女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
26号 (1993/8)   p.46

■雑感

R. 佐藤

ぺージがあまりました。おばさんのちょっと一言なんて興味ないかもしれませんが、 近況等お知らせします。


今井正監督がなくなって、今年の秋で三回忌です。咋年の一周忌には、 映画『キクとイサム』の上映と大人になった高橋エミ子さんを迎えてコンサートを開きました。 これをきっかけで、エミちゃんのファンクラブができました。興味のある方は御参加下さい。

今年の秋は、新藤兼人監督を迎えて講演と映画の夕べを開催します。司会は林冬子さんです。 女の目でちくりと…という展開を期待して。映画は『夜の鼓』です。

来年は、佐藤忠男さんに講演していただく予定です。今年お願いしていたのですが、 アジアの映画祭(審査員なのでとのお電話をいただきました。 突然我が家にご本人からのお電話でもうオタオタ。 電話の前でしきりにおじぎしてしまいました)に出席予定とかで来年に持ち越しになりました。


咋年の秋、母の具合が悪いのに椎名誠を光が丘に呼ぶ会を作って、 『うみそらさんご…』の上映と椎名さんの講演を企画。 ここでもファンクラブが(名称は椎名誠の怪しいファンクラブです)結成され、会は大成功でした。 そしてもうけは椎名さんが今撮影中のあひるの映画にカンパ。どんな映画ができるんでしょうね。 ファンクラブは続けられ、集まっては読書会と称して夜中まで飲み会してます。




最近観た映画からひとこと—

皇太子御成婚の日の夜、なんの気なしにつけたNHKで『潮風のサラ』とかいう(メモなく正確でない) アメリカのTVドラマを観てとても感動した。 自分の思うとおりに生きる(女も)大切さを気負いなく大自然の中での生活を通して示していて素敵。 雅子さん、雅子さんの連呼の後だけに妙に新鮮でした。 続編は、夏にもやるようです。ちなみに主演はグレン・グローズです。


『マルメロの陽光』

前知識なく席に座った。(もち、前作は観てるけど)延々と両家 ばかり。いったいどんなドラマがはじまるのかと思って固唾を飲ん でいたのに。絵ぱかり描いてるの。なんじゃらほいと思っているう ち終わってしまった。あの人は有名な画家なのですね。私は俳優か と思った。とてもいい顔してて、素朴でうまいなーと思っていた。 ドキュメンタリーだと知って、凄いと思った。こういうドキュメン タリー映画好きです。


『チャーリー』

家族全員で観にいった。子供たちはチャップリンが好きなのでそれなりにおもしろがっていたけど、 私はいまいち。この夏は『ジュラシックパーク』の先行ロードショーに行くーといってる。 私はちょっと遠慮したい。

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