オビ文句「人気俳優姜文との命がけの不倫!」にビックリ! てっきり彼ら二人は「純愛」だと思っていたのに。あれっ、どっちが既婚だっけ? 姜文(チアン・ウェン)ってようやくこの四月に初監督作品『太陽の少年』が 公開されるのに、その前にこんな売り文句に使われちゃってイメージ悪くならない? なんて色々なことがぐるぐる頭をかけめぐる。 離婚、不倫、映画スターとしての成功、そしてビジネス界での成功。 「劉暁慶(リュウ・シャオチン)がいなかったら世間はどんなに静かになるだろう」 と言われた彼女、あることないこと報道されて「いっそのこと自分で書いてしまおうと 思うようになった」という。さすが・・・訳者の言うとおり、他にも出版されている 自伝なども合わせて見比べると曖昧な点や、突き詰めるとボロが出てしまうような 嘘もところどころに散見。でもそんな調子の良さも愛らしい?と思わせるのは、 彼女の徳のなせるワザか。 原本が入荷したとき、「映画女優から億万長者になるまで」なんて ミモフタモナイあけすけなサブタイトルに少しうんざり。こんな下世話な本って やっぱり・・売れるんだろうなあって思った。彼女の他にも出ている著作では モノスゴイ写真がいっぱい。映画の役柄に扮した格好、母(祖母?)に 傘をさしかけている孝行娘、実業界で活躍するバリバリの「女強人(キャリア ウーマン)」としての様子などの他に「くつろぎのひととき」というタイトルに見れば お色気たっぷり(死語)のしどけない暁慶! 日本初登場の彼女の訳本では、そんな写真もなく、役に投入しきった彼女の表情のみ。 スキャンダルだらけだけれど、映画界実業界で成功した女性の強みかな、 と思います。 |