女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
12号 (1989.08)  pp. 50 -- 51

気になる あの人

◇ジャン=ユーグ・アングラード◇

(Jean-Hugues Anglade)


▼推薦者 瀬那
 思い入れ度  ★★★★


▼推薦の言葉  熱狂的に好き好き好き!!というよりも、「何て素敵な男の人だろう」って感じの人。 魅力的という言葉が本当に似合うのは、こーゆー人ではないだろーか、と思う。

▼フランス人。1955年7月29日生。獅子座。10代の頃は音楽少年で、 ジミ・ヘンドリックスに心酔し、〈ジプシーズ〉というバンドを組んでプロを目指していた。 75年から5年間、パリのコンセルヴァトワールで演劇を学ぶ。 83年、映画出演2作目の『L'homme blesse』でセザール賞最優秀新人賞受賞。 85年『サブウェイ』で助演男優賞、 86年『ベティ・ブルー』で主演男優賞にノミネート。舞台の演出もする。


[フィルモグラフィー}
L'indiscretion (82)、L'homme blesse (83)、La Diagonale du fou (84)、 サブウェイ(85)、ベティ・ブルー (86)、Maladie d'amour (87)


[推葛者への質問]

  1. 初めて出会った作品は?
  2. この企画に際して見た作品は?
  3. 一番好きな作品は?
  4. 演技力はあると思う?
  5. この人のどこがズバリ、好き?
  6. この人がメジャーになったら、どう思う?
  7. これからやってもらいたいと思うキャラクターは?
  8. 最後に言いたいことを、自由にどうぞ

[回答]
  1. 『サブウェイ』。クリストフ・ランベール(クリストファー・ランバート)が好きで、 イザベル・アジャーニも出る!!ってんで観に行ったのが、運のツキ。 この1作で私はすっかりリュック・ベッソンの虜になりました!!  『サブウェイ』には、いろんなヘンな、でも魅力的な人達が出てましたが、 中でも目をひいたのが、ドラムススティック男・ジャン・レノと、 スケート小憎のジャン=ユーグ・アングラードでした。 地下鉄のホームや、迷路の様なワケのわからん、チャドが出てきそうなトコロをスーイスイ、 シャーッとスマートにスピーディーに滑りまくっていて、とってもカッコ良かった!

  2. 『サブウェイ』、『ベティ・ブルー』

  3. ほーっ、としてしまうのは、『ベティ・ブルー』だけど、 好きなのは『サブウェイ』の得体の知れない役。 作品的にも『サブウェイ』は、好きでたまらない。

  4. そりゃあ、もう!!『サブウェイ』のミステリアスな颯爽、 『ベティ・ブルー』の究極のやさしさは、タダ者ではない!  それに!こーゆー自慢の仕方は好きじゃないけど、何たってセザール賞ですよ!

  5. 『ベティ・ブルー』を観た時は、「フランスのミッキー・ローク!」 って思ってしまった(ミッキー・ロークはあれほどやさしくないけど)。 やさしい顔が好きだけど、痩せていながら肉体美の、あのカラダつきも好きです。 (これは大学生の女のコの意見で、私も大賛成してしまった)

  6. 大いにうれしい! でも、ならない人かもしんない。 それでもいいけど。

  7. ホモセクシャル、だけど女にすごくモテてしまう役。

  8. 今、すごいメンバーでCMに出てるので、M・ローク現象同様、 ホントに突然メジャーになんないかな、とも思うけどあのCM見て熱狂する楽しみは、 秘かにとっておきたいって気もしてる。 それにしてもあのCMのジャンは、『サブウェイ』とも『ベティ・ブルー』とも、 まるで違ったノリの彼で、とてもイイ!
    もっとたくさん、彼の出る映画が観たい!!


[オマケ] 瀬那様.ジャンーーユーグ・アングラードの新作は、 『インディアン・ノクターン』(アラン・コルノー監督) という作品だそうです。(M)

IMDbの Jean-Hughes Anglade のページ



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