が期待できそうと思ったのは生の美しさに目がくらんだおばさんの妄想だけではない・・・はず。

この秋は、9月BL映画「純情」も控えており、まだまだBL好きにはたまらない2010年後半になりそうである。


紹介

「愛の言霊~世界の果てまで~」

 BLマンガでは人気のある紺野けい子の原案をもとに、前作「愛の言霊」から3年、広告代理店で働く佐々木(植野堀まこと)は本社からのエリート田村(河合龍之介)に冷たく当たれるがふとした田村の表情が気になりだし何かが変わっていく。そして幼馴染の佐和子のモトカレが田村と知って・・・ 監督は前作に引き続き金田敬、脚本は金杉弘子。

8月7日より、渋谷シアターイメージフォーラムにてレイトショー公開。14日、21日、28日と出演者による舞台挨拶あり。


左から植野掘まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカ

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(取材:美波)
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