『プリティ・リーグ』 『ハード・ボイルド』 『課長 島耕作』 |
このコーナーでは、配給会社が眉にツバつけて(?)売ろうとがんばった(ている)映画を その映画のキャッチコピー(茶色表示)もつけて わたしたちが独断と偏見でチェックします。 思わず涙してしまう感動ものあり、頭にくる映画あり、どうにかしてくれ〜としか いえない映画あり。 あなたのチェック度はいかがですか? ご意見・参加をお待ちしています!!!!! |
東京国際映画祭での周潤發さまの舞台挨拶を見逃した私はなんて愚か者。 この『ハード・ボイルド』を一般ロードショーで観ることになってしまった。 私はどちらかというとアクションもの以外の發仔の方が好きですが (『誰かがあなたを愛してる』《←似たようなタイトルつけるんじゃないよ、 フジテレビめ》と『大丈夫日記』が私のベスト2)、 松竹セントラルの3のスクリーンを眺めつつ、やっぱリ發仔は私の理想の男性だ!と、 実物を拝まなかった後悔の念を新たにしたのでした。 發仔はもちろんですが、トニー・レオンもかっこいいこと! 髪型のせいかモックンに似ていた。 内容は近年ますますパワフルな(やりすぎと言えなくもないくらい) ジョン・ウー演出のアクション。銃撃戦の派手さはもちろんのこと、 今回はなんと特撮なしで建物を破壊してしまう。 襲仔が爆破される病院の窓から赤ちゃんを抱えて飛び降りるシーンは 『ダイハード』と『バックドラフト』のパクリだろうか。 でも、今度はハリウッドでウー監督の 『狼/男たちの挽歌・最終章』がリメイクされるし、 監督自身もジャン=クロード・ヴァンダム主演作を撮影中なんだって。 (雀) |
原作を読み切った私としては、いつか映画化されるだろうなと思ってたので、 どの監督で誰が島耕作をやるかとても興味があリました。まあ監督はいいとして、 主役に田原俊彦ときいて初めはがっくり。イメージちがいすぎる!と思い、 観にいくのを躊躇していたのですが、 小誌でファンの多い?!豊川悦司さんがメインキャストに入っているので 観に行った次第です。 当然?!豊川氏は樫村なる人物を魅力的に演じていてまずは満足。 しかし意外だった?!のは、田原俊彦が耕作にはまってなかなかだったこと。 仕事のできる男のイメージには物足りなかったけれど、 耕作の人好きのするいい意味で間の抜けたところなんかは結構よかったんじゃないかな。 演技がさほど上手じやなくても観れちやうのってやっぱリ監督の力なんでしょう。 ストーリー展開も原作のおいしいエピソードをうまく重ね合わせて、 テンポもまずまず。それに脇の俳優陣ががっちりしていて、 特に佐藤慶氏はいつもの存在感で作品を引き締め嬉しい限り。 傑作素晴とはいえないけれど、それなりに楽しめる作品。 ただ、続編を十分におわせるラストが気掛かり。 とりあえず次の京都編は田原"耕作"でいいとしても、 ニューヨーク編はどうするんでしょう。 島耕作って語学が堪能で米国の大手映画会社と取引を成功させちゃうほどの実力の持ち主なんだけどなあ。 まっ取リ越し苦労かな、これって。 (Y) |