女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
15号 (1990.06)   p. 37

ちょっとSHOT

(このコーナーでは映画に関する皆さんの“何でも一言”をお待ちしています)


やっと『トーチソング・トリロジー』観ました。 M・ブロドリックに、あんなに優しく見つめられるアーノルドさんにジェラシー感じたよ! 〈二番、センター、新井〉


暗闇の子供たち』に出てきた嫌味な児童保護官は、土井たか子に顔が異様に酷似してる。 〈社会党に投票したよ〉


生まれてはみたけれど』のなかで、若き日の笠智衆の姿がスクリーンに映し出された瞬間、 「かわい〜!」という女の子の声が場内に響いた。 〈若いコにはかなわない〉


香港パラダイス』の小林薫が好き!! 〈小林薫になら操たてます〉


マグノリアの花たち』の、あの美容室は他にお客は来ないのかな?  美容室はゴシップのたまり場になるもんね。 〈北海道・泰〉


ぼろぼろになりかけた『カミーユ・クローデル』の前売券をつい最近人に安価で売ったのは私です。 〈ル・シネマが嫌いだけど行かざるを得ない悲しい性の私〉


浅草世界館/飯田橋くらら/観光文化ホール/中野ひかリ座/小岩あんぐら劇場 /日暮里金美館/鵜の木安楽座/かもめ座/横浜光音座   こうやって並べてみると、ポルノ映画館はオシャレな名前が多い。 〈さつき〉


竹橋に移ったフィルムセンターへ三六〇円で映画を観にいって隣のおじいさんにオナラされた。 〈かなりツライ思いをしました〉


とんでもない映画を観たとき、「一六〇〇円返して欲しい」と思うけれど、 いろいろ迷って『もうひとつのラブストーリー』を観たときは、 マジメに二〇〇〇円返して欲しい気分だった。 〈大好きなデボラだけじゃだめ〉


鈴木清順の紫授褒章なんて、『ツィゴイネルワイゼン』と『陽炎座』 しか観ていない人が選んだとしか思えない。 後で、それ以前の映画を観て怒らないか心配。 〈新御茶ノ水駅の通路で、監督とすれちがった女〉


非情城市』のチケットを母の日にプレゼントしたワタシは、大変な孝行娘です。 〈自画自賛〉


アビス』を、全く予備知識なしで観に行った。どういう展開で話が進むのか、 ドキドキしながら観てとてもスリリングだったけれど、私は閉所恐怖症。 閉ざされた場所や、狭い場所は大嫌い。海の底もその範疇に入るので 観ながらとても息苦しくて、何度も溺れ死んだ気分になった。 全体的にリアルで良くできてたけど、あれって、“未知との遭遇・海底篇”だよね。 〈ぷんた〉

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