関口 治美
96年元気だったのはハリウッドでも香港でもなく日本映画だった。が、その一方で 文句ナシのワースト映画までズラっと並んでしまった。洋画はやや小粒で、誰にでも 薦められる作品がなかなか見当らず、香港映画も返還への関心度と反比例しているよう。 この傾向はどうやら97年になっても変わらないらしく、2世紀目を迎えた映画界の 未来がやや不安にさえ感じられるのだが…。